povo2.0でプリペイドカードを試してみた
2023年10月4日から10月10日にかけて、povo2.0でプリペイドカードを試してみました。au PAY、Kyash、MIXI M、Visa LINE Pay、Vポイント、メルペイ、ファミペイ、ANA Payのプリペイドカードを用意しました。
povo2.0のサイトでプリペイドカードの情報を確認する
ひとまずpovo2.0の公式サイトで、プリペイドカードに関連する情報を確認しておきます。支払い方法や手続き方法について言及されているページに、片っ端から目を通していきました。
しかし残念ながら、プリペイドカードに関連する情報はほとんど皆無でした。デビットカードが利用できないという情報はありましたが、プリペイドカードが利用できるとか利用できないという情報はありませんでした。
唯一の収穫は、クレジットカードの名義についての情報です。povo2.0に登録するクレジットカードは、原則的に契約者と同一名義でなければならないことが分かりました。このルールはプリペイドカードにも適用されることになります。
この時点で、名義が「◯◯ MEMBER」に固定されていて変更できないプリペイドカードは、povo2.0に登録できる可能性がぐっと低くなってしまいました。それでも念には念を入れ、手元にあるすべてのプリペイドカードを試してみます。
povo2.0でプリペイドカードを試す準備をする
povo2.0でプリペイドカードを試す準備をします。povo2.0の開通後に、支払い方法の変更がいつでもできる状態にしてから、プリペイドカードの利用がいつでもできる状態にします。
povo2.0を契約し、SIMを受け取り、povo2.0アプリをインストールし、開通手続きをしました。povo2.0アプリの左上にある人型のアイコンから、「ご登録済みのクレジットカード」をタップし、「続ける」をタップしました。
すると新しいカード情報を入力する画面が表示されました。ここで支払い方法をプリペイドカードに変更するわけです。カード番号、有効期限、セキュリティーコードの入力欄がありました。名義の入力欄はありませんでした。
それから次のプリペイドカードを用意しました。au PAY プリペイドカードと、Kyash Card Liteを除いては、いずれもプラスチックカードが発行されないバーチャルプリペイドカードです。
- au PAY プリペイドカード
- Kyash Card Lite
- MIXI M バーチャルカード
- Visa LINE Payプリペイドカード
- Vポイント プリペイドカード
- メルペイ バーチャルカード
- ファミペイ バーチャルカード
- ANA Pay バーチャルプリペイドカード
残高が不足していたものは、いくらかチャージしました。利用を停止していたものは、解除しました。利用可能額を0円まで引き下げていたものは、ある程度まで引き上げました。
これで準備が整いました。いよいよpovo2.0でプリペイドカードを試していきます。支払い方法の変更を短期間に繰り返すと、ロックがかかってしまう恐れがあるため、2日おきに2枚ずつ試すことにしました。
povo2.0でau PAY プリペイドカードを試す
povo2.0でau PAY プリペイドカードを試します。auなどの電話料金の支払いには利用できないことになっていました。氏名をカードの名義として入力する必要がありました。
au PAY プリペイドカードのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に失敗しました。クレジットカードで支払いが完了しなかった旨のメッセージが表示され、手続きが中断されてしまいました。
povo2.0でKyash Card Liteを試す
povo2.0でKyash Card Liteを試します。電話料金の支払いには利用できないことになっていました。氏名または「KYASH MEMBER」をカードの名義として入力する必要がありました。
Kyash Card Liteのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に成功しました。カード情報の更新が完了した旨のメッセージが表示され、支払い方法が変更されたことを知らせるメールが届きました。
Kyashアプリにも、カードの有効性が確認されたことを知らせるプッシュ通知が届きました。加盟店名は「POVO CHARGES」となっていました。
povo2.0でMIXI M バーチャルカードを試す
povo2.0でMIXI M バーチャルカードを試します。電話料金の支払いには利用できないことになっていました。氏名または「GRAM MEMBER」をカードの名義として入力する必要がありました。
MIXI M バーチャルカードのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に失敗しました。クレジットカードで支払いが完了しなかった旨のメッセージが表示され、手続きが中断されてしまいました。
