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家族名義のクレジットカードが使える格安SIM

投稿 更新 著者 賀来泰史

家族名義のクレジットカードが使える格安SIMを比較しています。格安SIMの支払いには本人名義のクレジットカードしか使えないのかと思いきや、実は家族名義のクレジットカードも使えることがあります。

おすすめは楽天モバイル

おすすめは楽天モバイルです。家族名義のクレジットカードに加え、家族名義のデビットカードや口座振替でも支払いができるからです。基本料金は3GBまで月額1078円(税込)、20GBまで月額2178円(税込)です。

楽天モバイル

楽天モバイル

支払い名義人の本人確認なし

楽天回線 音声+SMS+データプラン
3GB~無制限1078円~
プラン名楽天モバイル Rakuten最強プラン
申し込み楽天モバイル
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金~3GB:1078円/月
~20GB:2178円/月
~無制限:3278円/月
回線楽天
容量無制限
容量追加-
速度通信規格に準ずる
超過時-
国内通話アプリ使用:0円
アプリなし:22円/30秒
国内定額15分かけ放題:1100円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替(110円/月)
年齢-
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

楽天モバイルは家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。公式サイトのよくある質問によると、18歳未満なら支払い名義人を保護者名義にすることができ、18歳以上なら支払い名義人を他者名義にすることができます。

18歳未満で家族名義のクレジットカードを使うには、法定代理人同意書を兼ねた支払い名義人同意書を提出する必要があります。公式サイトからひな型をダウンロードして必要事項を記入し、申し込みの際にアップロードしてください。

申し込みページで支払い方法を登録するときには、本人名義でないクレジットカードを登録するという項目にチェックを入れ、クレジットカード番号や有効期限などを入力するという流れになります。

楽天モバイルではVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブのクレジットカードが使えます。この他に楽天銀行とスルガ銀行のデビットカードも使えます。

口座振替を選択した場合もクレジットカードやデビットカードと同様に、契約名義人と口座名義人が異なっていても申し込みができます。つまり家族名義の銀行口座が登録できるわけです。

楽天モバイル

HISモバイル

同じ名字の支払い名義人の本人確認なし

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
100MB~1GB290円~
3GB770円
7GB990円
20GB2190円
50GB5990円
ドコモ回線 SMS+データプラン
100MB~30GB352円~
1GB490円
3GB630円
7GB930円
20GB2130円
50GB5930円
ドコモ回線 データプラン
100MB~30GB198円~
1GB440円
3GB580円
7GB880円
20GB2080円
50GB5880円
ソフトバンク回線 データプラン
100MB~30GB198円~
プラン名HISモバイル 自由自在290プラン 上限1GB
申し込みHISモバイル
初期費用3300円
SIM発行0円
基本料金~100MB:290円/月
~1GB:550円/月
回線ドコモ
容量1GB/月
360MB/3日(超過時)
容量追加1GB:200円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話9円/30秒
国内定額5分かけ放題:500円/月
かけ放題:1480円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名HISモバイル 自由自在290プラン 3GB
申し込みHISモバイル
初期費用3300円
SIM発行0円
基本料金770円/月
回線ドコモ
容量3GB/月
360MB/3日(超過時)
容量追加1GB:200円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話9円/30秒
国内定額5分かけ放題:500円/月
かけ放題:1480円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

HISモバイルは家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。公式サイトのよくある質問によると、支払い名義人の同意があり、なおかつ契約名義人と支払い名義人が同じ名字の家族であることが条件です。

ただし契約名義人と支払い名義人が異なる名字の家族であっても、契約名義人と支払い名義人の氏名が同時に記載された住民票を提出すれば、家族名義のクレジットカードは使えます。

つまり家族が同じ名字なら家族の本人確認は不要で、家族が異なる名字なら家族の本人確認は必要ということになります。恐らくは家族の本人確認をせずに済むケースがほとんどでしょう。

支払い名義人の同意が必要ということになってはいますが、同意書の提出は不要です。他社では同意書の提出を求められることもあるだけに、その手間が省けるのはうれしいですね。

HISモバイルではVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブのクレジットカードが使えます。3Dセキュアに対応していないクレジットカードも使えます。

HISモバイル

イオンモバイル

支払い名義人の本人確認あり

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
500MB803円
1GB858円
2GB968円
3GB1078円
4GB1188円
5GB1298円
6GB1408円
7GB1518円
8GB1628円
9GB1738円
10GB1848円
20GB1958円
30GB3058円
40GB4158円
50GB5258円
~5枚 1GB1188円
~5枚 2GB1298円
~5枚 3GB1408円
~5枚 4GB1518円
~5枚 5GB1628円
~5枚 6GB1738円
~5枚 7GB1848円
~5枚 8GB1958円
~5枚 9GB2068円
~5枚 10GB2178円
~5枚 20GB2288円
~5枚 30GB3388円
~5枚 40GB4488円
~5枚 50GB5588円
60歳~ 200MB748円
60歳~ 3GB858円
60歳~ 6GB1188円
60歳~ 8GB1408円
60歳~ ~5枚 3GB1188円
60歳~ ~5枚 6GB1518円
60歳~ ~5枚 8GB1738円
ドコモ回線 SMS+データプラン
1GB682円
2GB902円
3GB1012円
4GB1122円
5GB1232円
6GB1342円
7GB1452円
8GB1562円
9GB1672円
10GB1782円
20GB1892円
30GB2992円
40GB4092円
50GB5192円
60歳~ 3GB792円
60歳~ 6GB1122円
60歳~ 8GB1342円
ドコモ回線 データプラン
1GB528円
2GB748円
3GB858円
4GB968円
5GB1078円
6GB1188円
7GB1298円
8GB1408円
9GB1518円
10GB1628円
20GB1738円
30GB2838円
40GB3938円
50GB5038円
60歳~ 3GB638円
60歳~ 6GB968円
60歳~ 8GB1188円
au回線 音声+SMS+データプラン
500MB803円
1GB858円
2GB968円
3GB1078円
4GB1188円
5GB1298円
6GB1408円
7GB1518円
8GB1628円
9GB1738円
10GB1848円
20GB1958円
30GB3058円
40GB4158円
50GB5258円
~5枚 1GB1188円
~5枚 2GB1298円
~5枚 3GB1408円
~5枚 4GB1518円
~5枚 5GB1628円
~5枚 6GB1738円
~5枚 7GB1848円
~5枚 8GB1958円
~5枚 9GB2068円
~5枚 10GB2178円
~5枚 20GB2288円
~5枚 30GB3388円
~5枚 40GB4488円
~5枚 50GB5588円
60歳~ 200MB748円
60歳~ 3GB858円
60歳~ 6GB1188円
60歳~ 8GB1408円
60歳~ ~5枚 3GB1188円
60歳~ ~5枚 6GB1518円
60歳~ ~5枚 8GB1738円
au回線 SMS+データプラン
1GB528円
2GB748円
3GB858円
4GB968円
5GB1078円
6GB1188円
7GB1298円
8GB1408円
9GB1518円
10GB1628円
20GB1738円
30GB2838円
40GB3938円
50GB5038円
60歳~ 3GB638円
60歳~ 6GB968円
60歳~ 8GB1188円
プラン名イオンモバイル NTTドコモ回線 音声500MBプラン
申し込みイオンモバイル
初期費用3300円
SIM発行0円
基本料金803円/月
回線ドコモ
容量500MB/月
366MB/3日(超過時)
容量追加1GB:528円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話11円/30秒
国内定額5分かけ放題:550円/月
10分かけ放題:935円/月
かけ放題:1650円/月
IPかけ放題:1078円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名イオンモバイル NTTドコモ回線 音声1GBプラン
申し込みイオンモバイル
初期費用3300円
SIM発行0円
基本料金858円/月
回線ドコモ
容量1GB/月
366MB/3日(超過時)
容量追加1GB:528円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話11円/30秒
国内定額5分かけ放題:550円/月
10分かけ放題:935円/月
かけ放題:1650円/月
IPかけ放題:1078円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

