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従量制の格安SIM

2020年9月21日更新

従量制の格安SIMを比較しています。通信量が多くなるほど基本料金が高くなる従量制の格安SIMなら、使い方によっては定額制の格安SIMよりもお金を節約できる可能性があります。

従量制の格安SIM おすすめ

おすすめはb-mobile S 990ジャストフィットSIMです。1~20GBの20段階で基本料金が変動します。1GBまでなら月額990円(税抜)という安さで、そこからは1GBにつき200円(税抜)ずつ従量課金されていきます。

b-mobile S 990ジャストフィットSIM

b-mobile S 990ジャストフィットSIM

20GBまでの従量制の格安SIM

b-mobile S 990ジャストフィットSIMは、ドコモとソフトバンクの2キャリアに対応した、音声通話機能付きの格安SIMです。20GBを上限として20段階で従量課金される、従量制プランが最大の特徴です。

基本料金は月額990~4790円(税抜)の間で変動します。上限を5~20GBの間で1GB単位に設定し、それ以上は従量課金されなくすることもできます。例えば上限を5GBにすれば、基本料金は月額1790円(税抜)より高くなりません。

1GBまでまでにとどめておけば月額990円(税抜)とかなりの安さで、そこから先も極端に高くなるようなことがないことから、費用対効果の高さは従量制の格安SIMの中でも一二を争います。

通話料金に関しても、b-mobile電話というアプリを使えば30秒10円(税抜)か30秒10円(不課税)になり、月額500円(税抜)の通話5分かけ放題オプションで5分以内の国内通話がかけ放題になるので、安く済ませられます。

ドコモ回線プランはiPhoneやAndroidスマートフォンなどで使えます。ソフトバンク回線プランはiPhoneでしか使えず、対応機種はiPhone 5以降です。いずれも同一キャリアの端末ならSIMロック解除は不要です。

b-mobile S 990ジャストフィットSIM

b-mobile S 190PadSIM

15GBまでの従量制の格安SIM

b-mobile S 190PadSIMは、ドコモとソフトバンクの2キャリアに対応した、データ通信専用の格安SIMです。ドコモ版にはSMS対応プランもあります。15GBを上限とした6段階の従量制プランが採用されています。

基本料金は月額190~3280円(税抜)の間で変動します。100MBまで、1GBまで、3GBまで、6GBまで、10GBまで、15GBまでという6段階の従量制です。上限は3GB、6GB、10GB、15GBのいずれかに設定できます。

100MBまでなら月額190円(税抜)という破格の安さです。SMS機能付きでも月額320円(税抜)にしかなりません。iPadやAndroidタブレットの維持費を削減するのにはもってこいです。

データ通信専用の格安SIMなので、もちろん最低利用期間と解約金の縛りはありません。支払う必要があるのは、初期費用と基本料金だけです。もし早々に解約することになっても、金銭的な負担は最小限に抑えられます。

ソフトバンク版はiPhoneとiPad専用です。iPhoneならiPhone 5以降の機種で使え、iPadなら全機種で使えます。もちろんSIMカードスロットがないWi-Fiモデルは除きます。Android端末ではSIMカードが認識されません。

b-mobile S 190PadSIM

IIJmio

20GBまでの従量制の格安SIM

IIJmioはau回線プランに限り、従量制プランが選択できます。1GBから20GBまで20段階に従量課金されるプランです。大手の格安SIMでこのような従量制プランが提供されるのは珍しいことです。

音声通話対応プランの場合、1GBまで月額1180円(税抜)、2GBまで月額1400円(税抜)で、それからは20GBに達するまで1GBにつき200円(税抜)ずつ従量課金されていき、最終的に月額5000円(税抜)になります。

SMS対応プランの場合、1GBまで月額480円(税抜)、2GBまで月額700円(税抜)で、それからはやはり20GBに達するまで1GBにつき200円(税抜)ずつ従量課金されていき、最終的に月額4300円(税抜)になります。

利用開始時や利用開始後に、上限を1GBから20GBまで1GB単位で自由に設定できます。1GBにしておけば従量課金されることはなくなります。つまり従量制の格安SIMとしてだけでなく、定額制の格安SIMとしても利用できるわけです。

