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デビットカード可の格安SIMを比較

2018年12月7日更新

デビットカード可の格安SIMを比較しています。デビットカード可の格安SIMは決して多くありませんが、幸いにも大手MVNOのものばかりで、中小MVNOのものを選ばざるを得ないような状況にはなっていません。

デビットカード可の格安SIMなら、審査が厳しいクレジットカードが作れなくても、審査がほとんどないに等しいデビットカードさえ作れればいいので、簡単に申し込みができます。

ただしデビットカードはクレジットカードと違って、料金が請求されてから実際に引き落とされるまでの猶予がなく、家計のやりくりが多少厳しくなるという側面もあります。その点には注意しておきたいところです。

ここでいうデビットカードとは、J-Debitの機能しか持たない単なるキャッシュカードのことではなく、VisaデビットカードやJCBデビットカードの機能を持つキャッシュカードのことです。

それもVisaデビットカードやJCBデビットカードなら何でもいいというわけではなく、月額料金の支払いに対応しており、なおかつMVNOによる決済が拒否されていないものでなければなりません。

これから格安SIMのためにデビットカードを作るなら、楽天銀行のVisaデビットカードやJCBデビットカード、あるいはスルガ銀行のVisaデビットカードあたりをおすすめします。

デビットカード可の格安SIMといえば、楽天モバイルです。楽天銀行とスルガ銀行のデビットカードで支払いができます。入会特典が豪華で、プランによっては数万円のキャッシュバックが受けられることもあります。

ちなみに楽天モバイルは口座振替でも支払いができますが、それだと月額100円(税別)の支払い手数料が掛かるので、出費がかさんでしまいます。なるべくデビットカードで支払いをするようにしてください。

楽天モバイル

楽天モバイル

楽天銀行、スルガ銀行のデビットカード可の格安SIM

楽天モバイルのサイトには、楽天銀行かスルガ銀行のデビットカードで支払いができることが明記されています。このようにMVNOが、デビットカード可の格安SIMであることを公にするのは、なかなか珍しいことです。

楽天銀行かスルガ銀行のデビットカードは、それぞれいくつか種類があります。しかし使える種類が限られているわけではないので、これからデビットカードを作るなら、どれを選んでも問題はありません。

端末代金の分割払いは、デビットカードではできません。ボーナス払いやリボルビング払いなども同様です。デビットカードで支払いをするなら、必然的に一括払いをすることになります。

注目のプランは、スーパーホーダイといういわば全部入りのプランです。楽天会員割、ダイヤモンド会員割、長期割などの特典が適用されれば、基本料金が大幅に安くなります。

この他にもさまざまな入会特典が用意されており、多いときは1万円以上もの還元が得られることもあります。スーパーホーダイの特典と同時に適用されることもあるので、積極的に狙っていきたいところです。

楽天モバイル

mineo

だいたいのデビットカード可の格安SIM

mineoのサイトには、デビットカードは登録できない場合があると記載されています。しかし実際には、月額料金の支払いができるデビットカードを登録できることが分かっている、デビットカード可の格安SIMです。

特定のデビットカードしか使えないわけではありませんが、かといってあらゆるデビットカードが使えるとも限らないので、デビットカードを持っていない場合に、どのデビットカードを作るべきか迷ってしまうかもしれません。

これについては、月額料金の支払いができるものなら、おおむね使えるものと考えてください。デビットカードの定番である、楽天銀行やスルガ銀行あたりのデビットカードを選べばいいでしょう。

ちなみにmineoは未成年でも契約できます。18歳以上で、保護者の同意を得ていることが条件です。デビットカードで支払いができることも相まって、未成年者にとっての、数少ない選択肢の一つとなっています。

基本料金は高くも安くもないという感じですが、複数回線割か家族割が適用されれば、それなりの安さになります。思い切って、家族で乗り換えることを検討してみてもいいかもしれません。

mineo

OCN モバイル ONE

三菱UFJ銀行、りそな銀行、楽天銀行などのデビットカード可の格安SIM

OCN モバイル ONEのサイトにはデビットカードに関する記述がなく、一見するとデビットカードで支払いができないかのような印象を受けますが、実際にはデビットカードで支払いができることが分かっています。

