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低速無制限の格安SIM

2021年4月14日更新

低速無制限の格安SIMを比較しています。通信速度が最大1Mbps以下の低速であり、なおかつ1カ月間や3日間の通信容量が無制限であるものを、低速無制限の格安SIMと呼んでいます。

低速無制限の格安SIM おすすめ

ロケットモバイルがおすすめです。通信速度は最大200kbpsでバースト転送に対応し、通信容量は無制限です。音声通話対応プランは月額1043円(税込)から、SMS対応プランは月額328円(税込)からという安さが魅力的です。

ロケットモバイル

ロケットモバイル

200kbpsとバーストで低速無制限の格安SIM

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
低速1043円
ドコモ回線 SMS+データプラン
低速493円
ドコモ回線 データプラン
低速328円
au回線 音声+SMS+データプラン
低速1043円
au回線 SMS+データプラン
低速328円
ソフトバンク回線 音声+SMS+データプラン
低速1309円
ソフトバンク回線 データプラン
低速438円
プラン名ロケットモバイル Dプラン 通話プラン 神プラン
申し込みロケットモバイル
初期費用3740円
SIM発行-
基本料金1043円(初月無料)
回線ドコモ
容量-
速度最大200kbps
超過時-
通話22円/30秒
通話定額-
SMS付加0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
年齢13歳~
最低利用翌月から12カ月
解約金9500円(不課税)
MNP転出-
プラン名ロケットモバイル Dプラン データプラン 神プラン
申し込みロケットモバイル
初期費用3740円
SIM発行-
基本料金328円(初月無料)
回線ドコモ
容量-
速度最大200kbps
超過時-
通話-
SMS付加165円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
年齢13歳~
最低利用-
解約金-

ロケットモバイルは低速無制限の格安SIMです。通信速度が最大200kbpsで、通信量の3日制限もない、神プランというプランがあります。基本料金の安さでは他を圧倒しています。

ドコモ回線のDプラン、au回線のAプラン、ソフトバンク回線のSプランがあります。それぞれ基本料金には多少の違いがあり、通話プランは月額1043~1309円(税込)、データプランは月額328~493円(税込)です。

基本料金が初月無料であることも見逃せません。いくら基本料金が安くても、それが初月分から請求されるようでは魅力が半減してしまいます。ロケットモバイルは初月分が請求されずに翌月分から請求されるので、良心的です。

スマートフォンやタブレットなどを2台持ちするときに、低速無制限の格安SIMで2台目の維持費を抑えることを第一に考えるなら、間違いなくロケットモバイルが有力候補になります。

初速を高速化するバースト転送にも対応しています。バースト転送に対応していながらここまで基本料金が安く抑えられていることは、高く評価できます。低速無制限の格安SIMとしてはまさに理想的な条件だといえます。

ロケットモバイル

LIBMO

200kbpsで低速無制限の格安SIM

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
低速1078円
ドコモ回線 データプラン
低速528円
プラン名LIBMO 音声通話機能付きSIM なっとくプラン(ライト)
申し込みLIBMO
初期費用3300円
SIM発行-
基本料金1078円
回線ドコモ
容量-
速度最大200kbps
超過時-
通話22円/30秒
通話定額10分かけ放題:935円
10分+3人かけ放題:1430円
30分パック:968円
SMS付加0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢20歳~
最低利用12カ月
解約金10450円
MNP転出ウェブ:0円
電話:1100円
プラン名LIBMO データ通信専用SIM なっとくプラン(ライト)
申し込みLIBMO
初期費用3300円
SIM発行-
基本料金528円
回線ドコモ
容量-
速度最大200kbps
超過時-
通話-
SMS付加-
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢20歳~
最低利用-
解約金-

LIBMOにはなっとくプラン(ライト)という最大200kbpsで使い放題の低速無制限プランがあります。音声通話機能付きSIMなら月額1078円(税込)、データ通信専用SIMなら月額528円(税込)です。