povo2.0でVisa LINE Payプリペイドカードを試す
povo2.0でVisa LINE Payプリペイドカードを試します。月額料金の支払いには利用できないことになっていました。氏名をカードの名義として入力する必要がありました。
Visa LINE Payプリペイドカードのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に成功しました。カード情報の更新が完了した旨のメッセージが表示され、支払い方法が変更されたことを知らせるメールが届きました。
povo2.0でVポイント プリペイドカードを試す
povo2.0でVポイント プリペイドカードを試します。電話料金の支払いには利用できないことになっていました。「VPOINT MEMBER」をカードの名義として入力する必要がありました。
Vポイント プリペイドカードのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に成功しました。カード情報の更新が完了した旨のメッセージが表示され、支払い方法が変更されたことを知らせるメールが届きました。
契約者と異なる名義のカードは登録できないはずでしたが、なぜか登録できてしまいました。povo2.0で支払い方法を変更する際には、名義のチェックが働いていないことが分かりました。
povo2.0でメルペイ バーチャルカードを試す
povo2.0でメルペイ バーチャルカードを試します。月額料金の支払いには利用できないことになっていました。氏名または「MERPAY MEMBER」をカードの名義として入力する必要がありました。
メルペイ バーチャルカードのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に失敗しました。クレジットカードで支払いが完了しなかった旨のメッセージが表示され、手続きが中断されてしまいました。
povo2.0でファミペイ バーチャルカードを試す
povo2.0でファミペイ バーチャルカードを試します。定期的な引き落としには利用できないことになっていました。「FAMIPAY MEMBER」をカードの名義として入力する必要がありました。
ファミペイ バーチャルカードのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に失敗しました。クレジットカードで支払いが完了しなかった旨のメッセージが表示され、手続きが中断されてしまいました。
povo2.0でANA Pay バーチャルプリペイドカードを試す
povo2.0でANA Pay バーチャルプリペイドカードを試します。電話料金の支払いには利用できないことになっていました。氏名または「ANA PAY MEMBER」をカードの名義として入力する必要がありました。
ANA Pay バーチャルプリペイドカードのカード情報を入力した結果、支払い方法の変更に成功しました。カード情報の更新が完了した旨のメッセージが表示され、支払い方法が変更されたことを知らせるメールが届きました。
povo2.0でプリペイドカードを試したら8枚中4枚が登録できた
カード名 | 結果 |
---|---|
au PAY プリペイドカード | × |
Kyash Card Lite | ◯ |
MIXI M バーチャルカード | × |
Visa LINE Payプリペイドカード | ◯ |
Vポイント プリペイドカード | ◯ |
メルペイ バーチャルカード | × |
ファミペイ バーチャルカード | × |
ANA Pay プリペイドカード | ◯ |
povo2.0でプリペイドカードを試した結果、8枚中4枚が登録できました。1枚たりとも登録できない可能性もあるとみていましたが、予想外の好成績でした。これほどpovo2.0がプリペイドカードに寛容だとは思ってもみませんでした。
ただし登録ができるということと、決済ができるということは、必ずしもイコールではありません。登録と同時に決済が発生するわけではないため、決済ができるかどうかはそのときになってみなければ分かりません。
いざ決済をするという段階で、カード情報のより厳格なチェックが行われ、プリペイドカードが弾かれてしまったとしても不思議ではありません。povo2.0はプリペイドカードが利用できることを保証していないからです。
もしそのような事態になったときに、プリペイドカードの代わりになるクレジットカードがなければ、まずいことになります。下手をすると強制的に契約解除となり、信用情報に傷が付いてしまいます。
povo2.0ではペイディというサービスを介し、口座振替、銀行振込、コンビニエンスストア払いが利用できます。無理にプリペイドカードで支払いをしようとせず、ペイディで支払いをすることを勧めます。