これまでは音声通話対応プランであるデュアルタイプの申し込みと、端末の分割購入の申し込みに限り、本人確認が必要でした。データ通信専用プランであるシングルタイプはSMS機能の有無にかかわらず本人確認が不要でした。
ちなみにドコモ回線とソフトバンク回線のシングルタイプはSMS機能付きシングルタイプを選択することでSMSが利用できるようになり、au回線のシングルタイプはSMSオプションに加入することでSMSが利用できるようになります。
このところSMSフィッシングやSMS認証代行などの不正利用が増加していることから、ドコモ回線とソフトバンク回線のSMS機能付きシングルタイプ、およびau回線のSMSオプションについても、今後は本人確認が必須となります。
11月1日時点では運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、個人番号カード、在留カード、外交官等住居証明書が本人確認書類として有効です。いずれかを撮影して画像をアップロードすることになります。
すでにSMS機能付きシングルタイプやSMSオプションを利用中なら本人確認は不要ですが、SMS機能付きシングルタイプ以外に変更したりSMSオプションを解約したりしてからこれらを再び利用するには本人確認が必要です。
ようやくMVNOも重い腰を上げつつあります。被害が続出している中で遅きに失した感はありますが、携帯電話不正利用防止法の法整備を待たずに自主規制に乗り出してきたことは評価したいです。