イオンモバイルは家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。本人名義でないクレジットカードで支払いができると公式サイトに明記されています。家族名義のクレジットカードを登録できることが保証されているわけです。

ただし家族名義のクレジットカードを使うには支払い名義人の本人確認が必要です。音声プランとシェア音声プランでは契約名義人の本人確認もあるので、2人分の本人確認をしなければなりません。

申し込み完了後に本人確認書類をアップロードしてください。本人確認書類として認められるものは、運転免許証、日本国パスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカードなどで、公式サイトに一覧があります。

イオンモバイルで使えるクレジットカードはイオンカードと、国際ブランドがVisa、Mastercard、JCBのものです。海外で作ったクレジットカードは使えないことがあります。デビットカードは使えません。

イオンモバイルは未成年では契約できないので、学生が親のクレジットカードで申し込みをするケースよりは、主婦が夫のクレジットカードで申し込みをするケースの方が多くなるでしょう。

イオンモバイル

ロケットモバイル

支払い名義人の本人確認なし

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
最大200kbps490円
1GB765円
2GB850円
3GB985円
5GB1430円
7GB1980円
20GB4400円
ドコモ回線 SMS+データプラン
最大200kbps493円
1GB814円
2GB924円
3GB1089円
5GB1485円
7GB2200円
20GB4510円
ドコモ回線 データプラン
最大200kbps328円
1GB649円
2GB759円
3GB924円
5GB1320円
7GB2035円
20GB4345円
au回線 音声+SMS+データプラン
最大200kbps490円
1GB765円
3GB985円
5GB1430円
7GB1980円
20GB4400円
au回線 SMS+データプラン
最大200kbps328円
1GB649円
3GB924円
5GB1320円
7GB1947円
20GB4345円
au回線 データプラン
最大200kbps328円
1GB649円
3GB924円
5GB1320円
7GB1947円
20GB4345円
ソフトバンク回線 音声+SMS+データプラン
最大200kbps627円
1GB1099円
20GB4400円
ソフトバンク回線 データプラン
最大200kbps438円
1GB869円
20GB4510円
プラン名ロケットモバイル Dプラン 通話プラン 神プラン
申し込みロケットモバイル
初期費用3740円
SIM発行0円
基本料金490円/月(初月無料)
回線ドコモ
容量-
容量追加100MB:165円
速度最大200kbps
超過時-
国内通話22円/30秒
国内定額かけ放題:2178円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
年齢13歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名ロケットモバイル Dプラン 通話プラン 1GBプラン
申し込みロケットモバイル
初期費用3740円
SIM発行0円
基本料金765円/月(初月無料)
回線ドコモ
容量1GB/月
360MB/3日
容量追加100MB:165円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps
国内通話22円/30秒
国内定額かけ放題:2178円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
年齢13歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

ロケットモバイルでは本人名義のクレジットカードを使うことが推奨されていますが、それ以外のものが拒否されているわけではありません。実際には家族名義のクレジットカードも使えることが問い合わせで確認できています。

本人名義のクレジットカードを使うことが推奨されている理由は単純で、名義が異なることで生じるトラブルを防ぐためです。支払い名義人である家族の理解さえ得られていれば、家族名義のクレジットカードでも構いません。

クレジットカードの国際ブランドに関しては特に成約がなく、他の格安SIMと同様にVisa、Mastercard、JCBあたりのクレジットカードであれば問題なく使えるものと思われます。

ロケットモバイルの契約可能年齢は13歳以上なので、中高生でも親のクレジットカードを借りれば申し込みができるということになります。クレジットカードを作れない中高生にとって受け皿的な存在の格安SIMです。

ただしロケットモバイルの音声通話対応プランはMNP転入でしか申し込みができないという問題があります。MNP転入をするつもりがなければ、ロケットモバイルはあきらめるしかありません。