オプションでSIMカードを2枚まで追加することもできます。2台持ちや3台持ちの維持費を抑えたいなら、いっそすべての端末の回線をIIJmioの従量制プランにすることも検討してみてください。

IIJmio

日本通信SIM

30GBまでの従量制の格安SIM

日本通信SIMは、従量制の格安SIMです。プランは合理的かけほプランのみで、音声通話が無制限にかけ放題、データ通信が3GBから30GBまで28段階の従量制という内容です。

基本料金は月額2480~9230円(税抜)です。3GBまでは月額2480円(税抜)で、3GBから30GBまでは1GBにつき250円(税抜)ずつ従量課金されます。上限は3GBから30GBまで1GB単位で設定できます。

原価ベースでサービスを提供しているというだけのことはあり、基本料金の安さはかなりのものです。他の格安SIMなら、無制限かけ放題オプションだけで月額2000~3000円くらいしてもおかしくありません。

上限を3GBまで引き下げられるところにも注目です。上限を3GBに設定して定額制の格安SIMとして使うもよし、上限を30GBに設定して従量制の格安SIMとして使うもよしという、自由度の高さに魅力を感じます。

無制限かけ放題がプランに含まれており、オプションとして付け外しできないのが欠点です。電話をかける頻度が少なければ、むしろ他の格安SIMより高くついてしまうこともあるでしょう。そういう意味では人を選びます。

HISモバイル

30GBまでの従量制の格安SIM

HISモバイルには、無制限かけ放題付きの格安かけ放題プランと、無制限かけ放題なしのビタッ!プランという、二つの従量制プランがあります。ビタッ!プランはドコモとソフトバンクの2キャリアに対応しています。

運営会社のHIS Mobileがエイチ・アイ・エスと日本通信の合弁会社なので、日本通信SIM、b-mobile S 990ジャストフィットSIM、b-mobile S 190PadSIMと共通する部分が多々あります。

音声通話対応プランの格安かけ放題プランは3~30GBの従量制で、月額2480~9230円(税抜)です。ビタッ!プランは100MB~30GBの従量制で、月額900~5970円(税抜)です。どちらのプランも上限を自由に変更できます。

データ通信専用プランのビタッ!プランは100MB~30GBの従量制で、月額180~5250円(税抜)です。もちろん上限を自由に変更できます。ドコモ回線に限り、SMSオプションを追加できます。

なおソフトバンク回線のnanoSIMはiPhoneとiPad専用で、ソフトバンク回線のmicroSIMはiPad専用です。Androidスマートフォンでは使えないので、くれぐれも注意してください。

HISモバイル

エキサイトモバイル

エキサイトモバイルは、従量制の格安SIMです。10分かけ放題付きのでんわパックプラン従量と、かけ放題がオプションの最適料金プランという、二つの従量制プランがあります。

でんわパックプラン従量は、0GBまで月額1900円(税抜)、3GBまで月額2300円(税抜)、6GBまで月額2850円(税抜)、10GBまで月額3450円(税抜)です。使い方によっては最適料金プランよりも安くなります。

最適料金プランは音声通話対応プランの場合、0MBまで月額1200円(税抜)、500MBまで月額1330円(税抜)、1GBまで月額1360円(税抜)と推移していき、最終的に10GBまで月額3080円(税抜)の上限に達します。

最適料金プランで3枚コースを選択すれば、従量制の格安SIMにしては珍しく、3~5枚のSIMカードで通信容量をシェアできます。なるべく費用を掛けず、複数の端末にSIMカードを用意したいときにうってつけです。

出費を抑えたいときには、マイページで高速通信をオフにできます。通信量に応じて自動的にオフにできれば言うことはないのですが、定額制プランとの兼ね合いもあり、なかなか難しいのでしょう。

エキサイトモバイル

@モバイルくん。

@モバイルくん。の音声通話SIMには、もっと使ったぶ~んだけプラン、なっ得プラン、通話もできる10ギガプランという、三つのプランがあります。これらはいずれも通信容量のオートチャージに対応しています。

表向きは定額制の格安SIMですが、オートチャージを完全には停止できないことから、事実上は従量制の格安SIMとして機能します。オートチャージ上限は2カ月目から変更できますが、0GBに下げられるのはなっ得プランのみです。