確認が取れたのは、楽天銀行、スルガ銀行、あおぞら銀行、イオン銀行、近畿大阪銀行、埼玉りそな銀行、ジャパンネット銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行のデビットカードです。他にも使えるものがある可能性があります。

月額料金の支払いができるVisaデビットカードやJCBデビットカードなら、おおむね使えると考えてください。ただし発行開始から間もないものは使えない可能性もあるので、過信は禁物です。

OCN モバイル ONEは何といってもNTTグループの格安SIMなので、その信頼性は抜群です。信頼性、安全性、ブランド、サポート体制といったものを重視するなら、OCN モバイル ONEで決まりです。

費用対効果の高さもなかなかのものです。OCN 光 with フレッツや050 plusなどとのセット割引があるので、それらと併用すれば、他のデビットカード可の格安SIMよりも割安になることがあります。

OCN モバイル ONE

ロケットモバイル

だいたいのデビットカード可の格安SIM

ロケットモバイルのサイトには、デビットカードについて何ら制限を設けていない旨が記載されています。つまりデビットカードの発行元が決済を拒否していなければ、デビットカード可の格安SIMということになります。

月額料金の支払いに対応している、VisaデビットカードやJCBデビットカードなら、おおむね登録できます。月額料金の支払いができないJ-Debitは、当然ながら使えません。

MVNOとしての規模が小さいにもかかわらず、不払いなどのトラブルが多そうなデビットカードを受け付けて、経営に支障を来すことはないのだろうかと、余計な心配をしてしまいますが、利用者としてはありがたいことです。

格安SIMとしての特徴は、ずばり基本料金の安さです。そのままでも十分に安いのですが、会員登録や資料請求などのお手伝い案件をこなすと、ロケモバポイントが還元され、さらに安くなります。

しかし安さと引き換えに、多くの欠点も抱えています。例えば通信容量の3日制限があること、通信容量を追加できないこと、かけ放題オプションがないことなどが挙げられます。

ロケットモバイル

NifMo

だいたいのデビットカード可の格安SIM

NifMoではデビットカードを使えない場合があるとされています。これはデビットカードを使える場合もあるという意味に受け取れるので、デビットカード可の格安SIMということになります。

どの銀行が発行している、どの種類のデビットカードが使えるのかは、明らかにされていませんが、月額料金の支払いができるVisaデビットカードやJCBデビットカードなら、おおむね使えるはずです。

商品配送時の端末代金の支払いにも、デビットカードが使えます。ただし分割払いやリボルビング払いはできず、一括払いのみです。デビットカードで支払いをすると、その場で代金が引き落とされます。

基本料金はそれほど安くありませんが、月額数百円相当のWi-Fiスポットが無料で使える特典があるので、格安SIMとWi-Fiスポットのセットとして考えると、むしろ安上がりともいえます。

NifMo バリュープログラムという会員専用のサービスがあり、提携ショップで買い物をしたりアプリをダウンロードしたりすると、NifMoの基本料金が割引になります。これをうまく活用したいところです。

NifMo

インターリンクLTE SIM

インターリンクLTE SIMのサイトにはデビットカードについて、発行元に決済を拒否されることがあるという注意書きがあります。拒否されることがあるということは、拒否されないこともあるということです。

デビットカードが月額料金の支払いに対応しており、なおかつその発行元がインターリンクの決済を拒否していなければ、インターリンクLTE SIMの支払い方法として、クレジットカードの代わりに登録できる可能性があります。

ちなみにインターリンクLTE SIMの支払い方法は、クレジットカードおよびデビットカード、口座振替、NTT電話料金合算のいずれかですが、後ろの二つは法人向けということになっています。

