FREETEL SIM、「業界最速」などで行政処分
プラスワン・マーケティングは2017年4月21日、FREETEL SIMの公式サイトの表記について、消費者庁から景品表示法に基づく措置命令を受けました。
2016年11月30日から2016年12月22日まで、FREETEL SIMの公式サイトに記載されていた「業界最速」「シェアNo.1」が優良誤認表示、「データ通信料無料」が有利誤認表示に当たるとされています。
「業界最速」については、合理的な根拠なしに、FREETEL SIMの通信速度が恒常的に最も速いかのように誤認させる内容になっていました。
「シェアNo.1」については、ヨドバシカメラでのシェアが、あらゆる販売網でのシェアであるかのように誤認させる内容になっていました。
「データ通信料無料」については、対象サービスの一部機能がカウントフリー対象外であるにもかかわらず、すべての機能がカウントフリー対象であるかのように誤認させる内容になっていました。
これを受けてプラスワン・マーケティングは公式サイトで声明を出し、表記に不備があったことについて謝罪するとともに、チェック体制の強化や社員教育の徹底などにより再発防止に努めるとしています。
この一件は、格安SIMの情報を発信している私にとっても他人事ではありません。さっそく当サイトの表記を見直し、カウントフリーについて部分的に修正を加えました。
格安SIMを紹介していると、つい「最安値」「最速」「一番人気」といった根拠の曖昧な言葉を使ってしまいがちですが、そういったことがないように気を付けたいと、決意を新たにしました。