基本料金はそれなりに安いものの、初月無料ではありません。基本料金が安くて初月無料でないLIBMOよりも、基本料金が高くて初月無料である他の格安SIMの方が、場合によっては安上がりになる可能性があります。

残念ながらバースト転送には対応していません。この金額でバースト転送にも対応していれば申し分ありませんでしたが、さすがにそこまでは高望みし過ぎというものでしょう。

それからなっとくプラン(ライト)は他のプランと異なり、SIM×光セット割という割引が適用されません。いっそ他のプランを選び、SIM×光セット割の適用を受けるというのも一つの手です。

なおなっとくプラン(ライト)以外で通信容量を使い切ったときには、通信速度が最大200kbpsではなく最大128kbpsまで低下します。最大200kbpsにこだわるならなっとくプラン(ライト)を選んでください。

LIBMO

インターリンクLTE SIM

128kbpsで低速無制限の格安SIM

ドコモ回線 SMS+データプラン
低速1254円
ドコモ回線 データプラン
低速1100円
プラン名インターリンクLTE SIM 128kbpsで使い放題プラン
申し込みインターリンクLTE SIM
初期費用3300円
SIM発行-
基本料金1100円(初月無料)
回線ドコモ
容量-
速度最大128kbps
超過時-
通話-
SMS付帯154円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
年齢-
最低利用1カ月
解約金-

インターリンクLTE SIMは、低速無制限の格安SIMとしては明らかに割高です。通信速度は最大128kbpsと遅く、バースト転送にも対応していないにもかかわらず、月額1100円(税込)もします。

なぜこんなに基本料金が高いのかというと、SIMカードに固定IPアドレスが付与されるからです。固定IPアドレスの費用が数百円ほど上乗せされていると考えれば、IoTやM2Mの回線としてはむしろ安い方です。

しかし固定IPアドレスが必要な法人ならともかく、そうでない個人にとっては、インターリンクLTE SIMはただ単に基本料金が高いだけの格安SIMでしかなく、そういう意味で人を選ぶことは間違いありません。

ちなみに128kbpsで使い放題プランの他にも、ある意味で低速無制限のプランが存在します。10GBまで上り高速プランと、30GBまで上り高速プランです。これらは下りが低速で上りが高速という、一風変わったプランです。

下りに関しては、通信速度が最大200kbpsで、通信容量の制限もないので、低速無制限の格安SIMといえなくもありません。上りが高速ということもあって基本料金は高めですが、使い方によっては役立ちます。

インターリンクLTE SIM

ServersMan SIM LTE

600kbpsで低速無制限の格安SIM

ドコモ回線 SMS+データプラン
無制限 最大600kbps817円
ドコモ回線 データプラン
無制限 最大600kbps660円
プラン名ServersMan SIM LTE
初期費用3300円
SIM発行-
基本料金660円
回線ドコモ
容量-
速度最大500~600kbps
超過時-
通話-
SMS付帯157円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢-
最低利用-
解約金-

ServersMan SIM LTEの通信速度は最大500~600kbpsと、なかなかの速さです。もちろん通信容量も無制限で、よほど極端な使い方をしない限り、通信速度が制限されることはありません。

低速無制限の格安SIMにしては基本料金が高めですが、通信速度の速さと、通信容量が無制限ということを考慮すれば、妥当なところです。通信速度の速さを重視するなら、間違いなく候補の一つとして挙げられます。

バースト転送に対応しておらず、初速が速くなることはありません。しかし終始安定して速いので、大きな不満を感じることはないはずです。動画を見ることさえしなければ、大抵のことはできます。

通信容量を追加したときは、SiLK Senseという機能を活用してみてください。これはAndroid用アプリのみの機能で、自分が指定したアプリを起動したときだけ低速から高速に自動で切り替わり、通信容量を消費するというものです。

せっかくお金を払って通信容量を追加したからには、それを無駄なく使いたいものです。しかしだからといって、いちいち手動で低速と高速を切り替えるのは面倒です。その悩みを解決してくれるのがSiLK Senseなのです。

TONE SIM (for iPhone)