ロケットモバイル

ワイモバイル

支払い名義人の本人確認なし

ソフトバンク回線 音声+SMS+データプラン
3GB2178円
15GB3278円
25GB4158円
プラン名ワイモバイル シンプルS
申し込みワイモバイル
初期費用ウェブ:0円
店舗:3850円
SIM発行0円
基本料金2178円/月
回線ソフトバンク
容量3GB/月
容量追加500MB:550円
2GB/月:550円/月
速度通信規格に準ずる
超過時最大300kbps
国内通話22円/30秒
国内定額10分かけ放題:770円/月
かけ放題:1870円/月
SMS付帯0円
枚数1~4枚
サイズeSIM nano micro
支払いクレジットカード
口座振替(eSIM不可)
年齢12歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名ワイモバイル シンプルM
申し込みワイモバイル
初期費用ウェブ:0円
店舗:3850円
SIM発行0円
基本料金3278円/月
回線ソフトバンク
容量15GB/月
容量追加500MB:550円
5GB/月:550円/月
速度通信規格に準ずる
超過時最大1Mbps
国内通話22円/30秒
国内定額10分かけ放題:770円/月
かけ放題:1870円/月
SMS付帯0円
枚数1~4枚
サイズeSIM nano micro
支払いクレジットカード
口座振替(eSIM不可)
年齢12歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

ワイモバイルは家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。公式サイトに契約名義人と支払い名義人が異なる場合の必要書類が記載されており、申し込みページにも契約名義人と支払い名義人が同じかどうか問う項目があります。

ただし家族名義のクレジットカードを使うには、支払い名義人が記入および押印をした同意書と本人確認書類をスマートフォンなどで撮影し、その画像をアップロードしなければなりません。

公式サイトに申し込みをするときに準備するものを説明したページがあり、そこに同意書のPDFがあるのでそれを印刷してください。本人確認書類と認められる書類についても、そのページに一覧があります。

申し込みをするときは支払い名義人が契約名義人と同じであるというチェックを外し、支払い名義人を入力します。そして追加書類アップロードの項目から同意書と本人確認書類の画像をアップロードします。

ワイモバイルで使えるクレジットカードはVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブなどです。デビットカードや法人名義のクレジットカードは使えません。

ワイモバイル

b-mobile S 990ジャストフィットSIM

b-mobile S 990ジャストフィットSIMは家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。公式サイトの注意事項では本人名義に限るとされていますが、問い合わせたところ所有者の了承を得れば家族名義でも構わないとのことでした。

b-mobile S 990ジャストフィットSIMで使えるクレジットカードは、国際ブランドがVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブのものです。デビットカードは使えません。

b-mobile S 990ジャストフィットの最大の売りは、月額1089円(税込)からという基本料金の安さです。音声通話対応の格安SIMでありながら、ここまで維持費が抑えやすいものはめったにありません。

20GBまで使ったとしても月額5269円(税込)にしかなりません。上限を10GBに引き下げれば月額3069円(税込)、5GBに引き下げれば月額1969円(税込)です。ドコモ回線プランもソフトバンク回線プランも金額は同じです。

ちなみにドコモ回線プランはiPhoneやAndroidスマートフォンなどで使えますが、ソフトバンク回線プランはiPhoneでしか使えません。b-mobile S 990ジャストフィットSIMをAndroidスマートフォンで使うつもりなら、要注意です。

b-mobile S 990ジャストフィットSIM

b-mobile S 190PadSIM

b-mobile S 190PadSIMは、所有者の了承を得れば本人名義でないクレジットカードが使えることが、問い合わせにより判明しました。家族名義のクレジットカードさえあれば、本人はクレジットカードが不要というわけです。

国際ブランドがVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブのクレジットカードが使えます。国内発行クレジットカードならだいたい使えると考えていいでしょう。デビットカードは使えません。

通信量に応じて基本料金が変動する従量制で、通信量が100MBまでなら基本料金は月額209円(税込)しか掛かりません。維持費の安さという点では、家族名義のクレジットカードが使える格安SIMの中でも群を抜いています。

しかし音声通話対応プランはなく、ソフトバンク回線にはSMS対応プランもないので、メイン回線として使っていくには心もとない印象があります。2台持ちや3台持ちのサブ回線として使っていくことになるでしょう。