インターリンクLTE SIMの最大の特徴は、SIMカードに固定IPアドレスが付与されることです。基本料金は高めですが、固定IPアドレス付きの格安SIMとしてはこれでも安い方です。

一応は未成年でも契約できるので、デビットカードしか持っておらず、成人してないという状況では、このインターリンクLTE SIMも、デビットカード可の格安SIMの候補になる可能性があります。

デビットカード可の格安SIM 料金比較

※表内の金額は税別

通話プラン

容量安値次点
なしロケット D楽天
948円1250円
500MBmineo Amineo D
1310円1400円
1GBロケット D-
1250円-
2GBロケット D楽天 D
1300円2980円
3GBロケット Dmineo A
1400円1510円
5GBロケット DOCN
1800円2080円
6GBOCNmineo A
2150円2190円
7GBNifMoロケット D
2300円2400円
10GB楽天OCN
2960円3000円
13GBNifMo-
3500円-
14GB楽天 D-
5980円-
15GBOCN-
2500円-
20GBmineo Aロケット D
4590円4670円
24GB楽天 D-
6980円-
30GB楽天mineo A
6150円6510円

楽天モバイルの2GB、6GB、14GB、24GBのプランは、実際には楽天会員割などでさらに安くなることに注意してください。ロケットモバイルは基本料金こそ安いものの、通話料金を抑える手段に乏しいのが気に掛かります。

SMSプラン

容量安値次点
なしロケット D楽天
448円645円
500MBmineo Amineo D
700円820円
1GBロケット Dインター
740円1490円
2GBロケット D-
840円-
3GBmineo Aロケット D
900円990円
5GBロケット DOCN
1350円1500円
6GBOCNmineo A
1570円1580円
7GBNifMoロケット D
1750円2000円
10GB楽天OCN
2380円2420円
13GBNifMo-
2950円-
15GBOCN-
1920円-
20GBmineo Amineo D
ロケット D
3980円4100円
30GB楽天mineo A
5520円5900円

こちらもロケットモバイルが相変わらずの強さを見せていますが、mineoのAプランはSMSオプションが無料ということもあり、3GBプランではmineoがロケットモバイルを上回るという結果になりました。

データプラン

容量安値次点
なしロケット Dロケット S
298円398円
500MBmineo Dmineo S
700円790円
1GBロケット Dロケット S
590円790円
2GBロケット D-
690円-
3GBロケット D楽天 D
mineo D
OCN
NifMo
840円900円
5GBロケット DOCN
1200円1380円
6GBOCNmineo D
1450円1580円
7GBNifMoロケット D
1600円1850円
10GB楽天 DOCN
2260円2300円
13GBNifMo-
2800円-
15GBOCN-
1800円-
20GBロケット Dmineo D
3950円3980円
30GB楽天 Dmineo D
5450円5900円

とにかく安いのはロケットモバイルです。7GBプランはNifMoより高いものの、それ以外のプランはすべて他よりも安く、デビットカード可の格安SIMの中でも頭一つ抜けているという印象を受けます。

デビットカード可の格安SIM 仕様比較

キャリア

項目
楽天
mineo
OCN
ドコモ
au-
ソフトバンク--
ワイモバイル---
項目
ロケット
NifMo
インター
ドコモ
au---
ソフトバンク--
ワイモバイル---

mineoはドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応しており、楽天モバイルはドコモとauの2キャリア、ロケットモバイルはドコモとソフトバンクの2キャリアに対応しています。他の格安SIMはいずれもドコモ回線です。

割引

項目
楽天
mineo
OCN
初月無料--
セット割-
家族割--
ポイント還元-
項目
ロケット
NifMo
インター
初月無料
セット割--
家族割---
ポイント還元---

楽天モバイルは楽天会員やクレジットカードとのセット割引があり、OCN モバイル ONEは固定回線やIP電話アプリとのセット割引があります。mineoにはセット割引こそないものの、複数回線割と家族割があります。