初期設定では、もっと使ったぶ~んだけプランは500MBまで定額制、1.5GBまで従量制です。なっ得プランは5GBまで定額制、10GBまで従量制です。通話もできる10ギガプランは10GBまで定額制、20GBまで従量制です。

2カ月目から変更できるオートチャージ上限は、もっと使ったぶ~んだけプランは1~20GB、なっ得プランは0~20GB、通話もできる10ギガプランは1~20GBです。この設定はマイページから変更できます。

初期設定のまま上限まで使うと、もっと使ったぶ~んだけプランは1.5GBで月額2200円(税抜)、なっ得プランは10GBで月額7900円(税抜)、通話もできる10ギガプランは20GBで月額1万1600円(税抜)と、非常に高額になります。

@モバイルくん。

b-mobile S スマホ電話SIM

b-mobile S スマホ電話SIMは、従量制の格安SIMです。1GBから15GBまで15段階の従量制プランが採用されています。ソフトバンクのiPhoneを対象としており、音声通話が可能です。

基本料金は月額1950~6850円(税抜)です。1GBまでは月額1950円(税抜)で、1GBから15GBまでは1GBにつき350円(税抜)ずつ従量課金されます。上限は5GBから15GBまで1GB単位で設定できます。

他の格安SIMと比較すると、基本料金が高いことは否めません。上げ幅が大きいので、使えば使うほど割高になっていきます。後発サービスであるb-mobile S 990ジャストフィットSIMの方がはるかに安いです。

かつては最低利用期間と解約金がないことが売りでしたが、今ではそれも珍しいことではありません。これといった売りがない、ただ高いだけの格安SIMになってしまっています。もはや役割を終えたサービスだといえます。

回線はソフトバンクで、SIMカードはiPhone専用nanoSIMです。ソフトバンクのiPhone 5以降のiPhoneか、SIMフリーのiPhone 5以降のiPhoneで動作します。Androidスマートフォンでは動作しないので、注意してください。

従量制の格安SIM 料金比較

※価格は税抜き

通話プラン

通信量最安次点
~100MBHIS DHIS S
900円980円
~500MBジャストIIJmio
990円1180円
~1GBジャストIIJmio
990円1180円
~2GBジャストIIJmio
1190円1400円
~3GBジャストエキサイト
1390円1580円
~4GBジャストIIJmio
1590円1800円
~5GBジャストHIS
1790円1920円
~6GBジャストIIJmio
1990円2200円
~7GBジャストIIJmio
2190円2400円
~8GBジャストIIJmio
2390円2600円
~9GBジャストIIJmio
2590円2800円
~10GBジャストHIS
2790円2820円
~11GBジャストIIJmio
2990円3200円
~12GBジャストIIJmio
3190円3400円
~13GBジャストIIJmio
3390円3600円
~14GBジャストHIS
3590円3720円
~15GBHISジャスト
3720円3790円
~16GBジャストIIJmio
3990円4200円
~17GBジャストIIJmio
4190円4400円
~18GBジャストIIJmio
4390円4600円
~19GBジャストIIJmio
4590円4800円
~20GBジャストIIJmio
4790円5000円

100MBまではHISモバイルが最も安く、500MBからはb-mobile S 990ジャストフィットSIMが最も安いです。15GBではb-mobile S 990ジャストフィットSIMを70円(税抜)だけ下回るHISモバイルが最も安いです。

SMSプラン

通信量最安次点
~100MBPadSIM D
HIS D
IIJmio
320円480円
~500MBIIJmioPadSIM D
480円610円
~1GBIIJmioPadSIM D
480円610円
~2GBIIJmioエキサイト
700円840円
~3GBIIJmioPadSIM D
900円980円
~4GBIIJmioエキサイト
1100円1290円
~5GBIIJmioHIS D
1300円1340円
~6GBIIJmioPadSIM D
1500円1580円
~7GBIIJmioエキサイト
1700円2040円
~8GBIIJmioHIS D
1900円2240円
~9GBIIJmioHIS D
2100円2240円
~10GBHIS DIIJmio
2240円2300円
~11GBIIJmioエキサイト
2500円2970円
~12GBIIJmioHIS D
2700円3140円
~13GBIIJmioHIS D
2900円3140円
~14GBIIJmioHIS D
3100円3140円
~15GBHIS DIIJmio
3140円3300円
~16GBIIJmioHIS D
3500円5390円
~17GBIIJmioHIS D
3700円5390円
~18GBIIJmioHIS D
3900円5390円
~19GBIIJmioHIS D
4100円5390円
~20GBIIJmioHIS D
4300円5390円

