格安SIM比較ウェブ

SNSが使い放題の格安SIM

投稿 更新 著者 賀来泰史

SNSが使い放題の格安SIMを比較しています。SNSが使い放題の格安SIMには二つの種類があります。一つはSNSを使っているときに通信容量が消費されないもの、もう一つはSNSが快適に使えるくらい通信速度が常に速いものです。

おすすめはLINEMO

おすすめはLINEMOです。LINEを使っているときは原則として通信容量が消費されず、通信速度も制限されないからです。スマホプランなら20GBを超過してからも最大1Mbpsと速いので、LINEに限らずいろいろなSNSが快適に使えます。

LINEMO

LINEMO

容量消費なしでLINEが使い放題

ソフトバンク回線 音声+SMS+データプラン
3GB990円
20GB2728円
プラン名LINEMO ミニプラン
申し込みLINEMO
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金990円
回線ソフトバンク
容量3GB
容量追加1GB:550円
速度高速
超過時最大300kbps
通話22円/30秒
通話定額5分かけ放題:550円
かけ放題:1650円
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名LINEMO スマホプラン
申し込みLINEMO
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金2728円
回線ソフトバンク
容量20GB
容量追加1GB:550円
速度高速
超過時最大1Mbps
通話22円/30秒
通話定額5分かけ放題:550円
かけ放題:1650円
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

LINEMOはSNSが使い放題の格安SIMです。LINEを使っているときには通信容量が消費されず、通信容量を超過していても通信速度が制限されません。LINEのヘビーユーザーにおすすめです。

LINEギガフリーと呼ばれる機能により、LINEを使っているときには通信容量が消費されません。そしてLINE以外で通信容量を超過してからも、LINEを使っているときだけは通信速度が制限されません。

LINEギガフリーの対象になる機能はトーク、音声通話、ビデオ通話、画像の送受信、動画の送受信、タイムラインへの投稿などです。対象にならない機能はライブ、ニュース、オープンチャットなどです。

通信容量を超過したときの通信速度は、ミニプランなら最大300kbps、スマホプランなら最大1Mbpsまで出ます。一般的な格安SIMは最大200kbpsくらいまでしか出ないものも少なくないだけに、この点は高く評価できます。

通信品質が高いのもいいところです。ソフトバンクのサブブランドであるLINEMOの回線はソフトバンクの回線と同等であり、キャリア並みの高速性と安定性を誇ります。一般的な格安SIMとは比べものになりません。

LINEMO

楽天モバイル

容量制限なしでSNSが使い放題

楽天回線 音声+SMS+データプラン
3GB~無制限1078円~
プラン名楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VII
申し込み楽天モバイル
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金~3GB:1078円
~20GB:2178円
~無制限:3278円
回線楽天
容量無制限(auエリアは5GB)
容量追加1GB:660円
速度高速
超過時最大1Mbps
通話アプリ使用:0円
アプリなし:22円/30秒
通話定額15分かけ放題:1100円
海外かけ放題:980円(不課税)
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替(+110円)
年齢-
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

楽天モバイルはSNSが使い放題の格安SIMです。Rakuten UN-LIMIT VIIというプランが、楽天回線エリアなら高速で使い放題、au回線エリアなら5GB超過後も最大1Mbpsで使い放題なので、SNSくらいならまったく問題なく使えます。

基本料金は最大で月額3278円(税込)と高めですが、Rakuten Linkアプリで通話料金とSMS料金が無料になるので考えようによっては安いです。なおデータ通信専用プランはありません。

au回線エリアで通信容量を使い切ったときは、データチャージというオプションで通信容量を追加できます。1GBにつき660円(税込)です。通信速度の遅さに我慢できなくなったらこういう最後の手段もあると覚えておいてください。

とはいえもし通信速度が最大1Mbpsに制限されても、SNSで画像や動画を見ていて通信速度の遅さに悩まされることはまずありません。ほとんどの場合はデータチャージに頼るまでもないでしょう。

au回線エリアでSNSを使うときはなるべくデータ高速モードを無効にしたいところです。my 楽天モバイルというアプリやサイトからデータ高速モードを無効にすると、通信速度が最大1Mbpsになって通信容量が消費されなくなります。