支払い方法

項目
楽天
mineo
OCN
クレジットカード
デビットカード
LINE Pay カード---
口座振替-
振り込み---
項目
ロケット
NifMo
インター
クレジットカード
デビットカード
LINE Pay カード---
口座振替---
振り込み---

デビットカード可の格安SIMだけを取り上げているので当然ですが、これらはいずれもデビットカードに対応しています。楽天モバイルと、OCN モバイル ONEのデータ通信専用SIMは、口座振替にも対応しています。

データ通信

項目
楽天
mineo
OCN
速度切り替え
バースト転送
容量繰り越し
容量シェア
容量追加
Wi-Fiスポット-
メールアドレス
項目
ロケット
NifMo
インター
速度切り替え--
バースト転送--
容量繰り越し
容量シェア--
容量追加-
Wi-Fiスポット--
メールアドレス--

データ通信に関して言えば、楽天モバイルとOCN モバイル ONEはほとんど完璧です。mineoとNifMoも悪くありません。これらとは対照的に、ロケットモバイルにとっては残念な結果となっています。

通話

項目
楽天
mineo
OCN
通話割引アプリ
通話定額
IP電話-
転送電話
迷惑電話ストップ
留守番電話
キャッチホン
項目
ロケット
NifMo
インター
通話割引アプリ--
通話定額--
IP電話---
転送電話-
迷惑電話ストップ-
留守番電話--
キャッチホン--

楽天モバイルには10分かけ放題オプションがあります。OCN モバイル ONEには10分かけ放題オプションと、通話料金上位3人を対象としたかけ放題オプションがあります。

サポート

項目
楽天
mineo
OCN
セキュリティー
端末保証
訪問サポート
遠隔サポート
項目
ロケット
NifMo
インター
セキュリティー--
端末保証-
訪問サポート--
遠隔サポート--

楽天モバイル、mineo、OCN モバイル ONE、NifMoは、大手MVNOが運営していることもあり、初心者向けのサポートも万全です。サポートを重視するなら、これらのデビットカード可の格安SIMを選びたいところです。

手続き

項目
楽天
mineo
OCN
未成年契約-
MNP手動切り替え
プラン変更
サイズ変更
項目
ロケット
NifMo
インター
未成年契約-
MNP手動切り替え--
プラン変更
サイズ変更

mineo、OCN モバイル ONEのデータ通信専用SIM、ロケットモバイル、インターリンクLTE SIMは、デビットカードで支払いができ、なおかつ未成年でも契約できます。mineoは、MNP転入の手動切り替えにも対応しています。

迷ったら楽天モバイル

どれにするか迷ったら、楽天モバイルを選んでみてください。デビットカードが使えるのはもちろん、入会特典も豪華で、基本料金も安く、プランやオプションも豊富で、ほとんど言うことなしです。

楽天銀行かスルガ銀行のデビットカードがなければ、それらを作るか、デビットカードをあきらめて口座振替で支払いをするかの2択ですが、最初だけ口座振替にして、後からデビットカードに変更するというのもありです。

つまり先にデビットカードの申し込みをし、それが届いてから楽天モバイルの申し込みをするのではなく、楽天モバイルとデビットカードの申し込みを同時進行するのです。これならすぐにでもSIMカードが手に入ります。

楽天モバイル

デビットカード可の格安SIM コラム

格安SIMにデビットカードが登録できない原因

デビットカード可の格安SIMのはずなのに、なぜか申し込みページでデビットカードが登録できないということがあるかもしれません。ここではその原因について考えてみたいと思います。

格安SIMがそのデビットカードに対応していない可能性があります。例えば楽天モバイルで楽天銀行かスルガ銀行のデビットカードしか使えないように、一部のデビットカードしか使えないのかもしれません。

逆にデビットカードの方がその格安SIMに対応していない可能性もあります。つまりデビットカードの発行元の銀行が、その格安SIMの運営元のMVNOによる決済を、何らかの理由で拒否しているということです。

口座残高が不足していることも考えられます。デビットカードは即時払いのカードなので、口座残高が不足していると決済ができません。格安SIMの支払い額に対し、口座残高が不足していないかどうか確認してください。

