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格安SIMの電話番号を保管して休止できるか

投稿 更新 著者 賀来泰史

海外赴任や海外留学などでサービスを長期間利用しないときに、格安SIMの電話番号を保管して休止できるのかどうか、もしできるなら基本料金などの費用は発生するのかどうか、調べてみました。

3キャリアは電話番号を保管して休止できる

楽天モバイル以外のキャリア、つまりドコモ、au、ソフトバンクは、海外赴任や海外留学などでサービスを長期間利用しないときに、電話番号を保管して休止できます。

ドコモは電話番号とメールアドレスを6年間保管できます。休止手数料は3850円(税込)、解除手数料は無料、電話番号保管料金は月額440円(税込)、メールアドレス保管料金は月額110円(税込)です。

auは電話番号とメールアドレスを5年間保管できます。休止手数料は3850円(税込)、解除手数料は無料、電話番号およびメールアドレス保管料金は月額409円(税込)です。

ソフトバンクは電話番号とメールアドレスを5年間保管できます。休止手数料は無料、解除手数料は無料、電話番号およびメールアドレス保管料金は月額429円(税込)です。

格安SIMは電話番号を保管して休止できない

それではMVNOの格安SIMはどうなのかというと、当サイトで紹介している格安SIMの中に、電話番号を保管することを目的とした休止ができる格安SIMは一つもありませんでした。

紛失や盗難に伴う停止ならほとんどの格安SIMで可能です。もしSIMが誰かの手に渡ってしまっても、すぐに停止しておけばそれを不正利用されることはありません。

しかし格安SIMを停止している間も基本料金は通常通り発生してしまいます。電話番号を保管するためのサービスではなく、あくまで不正利用を防止するためのサービスであるということを理解してください。

擬似的に格安SIMの電話番号を保管して休止する方法

擬似的に格安SIMの電話番号を保管して休止する方法ならあります。基本料金が特に安い格安SIMに乗り換えて、そのまま寝かせておくのです。こうすればキャリアより少し高いくらいの維持費で電話番号を保管して休止できます。

擬似的に格安SIMの電話番号を保管して休止するには、0~3000円くらいの初期費用と月額0~500円くらいの基本料金を乗り換え先の格安SIMに支払うことになります。格安SIMによって金額はまちまちです。

いっそ格安SIMではなくキャリアに乗り換えてそちらで電話番号を保管して休止するという手もありますが、そうすると手続きの前後にキャリアの高額な基本料金が発生してしまう可能性があるため、勧められません。

寝かせておくのに適した格安SIM

HISモバイル

寝かせておくのに適しているのは、自由自在290プランの上限1GBプランです。初期費用は3300円(税込)、基本料金は月額290円(税込)からです。まったく利用しなくても、利用停止や契約解除になることはありません。

HISモバイル

ロケットモバイル

寝かせておくのに適しているのは、神プランです。初期費用は3740円(税込)、基本料金は月額490円(税込)です。まったく利用しなくても、利用停止や契約解除になることはありません。

ロケットモバイル

エキサイトモバイル

寝かせておくのに適しているのは、Fitプランです。初期費用は3733円(税込)、基本料金は月額495円(税込)からです。まったく利用しなくても、利用停止や契約解除になることはありません。

エキサイトモバイル