楽天モバイル

ahamo

最大1MbpsでSNSが使い放題

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
20GB2970円
プラン名ahamo
申し込みahamo
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金2970円
回線ドコモ
容量20GB
容量追加1GB:550円
月80GB:1980円
速度高速
超過時最大1Mbps
通話22円/30秒
通話定額5分かけ放題:0円
かけ放題:1100円
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

ahamoはSNSが使い放題の格安SIMです。通信容量を超過しても最大1Mbpsの通信速度が出ます。通信容量があろうとなかろうとSNSの使い心地にはほとんど影響がないので、いちいち通信容量の残量を気にせずに済みます。

しかもドコモのサブブランドであるahamoの回線はドコモの回線と同等です。理論値が最大1Mbpsなのに実測値が100kbpsにも満たないような格安SIMとは訳が違います。ほとんど常に理論値に近い実測値になることが期待されます。

ちなみに国際ローミングも追加料金なしで利用できます。通信容量は国内外で共通であり、通信容量を超過したときの通信速度も同じです。海外旅行中もいつもと同じ感覚でTwitterやInstagramなどのSNSが使えるわけです。

ただし通信容量を超過したかどうかにかかわらず、国際ローミングの利用開始日の15日後に海外での通信速度が最大128kbpsに制限されます。この速度制限を解除するには日本に帰国してデータ通信を利用しなければなりません。

基本料金は月額2970円(税込)と高めですが、これは5分かけ放題がプランに含まれているからです。5分かけ放題のおかげで結果的に通話料金が安くなると考えれば、実はそこまで基本料金が高いわけではありません。

ahamo

NUROモバイル

容量消費なしでSNSが使い放題

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
5GB990円
10GB1485円
20GB2090円
20GB2699円
40GB3980円
ドコモ回線 SMS+データプラン
5GB990円
10GB1485円
ドコモ回線 データプラン
5GB825円
10GB1320円
au回線 音声+SMS+データプラン
5GB990円
10GB1485円
20GB2699円
40GB3980円
au回線 SMS+データプラン
5GB990円
10GB1485円
au回線 データプラン
5GB825円
10GB1320円
ソフトバンク回線 音声+SMS+データプラン
5GB990円
10GB1485円
20GB2699円
40GB3980円
ソフトバンク回線 データプラン
5GB825円
10GB1320円
プラン名NUROモバイル Dプラン 音声通話付きSIM バリュープラス VMプラン
申し込みNUROモバイル
初期費用3300円
SIM発行440円
基本料金990円(初月無料)
回線ドコモ
容量5GB(3カ月ごとに+3GB)
容量追加1GB:550円
専用帯域100MB:110円
速度高速
超過時最大200kbps
通話11円/30秒
通話定額5分かけ放題:490円
10分かけ放題:880円
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名NUROモバイル Dプラン 音声通話付きSIM バリュープラス VLプラン
申し込みNUROモバイル
初期費用3300円
SIM発行440円
基本料金1485円(初月無料)
回線ドコモ
容量10GB
(3カ月ごとに+6GB)
容量追加1GB:550円
専用帯域100MB:110円
速度高速
超過時最大200kbps
通話11円/30秒
通話定額5分かけ放題:490円
10分かけ放題:880円
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズnano micro 標準
支払いクレジットカード
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

NUROモバイルは二つの意味でSNSが使い放題の格安SIMです。一つはSNSを使っているときに通信容量が消費されないという意味で、一つはSNSが快適に使えるくらい通信速度が常に速いという意味です。

5GBのVMプランと10GBのVLプランにはバリューデータフリーというオプションがあり、対象のSNSで通信容量が消費されません。対象のSNSはLINEのみです。一部の機能は除きます。