100MBまではb-mobile S 190PadSIMとHISモバイルが最も安く、500MBからはIIJmioが最も安いです。10GBではIIJmioを60円(税抜)だけ下回るHISモバイルが最も安いです。

データプラン

通信量最安次点
~100MBHISPadSIM
180円190円
~500MBPadSIMエキ 1枚
480円630円
~1GBPadSIMエキ 1枚
480円660円
~2GBHISエキ 1枚
700円770円
~3GBPadSIMエキ 1枚
850円880円
~4GBエキ 1枚HIS
1150円1200円
~5GBHISPadSIM
エキ 1枚
1200円1450円
~6GBPadSIMエキ 1枚
1450円1600円
~7GBエキ 1枚HIS
1900円2100円
~8GBHISエキ 1枚
2100円2120円
~9GBHISPadSIM
2100円2190円
~10GBHISPadSIM
2100円2190円
~11GBエキ 3枚HIS
2830円3000円
~12GBHISエキ 3枚
3000円3100円
~13GBHISPadSIM
3000円3280円
~14GBHISPadSIM
3000円3280円
~15GBHISPadSIM
3000円3280円
~16GBHIS-
5250円-
~17GBHIS-
5250円-
~18GBHIS-
5250円-
~19GBHIS-
5250円-
~20GBHIS-
5250円-

データ通信専用プランは、全体的にはHISモバイルとb-mobile S 190PadSIMが安いものの、部分的にはエキサイトモバイルも安く、どれがいいとはっきり言うのがなかなか難しいです。

従量制の格安SIM 仕様比較

割引

ジャスト
PadSIM
IIJmio
日本通信
初月無料----
セット割---
複数回線割----
ポイント還元----
HIS
エキサイト
@モバイル
スマホ電話
初月無料----
セット割----
複数回線割----
ポイント還元---

従量制の格安SIMで何らかの割引サービスがあるものといえば、固定回線とのセット割引があるIIJmioと、ポイントが還元される@モバイルくん。くらいです。従量制という性質上、基本料金が初月無料になるものはありません。

回線

ジャスト
PadSIM
IIJmio
日本通信
ドコモ-
au---
ソフトバンク--
ワイモバイル----
楽天----
HIS
エキサイト
@モバイル
スマホ電話
ドコモ-
au----
ソフトバンク--
ワイモバイル----
楽天----

b-mobile S 990ジャストフィットSIM、b-mobile S 190PadSIM、HISモバイルは、ドコモとソフトバンクのマルチキャリアに対応しています。これらのソフトバンク回線プランは、ソフトバンクのiPhoneまたはiPad専用です。

データ通信

ジャスト
PadSIM
IIJmio
日本通信
速度切り替え---
バースト転送---
容量繰り越し----
容量シェア---
容量追加----
Wi-Fiスポット---
メールアドレス----
HIS
エキサイト
@モバイル
スマホ電話
速度切り替え---
バースト転送---
容量繰り越し---
容量シェア---
容量追加--
Wi-Fiスポット----
メールアドレス---

IIJmioとエキサイトモバイルは、高速通信のオンオフを切り替えられる機能や、低速通信の初速を高速化するバースト転送機能など、従量制プランとの相性がいい機能が備わっています。

通話

ジャスト
PadSIM
IIJmio
日本通信
通話割引アプリ--
通話定額-
IP電話----
転送電話-
迷惑電話ストップ-
留守番電話-
キャッチホン-
HIS
エキサイト
@モバイル
スマホ電話
通話割引アプリ
通話定額
IP電話----
転送電話-
迷惑電話ストップ-
留守番電話
キャッチホン

従量制の格安SIMで電話をかけることが多くなりそうなら、b-mobile S 990ジャストフィットSIM、IIJmio、日本通信SIM、HISモバイルのように、通話料金割引アプリやかけ放題オプションがあるものを選んでみてください。

