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300円くらいの格安SIMを比較

投稿 更新 著者 賀来泰史

300円くらいの格安SIMを比較しています。300円くらいとは基本料金が税込みで300円くらいに収まるという意味です。300円以下の格安SIMだけだとさすがに少な過ぎるので、300円台の格安SIMも含めることにしました。

おすすめはHISモバイル

おすすめはHISモバイルです。300円以下の音声通話対応プランと、200円以下のデータ通信専用プランがあるからです。月額290円(税込)で音声通話とデータ通信100MB未満、月額198円(税込)でデータ通信100MBが利用できます。

HISモバイル

HISモバイル

300円以下で音声とSMSとデータ100MB未満

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
100MB~1GB290円~
ドコモ回線 SMS+データプラン
100MB~30GB352円~
ドコモ回線 データプラン
100MB~30GB198円~
ソフトバンク回線 データプラン
100MB~30GB198円~
プラン名HISモバイル 自由自在290プラン 上限1GB
申し込みHISモバイル
初期費用3300円
SIM発行0円
基本料金~100MB:290円/月
~1GB:550円/月
回線ドコモ
容量1GB/月
360MB/3日(超過時)
容量追加1GB:200円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話9円/30秒
国内定額5分かけ放題:500円/月
かけ放題:1480円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名HISモバイル NTTドコモ回線 データ通信専用 ビタッ!プラン
申し込みHISモバイル
初期費用3300円
SIM発行0円
基本料金~100MB:198円/月
~2GB:770円/月
~5GB:1320円/月
~10GB:2310円/月
~15GB:3300円/月
~30GB:5775円/月
回線ドコモ
容量30GB/月
360MB/3日(超過時)
容量追加1GB:330円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話-
SMS付帯154円/月
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円

HISモバイルは300円以下の格安SIMです。自由自在290プランの上限1GBプランなら月額290円(税込)で音声通話とSMSとデータ通信100MB未満、そしてビタッ!プランなら月額198円(税込)でデータ通信100MBが利用できます。

上限1GBプランは300円(税込)より10円(税込)安く、ビタッ!プランのSMSオプション付きは300円(税込)より52円(税込)高く、ビタッ!プランは300円(税込)より102円(税込)安いです。

上限1GBプランは100MB未満で月額290円(税込)、100MB以上で月額550円(税込)というように基本料金が変動します。300円くらいの格安SIMとして利用するつもりなら100MB以上利用してはいけません。

ビタッ!プランは100MB以下で月額198円(税込)、100MB超過で月額770円(税込)というように基本料金が変動します。こちらは100MBを超えて利用してはいけません。上限1GBプランよりも上げ幅が大きいので要注意です。

上限1GBプランで上限を100MBに引き下げることはできませんが、ビタッ!プランで上限を100MBに引き下げることならできます。ビタッ!プランで従量課金を発生させたくなければ、上限を100MBに引き下げておきましょう。

HISモバイル

ロケットモバイル

300円台でSMSとデータ低速

ドコモ回線 データプラン
最大200kbps328円
au回線 SMS+データプラン
最大200kbps328円
au回線 データプラン
最大200kbps328円
プラン名ロケットモバイル Dプラン データプラン 神プラン
申し込みロケットモバイル
初期費用3740円
SIM発行0円
基本料金328円/月(初月無料)
回線ドコモ
容量-
容量追加100MB:165円
速度最大200kbps
超過時-
国内通話-
SMS付帯165円/月
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
年齢13歳~
最低利用-
解約金0円
プラン名ロケットモバイル Aプラン データプラン 神プラン
申し込みロケットモバイル
初期費用3740円
SIM発行0円
基本料金328円/月(初月無料)
回線au
容量-
容量追加100MB:165円
速度最大200kbps
超過時-
国内通話-
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
年齢13歳~
最低利用-
解約金0円

ロケットモバイルは300円台の格安SIMです。au回線の神プランなら月額328円(税込)でSMSと最大200kbpsのデータ通信が利用でき、ドコモ回線の神プランなら月額328円(税込)で最大200kbpsのデータ通信が利用できます。

いずれのプランも300円(税込)より28円(税込)高いです。ドコモ回線はともかく、au回線はかなりの安さです。SMSが利用できる300円くらいの格安SIMとしては一、二を争います。

しかも利用開始月の基本料金は無料です。つまり328円(税込)が浮くのです。たかが328円(税込)、されど328円(税込)です。これが他の格安SIMと比較するときには大きな意味を持ちます。

