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低速500kbps以下の格安SIMを比較

2018年11月29日更新

低速500kbps以下の格安SIMを比較しています。何をもって低速とするかは意見が分かれるところですが、ここでは通信速度が下り最大500kbps以下であれば低速と見なしています。

低速500kbps以下の格安SIMは、その通信速度の遅さから、3Gのサービスエリアにしか対応していないと誤解されることがあります。しかし必ずしもそうではなく、これらの多くはLTEのサービスエリアにも対応しています。

通信速度が500kbpsであろうと200kbpsであろうと、LINEなどのメッセンジャーアプリでメッセージを送ったり、050 plusなどのIP電話アプリで電話をかけたり、ブラウザーでサイトを見たりするくらいなら、支障はありません。

しかしInstagramなどの写真アプリで写真を見たり、YouTubeなどの動画アプリで動画を見たり、アプリをダウンロードしたりすると、低速500kbps以下の格安SIMでは、その通信速度の遅さを痛感することになります。

できればバースト転送に対応していることが望ましいです。バースト転送とはデータ通信の初速を高速化する機能のことです。このバースト転送に対応しているかどうかで、体感的な通信速度に少なからぬ差が生じます。

おすすめはOCN モバイル ONEです。500kbpsコースというプランがあり、音声通話対応プランなら月額2500円(税別)、データ通信専用プランなら月額1800円(税別)で、バースト転送にも対応しています。

OCN モバイル ONE

OCN モバイル ONE

バーストありで低速500kbpsの格安SIM

OCN モバイル ONEには、通信速度が下り最大500kbpsの、500kbpsコースというプランがあります。音声通話プランが月額2500円(税別)、データ通信専用プランが月額1800円(税別)と、なかなかの安さです。

これだけの通信速度があれば、動画をストリーミング再生したり、アプリをダウンロードしたりすることも、さすがに快適とまではいかないかもしれませんが、できないことはありません。

しかもOCN モバイル ONEはバースト転送に対応しており、データ通信を開始してから通信量が150KBに達するまで、高速通信ができます。500kbpsコースでも、これなら快適に使えることでしょう。

通信容量は15GBで、翌月への繰り越しはできません。これを使い切ると、通信速度が下り最大200kbpsに制限されます。無制限に使い放題というわけではありませんが、15GBもあれば事足りることがほとんどです。

容量追加オプションを購入すれば、500kbpsという上限を撤廃することもできます。料金は0.5GBにつき500円(税別)です。どうしても高速通信をしなければならなくなったとき、役立ちます。

OCN モバイル ONE

UQ mobile

低速500kbpsの格安SIM

UQ mobileのデータ無制限プランは、通信速度が下り最大500kbpsの低速プランです。音声通話プランが月額2680円(税別)、データ通信専用プランが月額1980円(税別)で、費用面ではまずまずといったところです。

UQ mobileは通信速度の実測値の高さに定評があります。データ無制限プランに関しても、500kbpsという理論値に限りなく近い数値が出るということで、評判になっています。時には500kbpsを超えることすらあるそうです。

バースト転送には対応していませんが、通信速度が500kbps前後で安定しているようであれば、あまり必要性は感じないかもしれません。これに関しては割り切ってしまってもいいでしょう。

なおこのデータ無制限プランは、本当の意味で無制限ではありません。実際には3日間の通信量が6GBを超えると、回線の混雑を防止するため、通信速度がより低速になることがあります。使い過ぎは禁物です。

データチャージというオプションを購入すれば、500kbpsという上限を超えて、高速通信ができるようにもなります。100MBが200円(税別)、500MBが500円(税別)で、いずれも90日間有効です。

UQ mobile

DMMモバイル

バーストありで低速200kbpsの格安SIM

DMMモバイルのライトプランは、下り最大200kbpsと遅いものの、通話SIMプランが月額1140円(税別)、データSIMプランが月額440円(税別)と安く、スマートフォンの維持費を抑えるにはもってこいのプランです。

やはり気になるのは、500kbpsに遠く及ばない通信速度の遅さですが、幸いにもバースト転送に対応しており、データ通信を開始してから少しの間は高速通信ができるので、それを駆使して何とか乗り切りたいところです。

3日間の通信量が366MBを超えると、通信速度が制限されることになります。下り最大200kbpsだからといって、そのまま使い放題というわけではないので、くれぐれも注意してください。