メイン回線がドコモやauなら、サブ回線にはソフトバンク回線を選択してみてください。メイン回線がauやソフトバンクなら、サブ回線にはドコモ回線を選択してみてください。

b-mobile S 190PadSIM

AIRSIMモバイル

AIRSIMモバイルでは本人名義でないクレジットカードを使うことが認められています。もちろん家族名義のクレジットカードもそれに含まれます。つまり家族名義のクレジットカードが使える格安SIMなのです。

国際ブランドがVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブのクレジットカードなら使えます。家族名義のクレジットカードがこれらに該当するかどうか、あらかじめ確認しておいてください。

基本料金の安さはまずまずといったところです。アプリのダウンロードや商品の購入などのイベントに参加することで割引になるサービスもあります。それでも大手の格安SIMほど費用対効果が優れているわけではありません。

欠点としてはSMS対応プランとデータ通信専用プランしかないということが挙げられます。音声通話対応プランがないのです。キャリアからの乗り換えを検討しているなら、AIRSIMモバイルは選択肢から外さざるを得ません。

最低利用期間と解約金の縛りがあるのもいただけません。音声通話対応プランならともなく、SMS対応プランとデータ通信専用プランにこのような縛りがあることには疑問を抱いてしまいます。

b-mobile START SIM

b-mobile START SIMは、b-mobile S 990ジャストフィットSIMのお試し版という位置付けで、クレジットカードの仕様もb-mobile S 990ジャストフィットSIMと同じです。つまり家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。

b-mobile S 990ジャストフィットSIMと同様に、Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブのクレジットカードが使えます。デビットカードは使えません。

b-mobile S 990ジャストフィットSIMは月額1089円(税込)からの従量制ですが、b-mobile START SIMは月額1518円(税込)の定額制です。お試し版とはいえ、金銭的なメリットはありません。

最低利用期間と解約金がないまま、b-mobile S 990ジャストフィットSIMにサービス変更できるのが売りでしたが、b-mobile S 990ジャストフィットSIMの最低利用期間と解約金がなくなった今、その売りも無意味になっています。

維持費を抑えるためにも、手間を省くためにも、なるべく最初からb-mobile S 990ジャストフィットSIMにしておくことを勧めますが、従量制に抵抗があるなら、とりあえずb-mobile START SIMから始めてみるのもありです。

UQ mobile

UQ mobileは家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。家族名義のクレジットカードを登録する手順が公式サイトで説明されており、本人名義でないクレジットカードにも門戸が開かれていることが分かります。

家族名義のクレジットカードを支払い方法として登録するには、契約名義人と支払い名義人の家族関係が証明できる書類を用意し、店舗で申し込みをする必要があります。ウェブで申し込みをしても却下されます。

家族関係証明書類として認められるのは、戸籍謄本、続柄が記載された住民票、同性のパートナーシップを証明する書類のいずれかです。戸籍謄本と住民票は、発効日から3カ月以内のものでなければなりません。

ちなみにUQ mobileは口座振替でも支払いができますが、その引き落とし口座もクレジットカードと同様に、家族名義のものを登録できます。やはり家族関係証明書類を用意し、店舗で申し込みをすることになります。

家族名義での支払いだけでなく、家族名義でのMNP転入も可能です。MNP転出時とMNP転入時の名義が違っても、両者が家族関係にあり、両者が店舗を訪問すれば、申し込みを受け付けてもらえます。

料金比較

音声プラン

プラン最も安い次に安い
低速ロケット D
ロケット A
ロケット S
490円627円
100MBHIS D-
290円-
500MBイオン-
803円-
1GBHIS Dロケット D
ロケット A
550円765円
1.5GBSTART SIM-
1518円-
2GBロケット Dイオン
850円968円
3GBHIS Dロケット D
ロケット A
770円985円
4GBイオンUQ mobile
1188円2365円
5GBイオンロケット D
ロケット A
1298円1430円
6GBイオン-
1408円-
7GBHIS Dイオン
990円1518円
8GBイオン-
1628円-
9GBイオン-
1738円-
10GBイオン-
1848円-
15GBワイモバイルUQ mobile
3278円3465円
20GBイオン楽天モバイル
1958円2178円
25GBワイモバイル-
4158円-
30GBイオン-
3058円-
40GBイオン-
4158円-
50GBイオンHIS D
5258円5990円
無制限楽天モバイル-
3278円-