通信速度は最大200kbpsに制限されていますが、300円台の格安SIMに通信速度の速さまで求めるのはさすがに酷というものです。インターネットにつながりさえすればそれでよしとしましょう。

なおドコモ回線のSMS対応プランは月額493円(税込)、ソフトバンク回線のデータ通信専用プランは月額438円(税込)で、300円くらいの格安SIMという条件を満たしていません。

ロケットモバイル

LinksMate

300円以下でSMSとデータ100MB

ドコモ回線 SMS+データプラン
100MB297円
ドコモ回線 データプラン
100MB165円
200MB275円
300MB308円
400MB330円
500MB363円
1GB385円
プラン名LinksMate データ通信のみ 100MB
申し込みLinksMate
初期費用eSIM:3300円
物理SIM本土:4400円
物理SIM離島:5500円
(送料を含む)
SIM発行eSIM:550円
物理SIM:0円
基本料金165円/月
回線ドコモ
容量100MB/月
300MB/3日(超過時)
容量追加100MB:88円
1GB:550円
2GB/月:550円/月
10GB/月:2200円/月
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話-
SMS付帯132円/月
枚数1~5枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
銀行・コンビニ(チャージごとに330円か3%)
年齢14歳~
最低利用-
解約金0円
プラン名LinksMate データ通信のみ 200MB
申し込みLinksMate
初期費用eSIM:3300円
物理SIM本土:4400円
物理SIM離島:5500円
(送料を含む)
SIM発行eSIM:550円
物理SIM:0円
基本料金275円/月
回線ドコモ
容量200MB/月
300MB/3日(超過時)
容量追加100MB:88円
1GB:550円
2GB/月:550円/月
10GB/月:2200円/月
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話-
SMS付帯132円/月
枚数1~5枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
銀行・コンビニ(チャージごとに330円か3%)
年齢14歳~
最低利用-
解約金0円

LinksMateは300円くらいの格安SIMです。100MBプランなら月額297円(税込)でSMSとデータ通信100MBが利用でき、月額165円(税込)でデータ通信100MBが利用できます。基本料金の安さはかなりのものです。

SMS対応プランは100MBプランのみ300円以下の格安SIMです。データ通信専用プランは100MBプランと200MBプランが300円以下の格安SIM、300MBプランから1GBプランまでが300円台の格安SIMです。

新規契約事務手数料は3300円(税込)で、eSIMならeSIM新規発行手数料550円(税込)が必要で、物理SIMなら送料1100~2200円(税込)が必要です。送料は本土なら1100円(税込)、沖縄を含む離島なら2200円(税込)です。

つまり基本料金が安いというメリットがある一方で、初期費用が高いというデメリットもあるわけです。eSIMなら負担を軽減できますが、そのためにはeSIM対応端末が必要です。

よって基本料金が安いからという理由だけで安易にこの格安SIMを選んではいけません。初期費用も含めていくらになるか試算し、本当に他の格安SIMより安上がりなのかどうか考えるべきです。

LinksMate

エキサイトモバイル

300円台でデータ低速

ドコモ回線 データプラン
0~25GB385円~
プラン名エキサイトモバイル ドコモ回線タイプ データ通信専用SIM Fitプラン
申し込みエキサイトモバイル
初期費用3300円
SIM発行433円
基本料金~0GB:385円/月
~3GB:690円/月
~7GB:1320円/月
~12GB:1870円/月
~17GB:2640円/月
~25GB:3135円/月
回線ドコモ
容量25GB/月
366MB/3日(超過時)
容量追加5GB:1100円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps→?kbps
国内通話-
SMS付帯77円/月
(0GB超~3GBは0円)
枚数1~5枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円

エキサイトモバイルのFitプランは300円台の格安SIMです。低速通信に切り替えて従量課金を停止すれば、ドコモ回線のデータ通信専用プランが月額385円(税込)で維持できます。300円(税込)より85円(税込)高いです。

高速通信のままだと、3GBまで月額770円(税込)、7GBまで月額1320円(税込)、12GBまで月額1870円(税込)と、基本料金がだんだん上がっていきます。SIMが届いたらすぐに低速通信に切り替えておきましょう。

他の格安SIMが300円くらいで多少なりとも高速通信ができることを思うと、エキサイトモバイルが同じ300円くらいでありながらまったく高速通信ができないことには不満を抱いてしまいます。