20GBのNEOプランと40GBのNEOプランWにはNEOデータフリーという機能があり、対象のSNSで通信容量が消費されません。対象のSNSはLINE、Twitter、Instagram、TikTokです。一部の機能は除きます。

さらにNEOプランとNEOプランWは通信容量を超過したときの通信速度が最大1Mbpsです。これだけの通信速度が出るならSNSが快適に使えるはずなので、NEOデータフリーの対象ではないSNSも使い放題だと考えていいでしょう。

VMプランは月額990円(税込)、VLプランは月額1485円(税込)、NEOプランは月額2090円(税込)で、いずれも初月無料です。なおNEOプランからNEOデータフリーなどの機能を省いたNEOプランLiteというプランもあります。

NUROモバイル

ワイモバイル

最大1MbpsでSNSが使い放題

ソフトバンク回線 音声+SMS+データプラン
3GB2178円
15GB3278円
25GB4158円
プラン名ワイモバイル シンプルS
申し込みワイモバイル
初期費用ウェブ:0円
店舗:3300円
SIM発行0円
基本料金2178円
回線ソフトバンク
容量3GB
容量追加500MB:550円
月2GB:550円
速度高速
超過時最大300kbps
通話22円/30秒
通話定額10分かけ放題:770円
かけ放題:1870円
SMS付帯0円
枚数1~4枚
サイズeSIM nano micro
支払いクレジットカード
口座振替(eSIM不可)
年齢12歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名ワイモバイル シンプルM
申し込みワイモバイル
初期費用ウェブ:0円
店舗:3300円
SIM発行0円
基本料金3278円
回線ソフトバンク
容量15GB
容量追加500MB:550円
月5GB:550円
速度高速
超過時最大1Mbps
通話22円/30秒
通話定額10分かけ放題:770円
かけ放題:1870円
SMS付帯0円
枚数1~4枚
サイズeSIM nano micro
支払いクレジットカード
口座振替(eSIM不可)
年齢12歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

ワイモバイルはSNSが使い放題の格安SIMです。シンプルSなら通信容量を使い切っても最大300kbpsで使い放題、シンプルMとシンプルLなら通信容量を使い切っても最大1Mbpsで使い放題です。

シンプルSは月額2178円(税込)で3GB、シンプルMは月額3278円(税込)で15GB、シンプルLは月額4158円(税込)で25GBです。動画を見たりアプリをダウンロードしたりしないならシンプルSでも十分です。

SNSだけで15GBなり25GBを使い切ることはまずないでしょうが、もしそうなっても最大1Mbpsで使い放題なので安心してください。Twitter、Facebook、Instagramくらいなら通信速度の遅さに悩まされることはないでしょう。

もっと通信容量が欲しいと思うならデータ増量オプションに加入してみてください。月額550円(税込)の追加料金でシンプルSの通信容量が毎月2GB、シンプルMとシンプルLの通信容量が毎月5GB増量されます。

オートチャージオプションに加入すれば通信容量を使い切るたびに自動的に追加されていきます。料金は500MBにつき550円(税込)です。やや割高なのでどちらかというとデータ増量オプションがおすすめです。

ワイモバイル

LinksMate

LinksMateにはゲームやSNSなどの通信量がほぼカウントされなくなるカウントフリーオプションがあります。料金は1契約につき月額550円(税込)です。このオプションに加入すればSNSが使い放題の格安SIMになります。

SNSはTwitter、Facebook、Instagram、Lobiが対象です。他に『グランブルーファンタジー』などのゲームや、ABEMAなどのコンテンツ配信サービス、さらにはApp StoreやGoogle Playも対象に含まれています。

Twitter、Facebook、Instagram、Lobiのいずれも、公式アプリや公式サイト以外からのアクセス、外部サイトへのアクセス、ライブ動画のストリーミング再生はカウントフリーの対象外です。FacebookのMessengerも同様です。