支払い方法

ジャスト
PadSIM
IIJmio
日本通信
クレジットカード
デビットカード----
プリペイドカード----
口座振替----
振り込み----
HIS
エキサイト
@モバイル
スマホ電話
クレジットカード
デビットカード----
プリペイドカード----
口座振替----
振り込み----

いずれの格安SIMも支払い方法はクレジットカードのみで、デビットカードやプリペイドカードなどは使えません。ただしb-mobile Sシリーズは家族名義クレジットカードが使えることが分かっています。

サポート

ジャスト
PadSIM
IIJmio
日本通信
セキュリティー---
端末保証---
訪問サポート----
遠隔サポート---
HIS
エキサイト
@モバイル
スマホ電話
セキュリティー--
端末保証--
訪問サポート----
遠隔サポート----

IIJmio、エキサイトモバイル、@モバイルくん。は、セキュリティーオプションと端末保証オプションがあります。さらにIIJmioは、電話や遠隔操作によるサポートも受けられます。

手続き

ジャスト
PadSIM
IIJmio
日本通信
未成年契約---
MNP手動切り替え-
プラン変更----
サイズ変更
HIS
エキサイト
@モバイル
スマホ電話
未成年契約---
MNP手動切り替え-
プラン変更--
サイズ変更-

IIJmioは従量制プランと定額制プランの間でプラン変更できませんが、エキサイトモバイルなら従量制プランと定額制プランの間でプラン変更できます。プラン変更を視野に入れるなら、エキサイトモバイルを選ぶのもありです。

従量制の格安SIM まとめ

b-mobile S 990ジャストフィットSIMは1GBまで月額990円(税抜)、20GBまで従量課金されても月額4790円(税抜)という安さで、費用対効果に優れています。上限を5GBまで引き下げられるのもいいところです。

b-mobile S 990ジャストフィットSIM

従量制の格安SIM コラム

従量制の格安SIMの活用法

従量制の格安SIMの、使った分だけしかお金が掛からないという特徴を生かすためには、どのような使い方をすればいいのでしょうか。従量制の格安SIMの活用法について考えてみましょう。

まず考えられるのは、これをスマートフォンのメイン回線にして、あえて最低料金のままで使っていくという方法です。つまりメイン回線の維持費を抑えるために使うわけです。

従量課金で最低料金から一つ段階が上がるまでに、だいたい100MB~1GBくらいは使えるので、あえてデータ通信を必要最小限に控え、最低料金のままで使っていくことも、あながち非現実的な話ではありません。

こうすれば、定額制の格安SIMではあり得ないほどの基本料金の安さで、メイン回線を維持することも可能になります。不自由も伴いますが、やはり先立つものはお金です。検討する価値は大いにあります。

あるいは、スマートフォンのメイン回線は定額制の格安SIM、タブレットなどのサブ回線は従量制の格安SIMというように、用途に応じて使い分けるのもいいでしょう。これなら少額で複数回線を維持できます。

普通なら複数回線の費用を捻出するのは、たとえ格安SIMであっても決して簡単なことではありませんが、使った分だけお金が掛かる、つまり使わなければ安いままという従量制の格安SIMなら、それも苦になりません。

ただしサブ端末がタブレットのようにデータ通信に特化したものなら、メイン端末からサブ端末にテザリングするだけで事足りることもあるので、そこは慎重に検討したいところです。

他には、従量制の格安SIMをIoTやM2Mに使うことも考えられます。しかしここで紹介している個人向けの格安SIMは、そのような用途には不向きなので、IoTやM2Mに特化した法人向けの格安SIMを使うべきです。

従量制の格安SIMの注意点

基本料金が通信量に応じて従量課金されるという仕組みには、デメリットがないわけではありません。従量制の格安SIMには、いくつか注意しなければならない点があります。

まず定額制の格安SIMによくある、利用開始月の基本料金が無料や日割りになるサービスは、従量制の格安SIMにはほとんどありません。あるとすれば、せいぜい2段階定額制の格安SIMくらいのものです。

これは使った分だけお金が掛かるという従量課金の性質からすれば、当然のことです。利用開始月から50GBとか60GBとか使っておいて、それを利用開始月だからといって無料にしろというのは、さすがに虫が良すぎる話ですよね。