600kbpsで低速無制限の格安SIM

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
無制限 最大600kbps2915円
ドコモ回線 SMS+データプラン
無制限 最大600kbps1980円
ドコモ回線 データプラン
無制限 最大600kbps1870円
プラン名TONE SIM (for iPhone) 090音声オプション付き
申し込みTONE SIM (for iPhone)
初期費用ウェブ:3300円
店舗:6600円
SIM発行-
基本料金2915円
回線ドコモ
容量-
速度最大500~600kbps
超過時-
通話アプリ使用:18.7円/30秒
アプリなし:19.8円/30秒
通話定額5分かけ放題:1045円
IP電話10分かけ放題:550円
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano
支払いクレジットカード
デビットカード
プリペイドカード
口座振替(店舗のみ)
年齢18歳~
最低利用-
解約金-
MNP転出-
プラン名TONE SIM (for iPhone)
申し込みTONE SIM (for iPhone)
初期費用ウェブ:3300円
店舗:6600円
SIM発行-
基本料金1870円
回線ドコモ
容量-
速度最大500~600kbps
超過時-
通話-
通話定額IP電話10分かけ放題:550円
SMS付帯110円
枚数1枚
サイズnano
支払いクレジットカード
デビットカード
プリペイドカード
口座振替(店舗のみ)
年齢18歳~
最低利用-
解約金-

TONE SIM (for iPhone)は、最大500~600kbpsの低速で無制限に使い放題です。090音声オプションを追加すれば音声通話とSMSができ、SMSオプションを追加すればSMSだけができます。

他の格安SIMと比較すると通信速度は速めですが、それでも動画が見られるほどの速さではなく、動画を見るには動画チケットオプションを購入する必要があります。動画チケットオプションを購入すると最大3Mbpsになります。

バースト転送には対応していません。それでも最大200kbpsの格安SIMならともかく最大500~600kbpsの格安SIMなら、バースト転送なしでもそこまで困ることはないでしょう。

基本料金がやや高めなのは、TONEファミリーオプションがプランに含まれているからです。端末の現在地の確認やアプリの利用状況の確認など、端末を見守るためのさまざまなサービスが受けられます。

つまりTONE SIM (for iPhone)は子供や高齢者のための格安SIMとして位置付けられているのです。もちろん子供や高齢者でなくても構いませんが、そうでなければこの格安SIMを選ぶ意義は薄いです。

TONE SIM (for iPhone)

ヤマダニューモバイル

ヤマダニューモバイルのシンプルプランは、通信速度が最大200kbpsの低速で、通信容量が無制限に使い放題のプランです。低速無制限の格安SIMとして、これといった特徴に欠けることは否めません。

基本料金は、音声通話対応プランなら月額1375円(税込)、データ通信専用プランなら月額577円(税込)と、やや高めです。しかし初月無料なので、短期的には安く済ませられます。

最大200kbpsという通信速度は、低速無制限の格安SIMとしては平均的な水準です。せめてバースト転送に対応していればよかったのですが、そうはなっていません。他の格安SIMと比較すると物足りなさを感じます。

以前は月額165円(税込)のWi-Fiスポットオプションを追加すれば、通信速度の遅さを補うことができたのですが、それも2019年11月30日をもって廃止されてしまいました。

見どころがあるとすれば、オプションの安さです。Wi-Fiスポットオプションが月額165円(税込)、10分かけ放題オプションが月額880円(税込)と、一般的な格安SIMよりも安めになっています。

イプシム

イプシムの無制限プランは、月額1089円(税込)、最大200kbps、バースト転送対応、通信容量制限なし、そして固定IPアドレス付きです。IoTやM2Mなどの用途に適した低速無制限の格安SIMです。

固定IPアドレスが不要なら、2カ月目から動的IPアドレスに変更できます。つまり単なる格安SIMとしても使っていけるわけです。動的IPアドレスに変更すると動的IP割引が適用され、基本料金が550円(税込)引きになります。