追加チャージというオプションで通信容量を追加できます。DMMモバイルはここが少し変わっていて、3カ月後の末日まで繰り越しができる代わりに価格が高いものと、繰り越しができない代わりに価格が安いものがあります。

繰り越しができる方は、100MBが200円(税別)、500MBが600円(税別)、1000MBが1100円(税別)です。繰り越しができない方は、1000MBで480円(税別)です。状況に応じて選んでみてください。

DMMモバイル

楽天モバイル

バーストありで低速200kbpsの格安SIM

楽天モバイルは、低速500kbps以下の格安SIMです。下り最大200kbpsのベーシックプランが用意されています。通話SIMが月額1250円(税別)、データSIMが月額525円(税別)です。

低速プランではありますが、バースト転送のおかげでそれなりに快適に使えるようになっています。ちなみにバースト転送の対象は、データ通信を開始してから通信量が75KBに達するまでです。

1カ月単位や3日単位の通信容量は設定されておらず、常識の範囲内であれば下り最大200kbpsのままで使い放題です。このように通信容量を気にせずに使えるのが、ベーシックプランのいいところです。

容量追加パックを購入することで通信容量を追加できます。100MBが300円(税別)、500MBが550円(税別)、1GBが980円(税別)です。有効期間は3カ月後の末日までです。

ちなみに楽天モバイルはとにかく入会特典が充実していて、例えばSIMフリースマホが1万円以上値引きされているようなこともあります。それを目当てに楽天モバイルも選ぶのもいいでしょう。

楽天モバイル

ロケットモバイル

低速200kbpsの格安SIM

低速500kbps以下の格安SIMの中でも、ロケットモバイルの基本料金の安さは頭一つ抜けています。何しろ通話プランが月額948円(税別)、データプランが月額298円(税別)からという、とんでもない安さです。

ロケットモバイルには、ドコモ回線のDプランとソフトバンク回線のSプランがあり、それぞれ基本料金が異なります。Dプランの神プランは月額298円(税別)で、Sプランの神プランは月額398円(税別)です。

通信速度は下り最大200kbpsにとどまり、バースト転送にも対応していないとはいえ、これだけ基本料金が安ければ文句は言えません。基本料金の安さを第一に考えるなら、ロケットモバイルは間違いなく有力候補になります。

DプランとSプラン、いずれの神プランにも、通信容量は一切設定されておらず、下り最大200kbpsで使い放題です。通信速度がこれ以上制限されるようなことはなく、安心して使えます。

通信容量追加オプションはありませんが、今すぐプラン変更というサービスを利用して高速プランに変更すれば、似たような状況になります。後で低速プランに戻すのを忘れないようにしてください。

ロケットモバイル

ServersMan SIM LTE

ServersMan SIM LTEの通信速度は下り最大500~600kbpsです。これが低速500kbps以下の格安SIMに該当するかどうか微妙なところではありますが、低速であることは確かなので、ここで取り上げることにしました。

基本料金は月額600円(税別)で、SMSオプションを追加しても月額743円(税別)にしかなりません。低速500kbps以下の格安SIMとしては破格ともいえる条件です。音声通話対応プランがないことが惜しまれます。

これだけ基本料金が安ければ仕方のないことですが、バースト転送には対応していません。あくまで下り最大500~600kbpsのまま使っていくことになります。画像の表示などにもたつきを感じることもあるかもしれません。

通信容量は設定されていませんが、動画視聴、アプリダウンロード、ファイル交換に対しては、通信速度が制限されることになっています。これらをする場合には、通信容量を追加購入することが推奨されています。

通信容量は1GBにつき600円(税別)で追加できます。専用アプリから低速通信と高速通信を簡単に切り替えられる他、Android向けアプリには、特定のアプリを起動したときだけ高速通信に切り替えられる機能もあります。

TONE SIM (for iPhone)

TONE SIM (for iPhone)は、TONE電話というIP電話サービスと、TONEファミリーオプションという端末見守りサービスが付帯する、子供や高齢者向けの格安SIMです。通信速度は下り最大500~600kbpsの低速です。

090音声オプション付きなら月額2650円(税別)、090音声オプションなしなら月額1700円(税別)と、基本料金はやや高めですが、保護者がTONEの契約者なら200円(税別)引きになります。