カウントフリーオプションは主回線で申し込みをするだけですべての副回線にも適用されます。つまりオプションで追加した2~5枚目のSIMにも適用されるということです。

2人で利用すれば1人当たり月額275円(税込)になります。3人なら月額約183.7円(税込)、4人なら月額137.5円(税込)、5人なら月額110円(税込)です。ここまで安くなるならいっそ家族全員で乗り換えるのもありです。

LinksMate

トーンモバイル for docomo

トーンモバイル for docomoは端末見守り機能があるSNSが使い放題の格安SIMです。通信容量は動画以外なら無制限、通信速度は最大3Mbpsです。TONEファミリーオプションに加入すると、端末の利用状況や利用制限を管理できます。

基本料金は月額1100円(税込)です。動画チケット1GBがプランに含まれており、1GBまでなら動画も見られます。TONEファミリーオプションは月額308円(税込)で、利用開始月は無料です。

TONEファミリーオプションには、不適切な自撮りの撮影をブロックする機能、子供の居場所を確認する機能、端末の利用時間を制限する機能、利用できるアプリを制限する機能などがあります。

子供にSNSを使わせるなら、彼らがトラブルに巻き込まれないようにするのは親の責任です。たった月額308円(税込)で安全が買えるなら安いものです。ぜひTONEファミリーオプションに加入しておきましょう。

トーンモバイル for docomoはドコモショップで申し込みができます。利用開始後はドコモショップではサポートが受けられず、メールや電話でサポートを受けることになります。

ServersMan SIM LTE

ServersMan SIM LTEは通信速度が最大500~600kbpsながら通信容量が無制限なので、SNSが使い放題の格安SIMとして分類できます。動画を見るのは難しくてもテキストや写真を見るくらいなら何とかなります。

SMS対応プランが月額817円(税込)、データ通信専用プランが月額660円(税込)という安さが魅力です。音声通話対応プランはないので2台持ちをするときの副回線として活用したいところです。

基本的には最大500~600kbpsの低速通信ですが、オプションで通信容量を追加すれば高速通信もできます。料金は1GBにつき660円(税込)です。SNSなどで通信速度の遅さに悩まされるようなら検討してもいいでしょう。

高速通信のオンとオフの切り替えに対応しているので、例えばSNSを使うときは高速通信をオフにして動画を見るときには高速通信をオンにするというように、状況に応じた使い分けができます。

ServersMan SIM UnlimitedというAndroidアプリにはもっと便利な機能があります。あらかじめ登録しておいたアプリを使っているときだけ高速通信を自動的にオンにするよう設定できるのです。ぜひ活用してみてください。

donedone

donedoneはSNSが使い放題の格安SIMです。ベーシックUプランとカスタムUプランは50GBの通信容量を超過しても最大1Mbpsの通信速度が出ます。SNSが快適に使えるくらいの通信速度が常に出る可能性があるというわけです。

ただし最大1Mbpsというのはあくまで理論値であり、実測値はさまざまな要因によって変動します。MVNOである以上は場所や時間帯によって通信速度が大きく落ち込むことも十分に考えられるので、過信は禁物です。

ベーシックUプランは50GBを超過するまで最大3Mbps、50GBを超過してから最大1Mbpsというプランです。SNSに限らずさまざまなサービスを快適に使いたいならこちらのプランがいいでしょう。

カスタムUプランは常に最大1Mbps、ただし50GBを超過するまで事前に選択した三つのサービスは速度制限なしというプランです。速度制限なしで利用できるSNSはLINE、Instagram、Facebookです。

いずれも基本料金は月額2728円(税込)です。通信速度にいろいろと制約があるとはいえ、50GBの大容量プランにしては驚くほど安いです。通信容量の多さを重視するなら検討してみてもいいでしょう。

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルはSNSが使い放題の格安SIMです。エンタメフリー・オプションに加入すればFacebookのメッセンジャーアプリであるMessengerがカウントフリーになります。Messengerだけとはいえ、SNSであることは確かです。

エンタメフリー・オプションの料金は音声通話SIMなら月額308円(税込)、データSIMなら月額1078円(税込)です。音声通話SIMのプランS(1ギガ)ならオプション込みで月額1386円(税込)ということになります。