小容量プランが安いのはHISモバイル、大容量プランが安いのはイオンモバイルと楽天モバイルです。HISモバイルの上限1GBプランと7GBプラン、イオンモバイルの20GBプラン、それから楽天モバイルあたりがおすすめです。

SMSプラン

プラン最も安い次に安い
低速ロケット Aロケット D
328円493円
100MBHIS D
190Pad D
-
352円-
1GBHIS Dイオン A
490円528円
2GBイオン Aイオン D
748円902円
3GBHIS Dイオン A
630円858円
4GBイオン Aイオン D
968円1122円
5GBイオン Aイオン D
1078円1232円
6GBイオン Aイオン D
1188円1342円
7GBHIS Dイオン A
930円1298円
8GBイオン Aイオン D
1408円1562円
9GBイオン Aイオン D
1518円1672円
10GBイオン Aイオン D
1628円1782円
15GB190Pad D-
3751円-
20GBイオン Aイオン D
1738円1892円
25GBAIRSIM-
5665円-
30GBイオン Aイオン D
2838円2992円
40GBイオン Aイオン D
3938円4092円
50GBイオン Aイオン D
5038円5192円

HISモバイルが頭一つ抜けています。イオンモバイルとロケットモバイルにはドコモ回線プランとau回線プランがありますが、ドコモ回線プランよりもau回線プランの方が安くなっています。

データプラン

プラン最も安い次に安い
低速ロケット D
ロケット A
ロケット S
328円438円
100MBHISモバイル190Pad
198円209円
1GBHIS Dイオン D
440円528円
2GBイオン Dロケット D
748円759円
3GBHIS Dイオン D
580円858円
4GBイオン D-
968円-
5GBイオン DAIRSIM
1078円1298円
6GBイオン D-
1188円-
7GBHIS Dイオン D
880円1298円
8GBイオン D-
1408円-
9GBイオン D-
1518円-
10GBイオン DAIRSIM
1628円2255円
15GB190Pad-
3608円-
20GBイオン DHIS D
1738円2080円
25GBAIRSIM-
5500円-
30GBイオン DHISモバイル
2838円5775円
40GBイオン D-
3938円-
50GBイオン DHIS D
5038円5880円

やはりHISモバイルが圧倒的に安いです。従量制プランは100MBまでならたったの月額198円(税込)です。イオンモバイルやロケットモバイルも決して高いわけではありませんが、相手が悪かったですね。

仕様比較

※一部プランのみ該当する場合も◯とします

割引

楽天モバイル
HISモバイル
イオン
ロケット
ワイモバイル
初月無料----
固定回線割----
複数回線割----
ポイント還元----
990ジャスト
190Pad
AIRSIM
START SIM
UQ mobile
初月無料-----
固定回線割----
複数回線割-----
ポイント還元-----

楽天モバイルにはポイントがたまる特典があります。ロケットモバイルは初月の基本料金が無料なので、基本料金が高いプランほどそれが無料であることの恩恵が大きくなっていきます。ワイモバイルには家族割引があります。

回線

楽天モバイル
HISモバイル
イオン
ロケット
ワイモバイル
ドコモ--
au---
ソフトバンク--
楽天----
990ジャスト
190Pad
AIRSIM
START SIM
UQ mobile
ドコモ-
au----
ソフトバンク---
楽天-----

HISモバイルは一部プランのみドコモ回線、ソフトバンク回線が選択できます。イオンモバイルはドコモ回線、au回線が選択できます。ロケットモバイルはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線が選択できます。

データ通信

楽天モバイル
HISモバイル
イオン
ロケット
ワイモバイル
速度切り替え----
バースト転送---
容量繰り越し--
容量シェア---
容量追加-
990ジャスト
190Pad
AIRSIM
START SIM
UQ mobile
速度切り替え----
バースト転送-----
容量繰り越し----
容量シェア-----
容量追加----