なおドコモ回線のSMS対応プランとau回線のSMS対応プランは月額462円(税込)からで、300円(税込)より162円(税込)高いです。このようにSMS対応プランだと予算を大きく上回ってしまうので、あきらめてください。

定額制のFlatプランもありますが、SMS対応プランが月額627円(税込)から、データ通信専用プランが月額550円(税込)からで、300円くらいの格安SIMという条件を満たしません。

エキサイトモバイル

IIJmio

300円以下でチャージ専用

ドコモ回線 データプラン
eSIM チャージ専用165円
プラン名IIJmio タイプD eSIM データプラン ゼロ
申し込みIIJmio
初期費用3300円
SIM発行220円
基本料金165円/月
回線ドコモ
容量-
容量追加1GB:330円(月1回)
1GB:495円
速度0kbps
超過時-
国内通話-
SMS付帯-
枚数1枚
サイズeSIM
支払いクレジットカード
年齢-
最低利用1カ月
解約金0円

IIJmioのeSIM データプラン ゼロは300円以下の格安SIMです。月額165円(税込)で、300円(税込)より135円(税込)安いです。300円くらいの格安SIMの中でも最も安い部類に入ります。

しかしこれはチャージ専用プランなので、このままでは音声通話やSMSはおろかデータ通信すら利用できません。必要に応じて通信容量をチャージする必要があります。

毎月1回目は1GBにつき330円(税込)、2回目からは1GBにつき495円(税込)の追加料金が発生します。1GBをチャージすると基本料金と追加料金の合計は月額495円(税込)になり、300円(税込)より195円(税込)高くなります。

よってIIJmioを300円くらいの格安SIMとして利用していくなら、1GBをチャージする頻度は3カ月に1回くらいにとどめなければなりません。となるとメイン回線としては利用しづらく、サブ回線として利用すべきです。

eSIMによってサービスが提供されるため、SIMが配送されるのを待たずに今すぐにでも利用開始できるというメリットがあります。eSIMはiPhone XS以降やGoogle Pixel 4以降などに搭載されています。

IIJmio

mineo

mineoのマイそく スーパーライトは300円以下の格安SIMです。月額250円(税込)で、300円(税込)より50円(税込)安いです。これで音声通話、SMS、データ通信が利用できるというから驚きです。

ただし通信速度は最大32kbpsという遅さです。これではとても使いものになりません。せいぜいメールを読むくらいが関の山です。実質的には音声通話専用の格安SIMだと考えた方がいいです。

24時間データ使い放題というオプションを購入すれば、24時間だけ速度制限が撤廃されます。料金は1回につき198円(税込)です。どうしてもデータ通信を利用しなければならない事情ができたときに利用してみてください。

マイそく スーパーライトには、eo × mineoセット割、複数回線割引、家族割引、エントリーコードによる初期費用の割引、紹介アンバサダー制度による初期費用の割引など、各種割引が適用されません。

マイそく スーパーライトから他へのプラン変更はできますが、他からマイそく スーパーライトへのプラン変更はできません。300円以下の格安SIMとして利用するなら、最初からマイそく スーパーライトにする必要があるわけです。

mineo

NUROモバイル

NUROモバイルには通信容量が200MBのお試しプランがあります。このお試しプランこそ300円台の格安SIMです。データ通信専用プランが月額330円(税込)で、300円(税込)より30円(税込)高いです。

SMS対応プランは月額495円(税込)で、残念ながら300円(税込)より195円(税込)も高いです。300円くらいの格安SIMを探しているなら、SMS対応プランは選択肢から外さざるを得ません。

以前はau回線とソフトバンク回線のSMS対応プランが月額715円(税込)、データ通信専用プランが月額550円(税込)と割高でしたが、現在はドコモ回線と同じ価格に統一されています。どの回線でも300円台の格安SIMです。

初月の基本料金は無料です。330円(税込)が無料になったところで大したことはないようにも思えますが、これが無料かどうかで他の格安SIMと数百円の差がつくこともあるので、軽く見てはいけません。

通信容量を超過すると通信速度が最大200kbpsの低速になりますが、その状態でもバースト転送によって初速だけは高速になるのでそれなりに快適です。ちなみに以前は最大32kbpsでしたが、最大200kbpsに改善されました。

b-mobile S 190PadSIM X

b-mobile S 190PadSIM Xは300円くらいの格安SIMです。月額209円(税込)でデータ通信1GBが利用できます。音声通話やSMSは利用できません。