エンタメフリー・オプションはどのプランでも加入できます。旧1ギガプランでは加入できませんでしたが、新プランS(1ギガ)では加入できるようになりました。最も安上がりなのはプランS(1ギガ)との組み合わせです。

エンタメフリー・オプションに加入するとMessengerのチャットと音声通話が使い放題になります。ビデオ通話とFacebook以外が提供する画像やゲームなどのコンテンツは使い放題になりません。

なおMessengerの他にも、YouTube、ABEMA、U-NEXTなどの動画配信サービスや、YouTube Music、Apple Music、Spotifyなどの音楽配信サービスが使い放題です。こちらがむしろ本命かもしれません。

料金比較

音声プラン+SNSが使い放題

プラン最も安い次に安い
1GBLinksMateBIGLOBE
1287円1386円
3GBLINEMO楽天モバイル
990円1078円
5GBNUROLinksMate
990円1760円
6GBLinksMateBIGLOBE
1892円2178円
10GBNUROLinksMate
1485円2420円
12GBLinksMateBIGLOBE
2640円4048円
15GBワイモバイル-
3278円-
20GBNURO D楽天モバイル
2090円2178円
25GBワイモバイル-
4158円-
30GBLinksMateBIGLOBE
4455円8503円
40GBNURO-
3980円-
50GBdonedoneLinksMate
2728円6050円
無制限トーン楽天モバイル
1100円3278円

基本料金とSNSカウントフリーオプション料金の合計金額で比較しています。特に安いのはLINEMOと楽天モバイルです。楽天モバイルは定額制、楽天モバイルは従量制です。

SMSプラン+SNSが使い放題

プラン最も安い次に安い
5GBNURO D
NURO A
LinksMate
990円1540円
10GBNURO D
NURO A
LinksMate
1485円2200円
無制限Servers-
817円-

NUROモバイルとLinksMateが競合している5GBプランと10GBプランにおいては、NUROモバイルがLinksMateに大きな差をつけています。しかもNUROモバイルは初月の基本料金が無料です。

データプラン+SNSが使い放題

プラン最も安い次に安い
3GBBIGLOBE D-
2068円-
5GBNUROLinksMate
825円1408円
6GBLinksMateBIGLOBE D
1540円2673円
10GBNUROLinksMate
1320円2068円
12GBLinksMateBIGLOBE D
2288円4048円
20GBLinksMateBIGLOBE D
3168円6028円
30GBLinksMateBIGLOBE D
4103円8503円
無制限Servers-
660円-

データ通信専用プランは選択肢がやや少なめです。基本料金の安さを重視するならNUROモバイルかLinksMate、カウントフリー対象サービスの充実ぶりを重視するならBIGLOBEモバイルがいいでしょう。

仕様比較

※一部プランのみ該当する場合も◯とします

割引

LINEMO
楽天モバイル
ahamo
NURO
ワイモバイル
初月無料----
固定回線割----
複数回線割----
ポイント還元---
LinksMate
トーン
Servers
donedone
BIGLOBE
初月無料----
固定回線割---
複数回線割----
ポイント還元---

楽天モバイルとahamoにはポイントがたまる特典があります。NUROモバイルは初月の基本料金が無料です。ワイモバイルには固定回線セット割引と家族割引があります。donedoneには固定回線セット割引があります。

回線

LINEMO
楽天モバイル
ahamo
NURO
ワイモバイル
ドコモ---
au----
ソフトバンク--
楽天----
LinksMate
トーン
Servers
donedone
BIGLOBE
ドコモ-
au---
ソフトバンク-----
楽天-----

LINEMOはソフトバンク回線、楽天モバイルは楽天回線、ahamoはドコモ回線、ワイモバイルはソフトバンク回線です。NUROモバイルはドコモ回線とau回線とソフトバンク回線が選択できますが、一部プランはドコモ回線のみです。