月額539円(税込)で最大200kbpsかつバースト転送対応なら、低速無制限の格安SIMとしては決して悪くありません。固定IPアドレスが不要でも、検討する価値はあるように思えます。

しかし少なくとも1カ月分は割高な基本料金を支払わなければならず、そればかりか初期費用にも固定IPアドレスの分が上乗せされており、単なる低速無制限の格安SIMとしては余計な出費が多過ぎます。

銀行振り込みで支払いをすれば、基本料金が1カ月分無料になり、さらに年払いをすれば、年間契約割引で基本料金がもう1カ月分無料になりますが、振り込み手数料はこちらが負担しなければなりません。

ASAHIネット LTE ANSIM

ASAHIネット LTE ANSIMのデータSIMには、128Kプランという低速無制限プランがあります。これは月額822円(税込)で、最大128kbpsのデータ通信が使い放題というものです。

低速無制限の格安SIMとしては、基本料金が安いわけでもなく、通信速度が速いわけでもなく、バースト転送に対応しているわけでもなく、これといった特徴がありません。至って平凡です。

基本料金に関しては、利用開始月は無料になり、さらに固定回線と併用すると55円(税込)割引になりますが、そもそもの金額が高いので焼け石に水です。もっと安上がりな格安SIMが他にあります。

特徴らしい特徴といえば、オプションで固定IPアドレスを付与できることくらいです。しかしそれには880円(税込)の初期費用と月額880円(税込)の追加料金を支払わなければならず、どうしても割高になってしまいます。

128Kプランは長らく値下げも増速もされてこなかったプランなので、他の格安SIMと比較すると競争力に欠けることは否めません。ASAHIネットというブランドに強いこだわりでもない限り、素直に他の格安SIMを選ぶべきです。

低速無制限の格安SIM 料金比較

音声プラン

速度最安次点
200kロケット D
ロケット A
LIBMO
1043円1078円
600kTONE-
2915円-

音声通話対応プランを比較したところ、200kbpsプランならロケットモバイルが安く、600kbpsプランならTONE SIM (for iPhone)が安いという結果になりました。ロケットモバイルの安さがずば抜けています。

SMSプラン

速度最安次点
128kASAHIインター
954円1254円
200kロケット Aロケット D
328円493円
600kServersTONE
817円1980円

128kbpsプランが最も安いのはASAHIネットLTE ANSIM、200kbpsプランが最も安いのはロケットモバイル、600kbpsプランが最も安いのはServersMan SIM LTEという結果になりました。

データプラン

速度最安次点
128kASAHIインター
822円1100円
200kロケット Dロケット S
328円438円
600kServersTONE
660円1870円

ロケットモバイルの圧倒的な安さが目を引きます。基本料金の安さを重視して低速無制限の格安SIMを選ぶなら、ロケットモバイルで決まりです。基本料金と通信速度のバランスが取れている、ServersMan SIM LTEもありです。

低速無制限の格安SIM 仕様比較

割引

ロケット
LIBMO
インター
Servers
初月無料--
固定回線割----
複数回線割----
ポイント還元---
TONE
ヤマダ
イプシム
ASAHI
初月無料---
固定回線割----
複数回線割--
ポイント還元--

ロケットモバイル、インターリンクLTE SIM、ヤマダニューモバイル、ASAHIネット LTE ANSIMは、基本料金が初月無料です。これらを選べば、基本料金が日割りになるものより数百円ほど得をする可能性があります。

回線

ロケット
LIBMO
インター
Servers
ドコモ
au---
ソフトバンク---
楽天----
TONE
ヤマダ
イプシム
ASAHI
ドコモ
au----
ソフトバンク----
楽天----

ここで紹介している低速無制限の格安SIMには、いずれもドコモ回線プランがあり、ロケットモバイルにはそれに加えてau回線プランとソフトバンク回線プランもあります。

データ通信

ロケット
LIBMO
インター
Servers
速度切り替え---
バースト転送---
容量繰り越し----
容量シェア----
容量追加
TONE
ヤマダ
イプシム
ASAHI
速度切り替え---
バースト転送---
容量繰り越し----
容量シェア----
容量追加--

