日本通信、ソフトバンク回線の格安SIMを開始
日本通信は2017年2月1日、ソフトバンクとの相互接続に合意したことから、ソフトバンクのiPhoneとiPadを対象とした格安SIMのサービスを開始すると発表しました。3月22日から受け付けを開始します。
日本通信とソフトバンクの相互接続の協議は2015年に始まり、2016年には総務省が仲裁に入るなど一悶着もありましたが、ようやく決着を見ました。
日本通信が新たにサービスを開始する格安SIMについて、今のところ詳しいことは分かっていません。サービス名も公開されていませんが、恐らくはb-mobileのバリエーションの一つであるものと思われます。
分かっていることといえば、ソフトバンク回線が用いられることと、ソフトバンクのSIMロックが掛かっているiPhoneとiPadを対象としていることです。
この格安SIMは他機種用に先行してサービス開始するそうで、iPhoneとiPadでしか使えない可能性があります。ソフトバンク以外のiPhoneとiPadでも使えるのかどうかが気になります。
この格安SIMとは別に、他機種用の格安SIMのサービスも開始されるものと思われます。以前のようにサービスの種類をいたずらに増やし、混乱を招くことのないよう願うばかりです。
ともあれようやく大手MVNOもソフトバンク系の格安SIMを取り扱うようになってきました。使い慣れたソフトバンク端末を買い替えることなく乗り換えられるということで、それなりに人気を集めそうです。
ただソフトバンクはNTTドコモの3倍近い回線利用料金をMVNOから徴収しているともいわれているだけに、日本通信がこの格安SIMでどれだけ基本料金を抑えられるのか、気になるところです。