ちなみに口座残高が不足しているときにデビットカードを使おうとすると、まれにデビットカードが利用停止になることがあります。その場合は銀行に問い合わせをするなどして利用再開の手続きをしなければなりません。

利用限度額に達していることも考えられます。デビットカードにはたいてい1回当たり、1日当たり、1カ月当たりの利用限度額が設定されており、それに達すると一時的に決済ができなくなります。

もし利用限度額に達していたら、デビットカードが使えるようになるまで待つしかありません。利用限度額を変更できることもありますが、それが反映されるのにも時間がかかるので、どのみち待つことになります。

デビットカードが利用停止になっていないかどうかも確認しておきたいところです。口座残高が不足していたり、利用限度額に達していたり、自ら利用停止していたりすると、当然ながらそのデビットカードは使えません。

デビットカードの利用状況はたいてい銀行の公式サイトにログインすれば確認できますし、それができなくても銀行に問い合わせをすれば確認できます。もし利用停止になっていれば利用再開の手続きをしておきましょう。

格安SIMにデビットカードが登録できないときの対策

デビットカードが何らかの原因で利用停止になっていて、格安SIMの支払い方法として登録できないときには、その原因を突き止めて対処すれば済むので、大きな問題にはなりません。

しかし格安SIMがそのデビットカードに対応していなかったり、逆にデビットカードがその格安SIMに対応していなかったりして、そもそも登録できない組み合わせなのだとしたら、どうすればいいのでしょうか。

まず格安SIMとデビットカードのどちらに問題があるのかを確認し、それを別のものに変えるということが考えられます。つまり他の格安SIMに乗り換えるか、他のデビットカードを作るのです。

せっかく選んだ格安SIMをあきらめなければならないのは残念ですが、今のデビットカードにこだわるなら、それも仕方がありません。ここで紹介している格安SIMの中で、登録できるものがあるのを祈るばかりです。

他のデビットカードを作るとなるとそれなりに時間がかかるので、理想を言えばあらかじめデビットカードを何枚か作っておき、どれか1枚が駄目でも、次の1枚をすぐ試せるようにしておきたいところです。

デビットカードを何枚も作ったら出費がかさみそうですが、デビットカードの中には入会金や年会費が無料のものもあるので、そのようなデビットカードを選べば、金銭的な負担が増すことにはなりません。

あるいはいっそデビットカード可の格安SIMをあきらめ、他の方法で支払いができる、クレジットカード不要の格安SIMに乗り換えるのも手です。例えば口座振替などで支払いができる格安SIMです。

これならよほどのことがない限りは申し込みができます。ただしそのような格安SIMはいかんせん数が少ないので、支払い方法とは別のところで、妥協せざるを得なくなる可能性もあります。

結局のところ最善の策は、クレジットカードを作ることです。クレジットカードで支払いができない格安SIMはほぼ皆無なので、クレジットカードさえあれば、支払い方法に縛られずに好きな格安SIMを選べます。

クレジットカードが作れないからこそのデビットカードということもあるかもしれませんが、事情が許すようなら、格安SIMのためにクレジットカードを作ることも検討してみてください。

格安SIMとデビットカードの同時申し込みで時間短縮

クレジットカードがないから、デビットカードを作り、デビットカード可の格安SIMに乗り換えたい。でもデビットカードが届くまで何日も待ちたくない。そんな悩みもあることでしょう。

確かにデビットカードが届くまでには時間がかかります。下手をすると1カ月近く待たされることもあります。そこからさらに格安SIMの手続きで時間がかかると思うと、うんざりしてしまいますよね。

そこでこんな方法を提案します。格安SIMとデビットカードの申し込みを、同時進行するという方法です。格安SIMの支払い方法は、利用開始時は口座振替などにしておき、利用開始後にデビットカードに変更します。

これが通用するのは、デビットカードと口座振替の両方に対応した格安SIMに限られます。しかも口座振替の手続きに時間がかかっては意味がないので、インターネットで口座振替の手続きができることも条件になります。