300円(税込)より91円(税込)安い、300円以下の格安SIMです。1GBを超過すると月額418円(税込)で、300円(税込)より418円(税込)高くなります。それでもかなりの安さです。

通信容量は1~30GBの間で、1GB単位で変更できます。つまり上限を1GBに変更すれば、通信容量が1GBで、基本料金が変動しない格安SIMとして利用していくことも可能ということです。

ドコモ回線とソフトバンク回線が選択できるので、メイン回線で通信障害が発生したときのバックアップ回線として役立ちます。メイン回線とは異なる回線を選択しておくのがよさそうです。

なお従来のb-mobile S 190PadSIMにはSMS対応プランもありましたが、現在はありません。完全にデータ通信専用の格安SIMとなっています。サブ回線として割り切って利用していくことになるでしょう。

povo2.0

povo2.0は300円以下の格安SIMです。povo1.0からpovo2.0へのリニューアルに伴い、基本料金が月額0円に変更されました。トッピングというオプションを購入しなくても、音声通話とSMSと最大128kbpsのデータ通信が利用できます。

ただし定期的に有料トッピングを購入するなどしなければ利用停止され、それでも有料トッピングを購入しなければ解約されるため、月額0円のまま利用できるわけではありません。

具体的には有料トッピングの有効期限の翌日から180日以内に有料トッピングを購入せず、従量料金が660円(税込)を超過しなければ利用停止されます。それから30日以内に有料トッピングを購入しなければ解約されます。

220円(税込)で24時間有効なsmash.使い放題パックというトッピングを181日ごとに購入するのが最も安上がりです。月額に換算すると約37円(税込)なので、300円(税込)より約263円(税込)安いということになります。

あるいは390円(税込)で7日間有効なデータ追加1GBというトッピングを月に一度だけ購入し、300円台の格安SIMとして利用していくという手もあります。こちらは300円(税込)より90円(税込)高いということになります。

日本通信SIM

日本通信SIMは300円以下の格安SIMです。合理的シンプル290プランなら月額290円(税込)で音声通話、SMS、データ通信1GBが利用できます。以前は大きな落とし穴とも言える仕様がありましたが、廃止されました。

その落とし穴とは、通信容量を超過するとデータ通信が利用できなくなるというものです。通信速度が制限されるのではなく、データ通信そのものが完全に利用できなってしまうのです。

しかし実際にデータ通信が利用できなくなることはありませんでした。プラン提供開始からしばらくの間、通信容量の超過時の措置が通信速度の制限に緩和された状態が続き、結局はそれが通常の仕様となりました。

通信容量の上限は1GBから100GBまで1GB単位で変更できます。通信容量の上限の変更は即時に反映されます。通信速度が制限されても、翌月までそのまま我慢しなければならないわけではありません。

もちろん無料というわけにはいきません。通信容量の上限を引き上げれば、1GBにつき220円(税込)の追加料金が発生します。2GBなら月額510円(税込)、3GBなら月額730円(税込)になります。

300円くらいの格安SIMの料金を比較

音声プラン

プラン最も安い次に安い
低速povo2.0mineo
0円250円
100MBHIS D-
290円-
1GB日本通信-
290円-

povo2.0は月額無料で低速、日本通信SIMは月額290円(税込)で1GBを超過すると従量課金、HISモバイルは月額290円(税込)で100MBを超過すると従量課金という条件です。それぞれに一長一短があり、好みが分かれるところです。

SMSプラン

プラン最も安い次に安い
低速ロケット A-
328円-
100MBLinksMateHIS D
297円352円

LinksMateは安いことは安いですが、いかんせん初期費用が高めなので結果的には高くつくことがあります。そういう意味ではロケットモバイルが最も安いといえます。HISモバイルもなかなかのものです。

データプラン

プラン最も安い次に安い
通信✕IIJmio-
165円-
低速ロケット D
ロケット A
エキサイト
328円385円
100MBLinksMateHISモバイル
165円198円
200MBLinksMateNUROモバイル
275円330円
300MBLinksMate-
308円-
400MBLinksMate-
330円-
500MBLinksMate-
363円-
1GB190PadSIMLinksMate
209円385円

HISモバイルの安さが目を引きます。通信容量は100MBまでですが、サブ回線としてならこれで事足りるでしょう。b-mobile S 190PadSIM Xも肉薄しています。LinksMateは初期費用が高めなので、単純には比較できません。