そういうわけで従量制の格安SIMは、利用開始月の基本料金が無料や日割りになる定額制の格安SIMに、利用開始月の時点で多少なりとも差をつけられてしまうことになります。

それから従量制の格安SIMは、ある段階で基本料金が大きく上昇することがあるので、通信量が毎月同じくらいで推移していくなら、むしろ定額制の格安SIMの方が安上がりになることもあり得ます。

例えば従量制で2~3GBまで月額1600円(税抜)のプランと、定額制で3GBまで月額1600円(税抜)のプランは、同じようでまったく違います。前者は2GBしか使わなくても、後者と同じ金額になってしまうからです。

通信量が毎月2GB前後で推移することが予想されるなら、従量制で2~3GBまで月額1600円(税抜)のプランよりも、定額制で2GBまで月額1400円(税抜)のプランの方が安上がりなのです。

従量制の格安SIMには、このような数字のトリックもあるということを認識しておくべきです。そうでなければお金を節約していたつもりでも、実は無駄遣いしていたということになりかねません。

従量課金には付きものの、いわゆるパケ死にも注意してください。故意であるかどうかにかかわらず、格安SIMを使った分だけお金が掛かるので、使い方を誤ると、思いがけず高額な費用を請求される可能性があります。

これは自分自身がデータ通信を控えるよう心掛けるだけでは、決して十分ではありません。スマートフォンは使っていないときでも勝手にデータ通信をしてしまうことがあるので、その設定も見直す必要があります。

最後に、通信容量の繰り越しについても触れておきます。従量制の格安SIMでは通信容量の繰り越しができません。通信容量を温存しておき、翌月にまとめて消費するというような工夫をする余地がないのです。

だからこそ使った分だけしかお金が掛からないわけで、どちらがいいとか悪いとかいう問題ではないのですが、定額制の格安SIMでも通信容量の繰り越しを駆使すれば、それなりに幅の広い使い方ができるということは確かです。

格安SIMの従量課金が高額化するのを防ぐには

格安SIMが従量課金によって高額化するのを防ぐには、どのような対策を講じるべきなのでしょうか。格安SIMや端末の設定にとどまらず、それらの使い方に対する意識付けなどについても考えてみましょう。

従量制の格安SIMの中には、通信容量の上限を変更できるようになっているものがあります。つまりここまでなら支払っていい、これ以上は支払いたくないという予算を、ある程度自由に決められるのです。

これなら基本料金が予算を上回るようなことはないので、安心して使えます。このような機能がある従量制の格安SIMはごく一部に過ぎませんが、それに当てはまるようならぜひ活用してみてください。

あるいは通信速度の切り替えができる格安SIMなら、自動ではなく手動で高速通信から低速通信に切り替えて、通信容量を節約することで、必要以上の従量課金を防ぐという手もあります。

手間は掛かりますが、通信容量を使うかどうかを自らの意思で判断できるという意味で、柔軟性が高い方法といえます。専用アプリで手軽に通信速度の切り替えができるようなら、こちらの方法も検討したいところです。

端末の設定にも見直すべきところはあります。例えば自動的にアプリを更新したり、撮った写真をアップロードしたりする設定を無効にすれば、知らない間に従量課金を伴うデータ通信が発生するようなことはなくなります。

ただしそのような機能をすべて無効にすると、それはそれで利便性を損なってしまうので、アプリ更新は許可し、写真アップロードは許可しないというように、優先順位をつけることを勧めます。

そして格安SIMの従量課金を最小限に抑えるために最も大事なことは、やはり節度ある使い方をしていくということに尽きます。いくら細く設定をいじっても、動画を垂れ流しにするような使い方をしていては水の泡です。

動画を見たり、アプリをダウンロードしたりするときには、格安SIMではデータ通信をせず、Wi-Fiに接続するべきです。外出するときも、Wi-Fiスポットがある場所に立ち寄るなどして、通信容量の節約に励みましょう。

迷ったらb-mobile S 990ジャストフィットSIM

迷ったらb-mobile S 990ジャストフィットSIMです。従量制の格安SIMとしては従量課金の有無にかかわらず最も安い部類に入るので、何か特別な事情でもない限り、これを選んでおけば間違いはありません。

b-mobile S 990ジャストフィットSIM