ロケットモバイルは基本料金が安い代わりに、機能が貧弱です。基本料金が最も安い低速無制限プランともなると、せいぜいバースト転送と通信容量追加に対応しているくらいです。

音声

ロケット
LIBMO
インター
Servers
通話定額---
転送電話--
迷惑電話拒否--
留守番電話--
割り込み通話--
TONE
ヤマダ
イプシム
ASAHI
通話定額--
転送電話---
迷惑電話拒否----
留守番電話--
割り込み通話--

TONE SIM (for iPhone)、ヤマダニューモバイルには、通話料金割引アプリとかけ放題オプションがあり、通話料金を節約しやすくなっています。ロケットモバイルも、オプションはそれなりに充実しています。

支払い方法

ロケット
LIBMO
インター
Servers
クレカ
デビカ--
プリカ----
口座振替----
振り込み----
TONE
ヤマダ
イプシム
ASAHI
クレカ
デビカ---
プリカ---
口座振替---
振り込み---

クレジットカードなしでも支払いができるのは、ロケットモバイル、TONE SIM (for iPhone)、インターリンクLTE SIM、イプシムです。イプシムは振り込みだと手数料が発生します。

サポート

ロケット
LIBMO
インター
Servers
店舗サポート----
訪問サポート---
遠隔サポート----
TONE
ヤマダ
イプシム
ASAHI
店舗サポート---
訪問サポート----
遠隔サポート-

店舗サポート、訪問サポート、遠隔サポートなどのサポート体制を重視して低速無制限の格安SIMを選ぶなら、LIBMO、TONE SIM (for iPhone)、ヤマダニューモバイルあたりが有力候補になります。

手続き

ロケット
LIBMO
インター
Servers
未成年契約-
MNP開通--
譲渡----
TONE
ヤマダ
イプシム
ASAHI
未成年契約-
MNP開通--
譲渡----

ロケットモバイルは未成年でも契約できます。低速無制限プランで維持費を抑えやすいことも相まって、学生や新社会人にもってこいの格安SIMです。MNP転入時も不通期間がほとんど生じません。

低速無制限の格安SIM まとめ

ロケットモバイルはバースト転送に対応している割には基本料金が安く、費用対効果が高いです。LIBMOもまずまずです。通信速度にこだわるならServersMan SIM LTEやTONE SIM (for iPhone)もいいでしょう。

ロケットモバイル

低速無制限の格安SIM コラム

低速無制限の格安SIMの不安要素

無制限という言葉は響きがいいですが、だからといってすぐに飛び付くのは考えものです。無制限であることがかえって問題を引き起こすこともあるからです。ここでは低速無制限の格安SIMの不安要素について説明します。

利用者の立場からすれば、通信容量の制限がある格安SIMと、通信容量の制限がない格安SIMなら、後者の方がいいに決まっています。そういう意味で、低速無制限の格安SIMを選びたくなるのは必然といえます。

そこが落とし穴なのです。低速無制限の格安SIMに人が集まると、好き勝手に使う人が増えます。動画を見たり、アプリを落としたり、OSをアップデートしようとします。すると回線が混雑し、通信速度が低下しがちになります。

これは何も低速無制限の格安SIMに限ったことではありません。格安SIMの利用者が増えるにつれて通信速度が遅くなることは、逃れられない宿命のようなものです。どこのMVNOもバランスを取るのに必死です。

しかし低速無制限の格安SIMはそもそも通信速度が遅いので、それがさらに遅くなるようなことがあるとすれば、使い勝手に大きな影響を及ぼしかねません。だからこそ軽視してはいけない問題なのです。

通信速度が極端に遅いようだと、オプションで通信容量を追加せざるを得なくなることもあるでしょう。通信容量を追加するにはお金が掛かります。場合によっては他の格安SIMより高くついてしまうかもしれません。