300円くらいの格安SIMの仕様を比較

※一部プランのみ該当する場合も◯とします

割引

HISモバイル
ロケット
LinksMate
エキサイト
IIJmio
初月無料----
固定回線割-----
複数回線割-----
ポイント還元-----
mineo
NUROモバイル
190PadSIM
povo2.0
日本通信
初月無料----
固定回線割-----
複数回線割-----
ポイント還元-----

ロケットモバイルとNUROモバイルは、利用開始月の基本料金が無料です。利用開始月の基本料金が日割りになる格安SIMよりも、費用が安く済ませられることが多いです。povo2.0はずっと基本料金が無料です。

回線

HISモバイル
ロケット
LinksMate
エキサイト
IIJmio
ドコモ
au----
ソフトバンク----
楽天-----
mineo
NUROモバイル
190PadSIM
povo2.0
日本通信
ドコモ-
au--
ソフトバンク--
楽天-----

HISモバイルは一部プランのみドコモ回線、ソフトバンク回線が選択できます。ロケットモバイルはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線が選択できますが、ソフトバンク回線は300円くらいの格安SIMではありません。

データ通信

HISモバイル
ロケット
LinksMate
エキサイト
IIJmio
速度切り替え---
バースト転送--
容量繰り越し----
容量シェア---
容量追加
mineo
NUROモバイル
190PadSIM
povo2.0
日本通信
速度切り替え----
バースト転送---
容量繰り越し-----
容量シェア-----
容量追加--

LinksMate、エキサイトモバイルは、通信速度の切り替えができます。ロケットモバイル、NUROモバイル、エキサイトモバイルは、バースト転送に対応しています。データ通信を開始してから少しの間は、通信速度の制限が解除されます。

音声通話

HISモバイル
ロケット
LinksMate
エキサイト
IIJmio
通話定額----
転送電話----
迷惑電話拒否----
留守番電話----
割り込み通話----
mineo
NUROモバイル
190PadSIM
povo2.0
日本通信SIM
通話定額--
転送電話---
迷惑電話拒否---
留守番電話---
割り込み通話---

HISモバイルには5分かけ放題オプションと無制限かけ放題オプションがあります。povo2.0にも5分かけ放題オプションと無制限かけ放題オプションがあります。日本通信SIMには無制限かけ放題オプションがあります。

支払い方法

HISモバイル
ロケット
LinksMate
エキサイト
IIJmio
クレカ
デビカ----
プリカ-----
口座振替-----
銀行コンビニ----
mineo
NUROモバイル
190PadSIM
povo2.0
日本通信
クレカ
デビカ----
プリカ----
口座振替----
銀行コンビニ----

HISモバイルは家族名義のクレジットカードも利用できます。ロケットモバイルはデビットカードで支払いができます。LinksMateはコンビニエンスストアや銀行で購入しておいたポイントで支払いができます。

サポート

HISモバイル
ロケット
LinksMate
エキサイト
IIJmio
店舗サポート----
訪問サポート-----
遠隔サポート----
mineo
NUROモバイル
190PadSIM
povo2.0
日本通信
店舗サポート----
訪問サポート---
遠隔サポート---

HISモバイルは店舗でサポートが受けられますが、店舗数はそこまで多くありません。NUROモバイルは自宅訪問と遠隔操作でサポートが受けられます。IIJmioは遠隔操作でサポートが受けられます。

手続き

HISモバイル
ロケット
LinksMate
エキサイト
IIJmio
未成年契約---
手動回線切替-----
他者名義変更-----
mineo
NUROモバイル
190PadSIM
povo2.0
日本通信
未成年契約----
手動回線切替--
他者名義変更----

ロケットモバイルとLinksMateとpovo2.0は未成年でも契約できます。基本料金がお小遣いだけでやりくりできるくらい安いことも相まって、未成年者にはまさにうってつけの格安SIMです。

有力候補はHISモバイル

有力候補はHISモバイルです。音声通話対応プランは100MB未満なら月額290円(税込)、データ通信専用プランは100MB以下なら月額198円(税込)という安さです。もちろん通信容量を超過したら利用できなくなることもありません。

HISモバイル

300円くらいの格安SIMのコラム

300円くらいの格安SIMの使い道

300円くらいの格安SIMともなると、ごく一部の例外を除いて音声通話対応プランや大容量プランに手が届かず、どうしても使い道が少なくなりがちです。300円くらいの格安SIMにはどのような使い道があるのでしょうか。