格安SIMによっては、口座振替で支払いをするたびに手数料が発生しますが、せいぜい数百円くらいのものですし、大した出費にはなりません。デビットカードが届くまでの辛抱です。

むしろそのたった数百円の出費を嫌って、キャリアに高額な携帯電話料金を支払い続けることの方が、よほど損です。格安SIMへの乗り換えが遅れるほど、出費がかさんでいくということを認識するべきです。

この方法をさらに突き詰めるなら、格安SIM、デビットカード、クレジットカードの申し込みを、同時進行するというのもありです。クレジットカードの審査に落ちたときの保険として、デビットカードを作っておくのです。

やはりクレジットカードがあれば何かと便利ですし、将来的に他の格安SIMに乗り換えたくなったときにも、選択の幅が広がります。1枚持っておくのも悪くありません。

格安SIMはJ-Debitで支払いができるか

ここまで紹介してきたように、VisaデビットカードやJCBデビットカードで支払いができる格安SIMは、いくつか存在します。それではJ-Debitで支払いができる格安SIMは、果たして存在するのでしょうか。

J-Debitとは何なのかというと、金融機関のキャッシュカードで支払いができるサービスのことです。デビットカードと呼ばれてはいますが、実態としてはキャッシュカードそのものです。

J-Debitと、VisaデビットカードやJCBデビットカードなどの国際ブランド付きデビットカードは、同じデビットカードということでひとくくりにされがちですが、これらはまったくの別物です。

J-Debitは月額料金の支払いに対応していません。それにJ-Debitはあくまでキャッシュカードなので、そもそもカード番号というものがなく、クレジットカードの代わりとして登録することすらできないのです。

そんなありさまなので、J-Debitで支払いができる格安SIMは存在しません。パッケージ代金や端末代金だけなら、J-Debit加盟店で支払いをすることも可能ですが、月々の支払いとなると、J-Debitではお手上げです。

J-Debitに対応したキャッシュカードしか持っていないなら、それで支払いができる格安SIMを探すのではなく、VisaデビットカードやJCBデビットカードを作ることを検討してみてください。

VisaデビットカードやJCBデビットカードを作るということは、デビットカード機能付きキャッシュカードを新たに作らなければならないということになりますが、それも格安SIMの支払いのためにはやむを得ません。

格安SIMがデビットカード可から不可になった事例

以前はデビットカードで支払いができていのに、MVNOの方針転換により、それができなくなってしまった格安SIMがあります。IIJmioです。当時の正式名称はIIJmio高速モバイル/Dサービスでした。

IIJmioはかつてデビットカード可の格安SIMでしたが、2015年12月24日をもって、クレジットカードの代わりにデビットカードを登録することができなくなってしまいました。

IIJmioを運営するインターネットイニシアティブに、どんな事情があったのかは知る由もありません。もしかしたら料金の延滞や滞納などのトラブルが相次いでいたのかもしれません。

ちなみにすでにデビットカードを登録していた利用者は、支払い方法をデビットカードからクレジットカードに変更する必要はなく、デビットカードを更新した後もそれを使えることになりました。

利用者はとりあえず一安心ということになりましたが、ひとたび解約してから再び申し込みをしようとすると、今度はクレジットカードが必要になるので、他の格安SIMに乗り換えるには、それなりの覚悟が求められます。

この一件が他の格安SIMにも波及することは、十分に考えられます。あのインターネットイニシアティブがクレジットカードを必須化したのだから、うちもそうしようと考えるMVNOがいたとしても、何の不思議もありません。

実際、2016年2月にはインターリンクLTE SIMが口座振替に対応しなくなり、2017年5月にはUQ mobileがデビットカードに対応しなくなりました。MVNO業界の流れとしては、クレジットカードの必須化に傾いているようです。

あくまで仮定の話にすぎませんが、ここで紹介している格安SIMも、いずれデビットカードが使えなくなるかもしれません。急かすつもりはありませんが、なるべく早めに申し込みを済ませておくべきです。