それならいっそのこと、低速ではあるものの無制限ではない格安SIMを選ぶのもありです。通信容量の制限があることで回線が混雑しにくく、通信速度が安定している可能性があります。

通信容量の制限があるとはいえ、3日間で360MBくらいならよほどのことがない限りは上回りませんし、使い勝手ということでいえば低速無制限の格安SIMと大差ありません。検討する価値はあります。

低速無制限の格安SIMは疑似再現できる

低速無制限プランがある格安SIMは決して多くありません。しかし低速無制限プランがない格安SIMでも、いくつかの条件を満たしていれば、低速無制限プランを擬似的に再現できます。

その条件とは、オプションでSIMカードを追加できること、SIMカードごとに高速と低速の切り替えができること、そして低速に切り替えたときに通信容量の制限がないことです。

これらの条件を満たしているときに、オプションでSIMカードを追加し、2枚目を低速に切り替えます。すると2枚目は低速かつ通信容量の制限がない状態になるので、低速無制限の格安SIMとして使っていけるというわけです。

メイン回線を高速の格安SIMにして、サブ回線を低速無制限の格安SIMにするなら、このように同じ格安SIMで2枚のSIMカードをまとめて発行することで、費用が安上がりになる可能性があります。

例えばBIGLOBEモバイルは2枚目の基本料金が月額220円(税込)、OCN モバイル ONEは2枚目の基本料金が月額440円(税込)です。いずれも低速無制限の格安SIMとしては申し分のない安さです。

もちろん低速無制限の格安SIMだけが欲しいなら、この方法は通用しません。スマートフォンやタブレットなどを2台持ちするときに、少なくとも2枚のSIMカードを発行することを前提とした方法だからです。

そういう意味では誰もが実践できるわけではありませんが、もしスマートフォンやタブレットなどを2台持ちするなら、2台目の維持費を多少なりとも削減できる可能性があるだけに、ぜひ検討したいところです。

高速無制限の格安SIMを検討するべきか

安さを重視して低速無制限の格安SIMにするべきか、それとも速さを重視して高速無制限の格安SIMにするべきか、迷ってしまうこともあるはずです。高速無制限の格安SIMについて考えてみましょう。

結論から言えば、高速無制限の格安SIMはあまりおすすめできません。低速無制限の格安SIMよりも基本料金がはるかに高い割には、それに見合うだけの効果が期待できないからです。

高速無制限の格安SIMの基本料金は、音声通話対応プランなら月額2500~3000円くらい、データ通信専用プランなら月額2000~2500円くらいです。低速無制限の格安SIMと比較すると、大きな差があります。

それだけ基本料金が高いなら、さぞかし通信速度が速いのだろうと思いきや、実はそうとも言い切れません。通信容量が無制限であることから、回線が混雑しがちで、通信速度が全然出ないといううわさが絶えないのです。

下りが1Mbpsも出ればいい方で、通勤や昼休みの時間帯には数百kbpsしか出ないこともあると聞きます。ヘビーユーザーを多く抱えていれば、そのような状況に陥ってしまうのも無理はありません。

それでは500kbpsで月額500円の格安SIMと、実質1Mbpsで月額2000円の格安SIMなら、どちらを選ぶべきでしょうか。500kbps速くするために1500円上積みするのは、ちょっと考えものです。費用対効果が低過ぎます。

高速無制限の格安SIMを選ぶくらいなら、500kbps前後の格安SIMを選ぶなり、200kbps前後の格安SIMで必要に応じて通信容量を追加するなりした方が、費用対効果が良くなる可能性が高いです。

それに高速無制限の格安SIMは数えるほどしかなく、そもそも条件が合うものが見つかりにくいという問題もあります。高速無制限ということにこだわるあまり他のことに妥協してしまうと、後悔することにもなりかねません。

迷ったらロケットモバイル

迷ったらロケットモバイルです。低速でもバースト転送のおかげでストレスを感じにくいですし、基本料金の安さはこの中でも頭一つ抜けています。もし低速プランが物足りなければ高速プランに途中で変更できるので、安心してください。

ロケットモバイル