イオンモバイル、UQ mobileはデータ通信に関する機能が充実しています。いずれも通信速度の切り替えと通信容量の繰り越しに対応しており、通信容量を節約しやすくなっています。

音声通話

楽天モバイル
HISモバイル
イオン
ロケット
ワイモバイル
通話定額
転送電話
迷惑電話拒否-
留守番電話
割り込み通話
990ジャスト
190Pad
AIRSIM
START SIM
UQ mobile
通話定額--
転送電話--
迷惑電話拒否--
留守番電話--
割り込み通話--

楽天モバイルは専用アプリで発信すれば、国内通話がかけ放題になります。HISモバイルには5分かけ放題オプションと無制限かけ放題オプションがあります。ロケットモバイルには無制限かけ放題オプションがあります。

支払い方法

楽天モバイル
HISモバイル
イオン
ロケット
ワイモバイル
クレカ
デビカ---
プリカ-----
口座振替---
銀行コンビニ-----
990ジャスト
190Pad
AIRSIM
START SIM
UQ mobile
クレカ
デビカ----
プリカ-----
口座振替----
銀行コンビニ-----

すべて家族名義のクレジットカードが使える格安SIMです。楽天モバイルはデビットカードと口座振替でも支払いができます。ロケットモバイルはデビットカードでも支払いができます。ワイモバイルは口座振替でも支払いができます。

サポート

楽天モバイル
HISモバイル
イオン
ロケット
ワイモバイル
店舗サポート--
訪問サポート---
遠隔サポート--
990ジャスト
190Pad
AIRSIM
START SIM
UQ mobile
店舗サポート----
訪問サポート-----
遠隔サポート----

イオンモバイル、ワイモバイル、UQ mobileはしっかりとしたサポート体制が確立されています。さすがは大手といったところです。これなら格安SIMが初めてでも安心して乗り換えられるはずです。

手続き

楽天モバイル
HISモバイル
イオン
ロケット
ワイモバイル
未成年契約--
手動回線切替
他者名義変更--
990ジャスト
190Pad
AIRSIM
START SIM
UQ mobile
未成年契約----
手動回線切替--
他者名義変更-----

楽天モバイル、ロケットモバイル、ワイモバイル、UQ mobileは未成年でも契約できます。もちろんその場合も家族名義のクレジットカードが使えます。未成年者にとっては貴重な存在です。

有力候補は楽天モバイル

有力候補は楽天モバイルです。家族名義のクレジットカードやデビットカードや口座振替で支払いができるので、利便性が高いです。3GBまで月額1078円(税込)、20GBまで月額2178円(税込)という基本料金の安さも見逃せません。

楽天モバイル

コラム

契約名義人を家族に変更できるか確認を

家族名義のクレジットカードが使える格安SIMを使い始めてから、何らかの事情で格安SIMを家族名義に変更し、格安SIMとクレジットカードを家族名義で統一したくなることもあるかもしれません。

将来的にそのような状況になる可能性があることも考慮に入れると、家族名義のクレジットカードが使える格安SIMが家族名義に変更できるかどうかも、申し込みをする前に確認しておきたいところです。

しかし実際のところ家族名義に変更できる格安SIMは少ないのが実情です。ここで紹介している家族名義のクレジットカードが使える格安SIMでいうと、楽天モバイルとイオンモバイルくらいのものです。

結婚や離婚による改姓で名義変更の必要が生じたときにはそれが認められるケースが多いのですが、家族や第三者への契約譲渡を前提とした名義変更は認められないケースがほとんどです。

家族名義のクレジットカードが使える格安SIMを将来的に家族名義に変更しようと考えているなら、それはごく一部の格安SIMでしか認められていないことだということを知っておいてください。

本人名義でMNP転出して他の格安SIMに家族名義で申し込みをすれば、同じ電話番号を使い続けられそうに思えます。しかしMNP転出元の名義とMNP転出先の名義は一致している必要があるので、残念ながら不可能です。