データ通信

LINEMO
楽天モバイル
ahamo
NURO
ワイモバイル
速度切り替え----
バースト転送----
容量繰り越し---
容量シェア----
容量追加
LinksMate
トーン
Servers
donedone
BIGLOBE
速度切り替え--
バースト転送-----
容量繰り越し---
容量シェア---
容量追加-

いずれもSNSが使い放題の格安SIMです。LINEMOとahamoは機能が乏しいものの、通信容量を超過したときの通信速度が速めなので大きな問題にはならないでしょう。楽天モバイルは楽天回線エリアなら通信容量が無制限です。

音声通話

LINEMO
楽天モバイル
ahamo
NURO
ワイモバイル
通話定額
転送電話-
迷惑電話拒否--
留守番電話-
割り込み通話--
LinksMate
トーン
Servers
donedone
BIGLOBE
通話定額--
転送電話-
迷惑電話拒否----
留守番電話--
割り込み通話--

LINEMOは5分かけ放題がオプションですが、ahamoは5分かけ放題がプランに含まれています。楽天モバイルはRakuten Linkというアプリから電話をかければ国内通話が無料になります。

支払い方法

LINEMO
楽天モバイル
ahamo
NURO
ワイモバイル
クレカ
デビカ--
プリカ-----
口座振替-
銀行コンビニ-----
LinksMate
トーン
Servers
donedone
BIGLOBE
クレカ
デビカ----
プリカ----
口座振替----
銀行コンビニ----

LINEMO、楽天モバイル、ahamoはデビットカードや口座振替で支払いができます。ワイモバイルはeSIM以外なら口座振替で支払いができます。BIGLOBEモバイルは音声通話対応プラン以外なら口座振替で支払いができます。

サポート

LINEMO
楽天モバイル
ahamo
NURO
ワイモバイル
店舗サポート---
訪問サポート---
遠隔サポート--
LinksMate
トーン
Servers
donedone
BIGLOBE
店舗サポート-----
訪問サポート----
遠隔サポート----

LINEMOはチャットでしかサポートが受けられません。楽天モバイルには電話や遠隔操作でサポートが受けられるオプションがあります。ahamoには店舗でサポートが受けられるオプションがあります。

手続き

LINEMO
楽天モバイル
ahamo
NURO
ワイモバイル
未成年契約---
手動回線切替
他者名義変更--
LinksMate
トーン
Servers
donedone
BIGLOBE
未成年契約----
手動回線切替--
他者名義変更-----

LINEMOは18歳以上であれば契約できます。楽天モバイルは18歳未満であっても契約できます。NUROモバイルは18歳以上であれば契約できます。ワイモバイルは12歳以上であれば契約できます。

有力候補はLINEMO

有力候補はLINEMOです。LINEが使い放題であること、そしてスマホプランなら20GBを超過してからも最大1MbpsでSNSが使い放題であることが強みです。ミニプランの3GBで月額990円(税込)という安さも捨て難いものがあります。

LINEMO

コラム

SNSが使い放題の格安SIMで通話料金も節約

SNSが使い放題の格安SIMは、必要以上に通信容量が多いプランを選んだり、オプションで通信容量を追加したりしなくてもいいので、結果的に基本料金やオプション料金を節約できます。

それだけではありません。SNSアプリによる音声通話やビデオ通話が使い放題なら、通信容量を気にして通常の音声通話やビデオ通話をする必要がなくなり、通話料金も節約できるのです。

例えばBIGLOBEモバイルのカウントフリー対象サービスにはMessengerの音声通話が含まれています。ただしビデオ通話は含まれていません。このあたりは格安SIMによって違いがあるので要注意です。

動画見放題の格安SIMや音楽聴き放題の格安SIMと比較すると、SNSが使い放題の格安SIMは地味に映りますが、実際には基本料金や通話料金など広い範囲にわたって節約効果を発揮する、あなどれない存在なのです。

SNSのヘビーユーザーでなくても、SNSアプリの音声通話やビデオ通話で通話料金を節約するために、SNSが使い放題の格安SIMを選んでもいいくらいです。かけ放題オプションに毎月1000円前後を費やすよりもよほど経済的です。