まず思い浮かぶのが、すでにあるメイン回線に対するサブ回線として利用していくという道です。つまり2台目の端末に入れたり、SIMが2枚入る端末に2枚目として入れたりするわけです。

音声通話ができなかったり通信容量が少なかったりしても、サブ回線ならそれほど困ることはありません。基本料金が高いことの方がよほど困ります。そういう意味では300円くらいの格安SIMはまさにうってつけなのです。

端末を2台持ちしていなくても、SIMが2枚入る端末がなくても、300円くらいの格安SIMをサブ回線として手元に置いておけば、いざというときに役立ちます。メイン回線が利用できなくなる可能性がないとはいえないからです。

例えばSIMごと端末を紛失したり、キャリアやMVNOが大規模な障害を起こしたりして、メイン回線が長時間不通になる事態が想定されます。そんな急場をしのぐためにサブ回線を常備しておくのは悪い考えではありません。

あるいはいっそ開き直ってメイン回線として利用していくという道もあるにはあります。音声通話ができないことはIP電話アプリである程度は補えます。通信容量が少ないこともWi-Fiを駆使すれば何とかなります。

いろいろと制約が多いのであまり勧められませんが、300円くらいの格安SIMなら通信費をぎりぎりまで切り詰められるのは確かです。あれこれ工夫するのが苦にならなければ、どこまでお金を節約できるか挑戦するのもいいでしょう。

格安SIMとIP電話アプリで300円に収まるか

格安SIMだけなら300円くらいに収まることは分かりました。それでは格安SIMにIP電話アプリを付け足したらどうでしょうか。下手をするとIP電話アプリだけでも予算を使い果たしてしまいそうな印象があります。

IP電話アプリといえば050 plusが有名です。しかしこれは基本料金が月額330円(税込)もします。しかも2023年6月23日をもって申し込み受け付けが終了してしまい、現在は申し込みができません。

幸いにも050 plusより基本料金が安いIP電話アプリはいろいろとあります。050 plusはあきらめてそちらを利用するようにすれば、格安SIMとIP電話アプリの二つを合わせても予算内に収まりやすくなります。

例えばMy 050は6カ月ごとに550円(税込)で維持できます。以前は無料で維持できていたのが有料になってしまいましたが、それでもIP電話アプリとしては最も安い部類に入ります。

ただしこれはあくまで基本料金の話です。IP電話アプリで電話をかけると通話料金が発生することを忘れてはいけません。基本料金が安い代わりに通話料金が高いIP電話アプリを選ぶと、痛い目を見ることになります。

いずれにせよIP電話アプリで多少なりとも通話料金が発生することは避けられません。IP電話アプリやLINEの無料通話を活用し、通話料金を節約するように心掛けましょう。

子回線が300円くらいの格安SIMも検討を

300円くらいの格安SIMをサブ回線にするなら、メイン回線を親回線にしてサブ回線を子回線として追加するという形にすれば都合がいいです。子回線が300円くらいの格安SIMに乗り換えることも検討してみてください。

例えばBIGLOBEモバイルのシェアSIMカード(データ)は月額220円(税込)、エキサイトモバイルの追加SIMのデータ通信専用SIMも月額220円(税込)なので、これらは子回線が300円くらいの格安SIMといえます。

二つの回線の契約をまとめるメリットは、さまざまな手続きが簡略化できることです。一度に二つの回線の申し込み、契約内容照会、契約内容変更、解約などができ、支払い方法も統一できます。

通信容量もシェアできるようになるので無駄がありません。サブ回線の通信容量が尽きたときにメイン回線の通信容量が余っていても利用できないというような、もどかしい事態が避けられるわけです。

初期費用が浮くこともあります。親回線の初期費用は3000円くらいですが、子回線の初期費用は無料になることもあるからです。場合によっては3000円くらい費用が浮きます。

二つの回線の契約をまとめるデメリットは、二つの回線が同時に不通になるリスクがあることです。もし大規模障害や利用停止などの問題が起きたら、バックアップになるべき子回線もろとも影響を受けてしまいます。

それからどちらか片方の回線だけを他社に乗り換えるということがしにくくなります。子回線を300円くらいの格安SIMとして残してつつ、親回線を解約するのは無理だからです。

迷ったらHISモバイル

迷ったらHISモバイルです。安さと使いやすさのバランスが取れています。データ通信専用プランはドコモ回線とソフトバンク回線が選択できるので、メイン回線に何かあったときのためにサブ回線として契約しておくのもいいでしょう。

HISモバイル