いったん格安SIMを解約して同じ格安SIMなり違う格安SIMを改めて契約するにしても、同じ電話番号を使い続けられないのは同じことです。もちろん今と同じ格安SIMにMNP転出するのも無理です。

格安SIMとクレジットカードの名義が異なっていると、このようにいろいろとややこしいことになる可能性があります。まれな状況だとは思いますが、注意しておくに越したことはありません。

本人名義のクレジットカードへ変更も視野に

家族名義のクレジットカードで格安SIMの支払いができるのはありがたいことですが、家族名義のクレジットカードのままだと支障を来すこともあるかもしれません。本人名義のクレジットカードへの変更も視野に入れたいところです。

家族名義のクレジットカードの何が問題かというと、その家族にクレジットカードの運用が委ねられていることです。つまりクレジットカードを一時停止するのも解約するのも、その所有者である家族次第なのです。

もし格安SIMの支払い方法として登録しているクレジットカードを、家族の意向で一時停止されたり解約されたりでもしたら、困った事態になります。代わりのクレジットカードをそう簡単に用意できるとも思えません。

それに家族名義のクレジットカードで格安SIMの支払いをすると、それに対して還元されるポイントも家族の懐に入ることになります。それで納得できるならいいのですが、できれば自分の懐に入れたいのが本音ではないでしょうか。

家族名義のクレジットカードに頼っていると他の格安SIMへの乗り換えが難しくなるのも難点です。乗り換えのたびに家族にクレジットカードの使用許可を得たり、MVNOに家族関係を証明したりしなければならず、手間が掛かります。

本人名義のクレジットカードさえあればこうした悩みから解放されます。クレジットカードを作るのは決して簡単なことではありませんが、いつかは自分のクレジットカードを持ちたいものです。

とりあえずは家族名義のクレジットカードで格安SIMの支払いをしつつ、機が熟したら本人名義のクレジットカードを作り、家族名義のクレジットカードから本人名義のクレジットカードに変更するというのがいいでしょう。

そうなると問題はどのクレジットカードを作るべきかということになってきますが、まずは審査の通りやすさを重視しましょう。年会費が有料のものや、初年度のみ無料で翌年度から有料のものではなく、永年無料のものを選ぶべきです。

銀行系のクレジットカードがおすすめです。私が初めて作ったのも銀行系のクレジットカードでした。銀行系のクレジットカードとは、銀行のキャッシュカードにクレジットカード機能が付帯したものです。

クレジットカード規約上の問題はないか

格安SIMの利用規約上では家族名義のクレジットカードを使うことに問題はないと分かりました。しかしクレジットカードの利用規約上では家族名義のクレジットカードを使うことに問題はないのでしょうか。

クレジットカード会社はクレジットカード名義人以外がクレジットカードを使うことを禁じています。利用規約に同意してクレジットカードの裏面に署名した者だけがクレジットカードを使えるとされています。

しかし格安SIMとクレジットカードの名義が異なるからといって、クレジットカード名義人以外がクレジットカードを使っていることになるかというと、そうとも言い切れません。

格安SIMの申し込みの場にクレジットカード名義人が同席すれば、本人の意思でクレジットカードを使っていることになるわけで、特に問題はないように思えます。少なくとも筋は通ります。

クレジットカード会社への申し開きが立つように、格安SIMの支払い方法として家族名義のクレジットカードを登録するときには、クレジットカードの所有者に同席してもらうようにするべきです。

店舗で申し込みをするにはわざわざ2人で出向かなければなりませんが、ウェブで申し込みをすればその必要はなくなります。ウェブで申し込み可能ならそうすることを強く勧めます。

どうしてもクレジットカードの利用規約への不安が拭い切れなければ、クレジットカード以外で支払いをすることも考えてみてください。クレジットカード不要の格安SIMは数少ないですが、まったくないわけではありません。

迷ったら楽天モバイル

迷ったら楽天モバイルです。クレジットカードとデビットカードと口座振替という三つの選択肢があるので、クレジットカードがなくても問題ありません。いっそのこと本人名義のデビットカードや銀行口座を用意するという手もあります。

楽天モバイル