もちろんSNSアプリによる音声通話やビデオ通話で、通常の音声通話やビデオ通話を完全に置き換えられるわけではありませんが、少なくとも家族や友人とちょっとした連絡を取るくらいなら、SNSアプリで事足りるはずです。

SMS対応の格安SIMならSNSが使いやすい

SNSが使い放題の格安SIMをデータ通信専用プランにすれば費用を浮かせられるので、ついそちらを選びたくなるところですが、予算に余裕があるならSMSオプションを追加し、SMS対応プランにすることも検討してみてください。

なぜSMS対応プランがいいのかというと、SNSを使っているとたびたびSMS認証を求められることがあるので、格安SIMでSMSを受信できるようにしておいた方が、何かと都合がいいのです。

例えばLINEに登録するときには、電話、SMS、Facebookアカウントのいずれかで認証する必要がありますし、Facebookに登録するときにも、電話、SMS、メールアドレスのいずれかで認証する必要があります。

あるいはTwitterアカウントのロックを解除するときにも、電話かSMSで認証しなければなりません。この場合は他に代替手段がないので、SNSが使い放題の格安SIMがデータ通信専用プランだと、どうしようもなくなってしまいます。

SNS以外のサービスにも目を向けると、Googleの2段階認証プロセスを設定したり、iPhoneやiPadにApple IDの2ファクタ認証を設定したりするときにも、電話かSMSで確認コードを受け取ることになります。

SMSは家族や友人との連絡手段として用いられることこそ少なくなりましたが、SNSをはじめとしたさまざまなサービスで、電話番号による認証のために用いられることは、依然として多いのが現状です。

SNSが使い放題の格安SIMとは別の回線でSMSを受信できるならいいのですが、そうでなければSNSが使い放題の格安SIMをデータ通信専用プランにすることには不安が残ります。なるべくSMSオプションを追加しておきたいところです。

格安SIMのSNSカウントフリーにこだわる必要はない

SNSカウントフリーの格安SIMは数種類しかありません。SNSカウントフリーにこだわっていると、何か気に入らないことがあっても妥協せざるを得なくなります。例えば基本料金の高さとか、最低利用期間の長さとか、そういうことです。

SNSが使い放題の格安SIMを紹介しておいてこんなことを言うのは何ですが、いろんなことを犠牲にしてまでSNSカウントフリーにこだわる必要はありません。それならいっそSNSカウントフリーをあきらめることも考えるべきです。

というのも、LINEでメッセージをやりとりしたり、Twitterでタイムラインを見たり、Instagramでストーリーを見たりするくらいなら、SNSカウントフリーに頼らなくても、高速通信をオフにした状態でそれなりにこなせるからです。

試しにOCN モバイル ONEを最大200kbpsの低速通信に切り替えて、いくつかのSNSの使い心地を試してみたところ、写真や動画の読み込みに多少のもたつきはあったものの、ざっと流し読みする程度なら特に問題ありませんでした。

もちろんまったくストレスを感じることなく快適に使えるわけではありません。写真や動画を開くにはそれなりの通信速度が必要なので、高速通信をオンにしなければ十分に楽しめないこともあるでしょう。

しかしSNSを使うときはこまめに高速通信をオフに切り替えて、通信容量を節約するように心掛ければ、SNSカウントフリーの格安SIMでなくても通信容量をやりくりできる可能性はあります。

SNSで写真や動画を思う存分に楽しむなら、SNSカウントフリーの格安SIMが最適です。しかしSNSでテキストさえ読めればいいなら、SNSカウントフリーの格安SIMではオーバースペックなので、他の格安SIMも検討する余地があります。

迷ったらLINEMO

迷ったらLINEMOです。今やLINEは国民的なSNSとなりました。そのLINEが使い放題であるLINEMOは万人におすすめできます。安さを重視するなら3GBのミニプラン、速さを重視するなら20GBのスマホプランにしてみてください。

LINEMO