デビットカードが格安SIM不可になっている事例

格安SIMに、デビットカードが使えるものと使えないものがあるように、デビットカードにも、格安SIMで使えるものと使えないものがあります。デビットカードの利用不可加盟店にMVNOが含まれていることがあるのです。

例として、三井住友銀行のSMBCデビット、三菱UFJ銀行の三菱UFJ-VISAデビットと三菱UFJ-JCBデビット、みずほ銀行のみずほJCBデビットについて、2018年5月現在の利用不可加盟店の状況をまとめてみます。

なおデビットカードを発行する銀行の判断により、利用不可加盟店は随時変更される可能性があります。最新の状況はそれぞれの銀行のサイトで確認するようにしてください。

SMBCデビットの利用不可加盟店には、@niftyとケイ・オプティコムが含まれています。つまりNifMoとmineoでは使えないということです。

三菱UFJ-VISAデビットでは、@nifty、ケイ・オプティコム、インターリンクが含まれており、NifMo、mineo、インターリンクLTE SIMでは使えません。

三菱UFJ-JCBデビットでは、ケイ・オプティコムが含まれており、こちらも三菱UFJ-VISAデビットと同様に、mineoでは使えないということになります。

みずほJCBデビットでは、特定のMVNOは挙げられていないものの、カード番号を登録して継続的に料金を支払う加盟店はすべて不可とされており、たとえデビットカード可の格安SIMであっても、使える可能性はありません。

こうして見てみると、メガバンクのデビットカードは意外に制約が多いということが分かります。格安SIM用のデビットカードとしては、より制約が少ないネットバンクのデビットカードが無難だといえます。

デビットカード可の格安SIMが少ない理由

デビットカード可の格安SIMが数えるほどしかないのは、なぜなのでしょうか。MVNOの立場になって考えてみると、デビットカードを受け付けることのデメリットが浮き彫りになってきます。

もし格安SIMの支払い方法として登録されているのが後払いのクレジットカードなら、たとえ口座残高が不足していてもクレジットカード会社が一時的に立て替えてくれるので、MVNOは確実に料金を徴収できます。

しかし即時払いのデビットカードではそうはいきません。もし口座残高が不足していると引き落とし不能になり、MVNOは料金を徴収できず、最悪の場合はそのまま料金を踏み倒されることにもなりかねません。

MVNOとしてはこのようなリスクを避けるため、デビットカードを受け付けないようにしているのでしょう。とりわけ資金力に乏しい中小MVNOは、そうやすやすとデビットカードを受け付けるわけにはいかないはずです。

さらに付け加えると、デビットカードとクレジットカードには所有者の信用という点でも大きな違いがあります。つまりデビットカードの所有者にはクレジットカードの所有者ほど信用がないともいえるのです。

クレジットカードの所有者にはクレジットカード会社の厳しい審査を受けたというお墨付きが与えられているわけですが、デビットカードの所有者はそうではなく、信用に欠けるのは否めません。

実際のところはさておき、デビットカードにはほとんど審査がなくてクレジットカードには審査があるというのはれっきとした事実なので、そういう観点からもデビットカードが敬遠されている可能性はあります。

デビットカード可の格安SIM まとめ

デビットカード可の格安SIMの中で、最も費用対効果が高いのはどれかという視点からすると、入会特典の豪華さや基本料金の安さから、楽天モバイルが有力候補として挙げられます。

ただし楽天モバイルは楽天銀行かスルガ銀行のデビットカードにしか対応していないので、それらを作る必要があります。あるいは月額100円(税別)の支払い手数料を負担してでも、口座振替で支払いをする方法もあります。

他の格安SIMを選ぶという道もあります。楽天モバイルに匹敵するほどの費用対効果の高さを誇るOCN モバイル ONEや、安さだけなら楽天モバイルを圧倒しているロケットモバイルなども、決して悪くはありません。

楽天モバイル