残念ながらバースト転送には対応していません。下り最大500~600kbpsでバースト転送に対応していないのと、下り最大200kbpsでバースト転送に対応しているのと、どちらの方がいいのか、頭を悩ませることになりそうです。

通信容量は無制限に使い放題ですが、動画視聴やアプリダウンロードなど、帯域を占有するような使い方をすると、通信速度が制限されます。そのような場合には高速チケットオプションを購入するようにしてください。

高速チケットオプションは1GBにつき445円(税別)で、これを購入すると通信速度が下り最大3Mbpsになります。果たして3Mbpsが高速なのかという疑問も浮かんできますが、それでも500~600kbpsよりはだいぶましです。

LIBMO

LIBMOのプランの中で基本料金が最も安いライトプランは、通信速度が下り最大200kbpsの低速プランです。音声通話付きSIMが月額1180円(税別)、データ通信専用SIMが月額480円(税別)です。

このライトプランには、基本料金が安い代わりに二つの制約があります。固定回線とのセット割引が適用されないことと、オプションでSIMカードを追加できないことです。これらは3GBプラン以上を対象としたサービスです。

バースト転送には非対応です。低速500kbps以下の格安SIMの中には、LIBMOと同じくらいの安さでありながら、バースト転送に対応しているものもあるだけに、それらと比べると見劣りしてしまいます。

いわゆる3日制限がないのは好材料です。よほど極端な使い方をしない限り、通信速度が制限されることはないので、安心して使えます。あえてLIBMOを選ぶべき理由があるとしたらそこです。

高速通信をする必要に迫られたときには、データリチャージで通信容量を追加できます。100MBが200円(税別)、1GBが1000円(税別)です。両方合わせて月5回まで追加でき、90日間有効です。

エキサイトモバイル

エキサイトモバイルの1枚コースと3枚コースには、下り最大200kbpsの0MBプランがあります。低速500kbps以下の格安SIMに、SIMカードが3枚発行されるプランがあるのは珍しいことです。

1枚コースは基本料金が高めですが、3枚コースはそれほどでもありません。月額1800円(税別)で、1枚の音声通話機能付きSIMと、2枚のデータ通信専用SIMが使えるなら、検討する価値はあります。

通信速度は下り最大200kbpsながら、バースト転送に対応しており、ちょっとしたデータの送受信ならストレスを感じにくいです。動画を見たり、アプリをダウンロードしたりしなければ、これでも十分でしょう。

しかしそのまま使い放題というわけではありません。3日間の通信量が366MBを超えると、通信速度が制限されることになっているからです。どの程度まで低速化するのかは不明ですが、とにかくそういうルールがあります。

通信速度を高速化したいときには、追加容量チャージというオプションで通信容量を追加できます。料金は1GBにつき580円(税別)です。有効期間が当月末日までで、翌月以降への繰り越しができないことに注意してください。

ワイヤレスゲート SIM

ワイヤレスゲート SIMのただ一つのプランである480円プランは、基本料金が月額445円(税別)で、通信速度が下り最大250kbpsです。データ通信専用プランのみで、音声通話対応プランはありません。

ちなみに以前は音声通話対応プランや高速プランもありましたが、それらはすでに申し込み受け付けが終了しており、現在はデータ通信専用の低速プランだけが残っているという状況です。

下り最大200kbpsの格安SIMが多い中で、下り最大250kbpsというのは魅力的に映ります。しかし実測値が必ずしも理論値に近くなるとは限らないので、過信は禁物です。バースト転送に対応していないのも難点です。

通常の使い方で通信速度が制限されることはありません。しかし他の格安SIMと同様に、ファイル交換などで帯域を占有するような使い方に対しては、通信速度が制限される可能性があります。

通信量チャージオプションは、200MBで500円(税別)です。有効期間は6カ月で、じっくりと使っていけます。この他、Wi-Fiスポットが無料で使える特典もあります。低速時はこのWi-Fiスポットをいかに活用できるかが鍵です。

低速500kbps以下の格安SIM 料金比較

※表内の金額は税別

通話プラン

速度安値次点
200kロケット DDMM
948円1140円
500kOCNUQ
2500円2680円
600kTONE SIM-
2650円-

200kbpsプランはロケットモバイル、500kbpsプランはOCN モバイル ONE、600kbpsプランはTONE SIM (for iPhone)が安いです。音声通話対応プランは数が少なく、あまり比較になりませんでした。

SMSプラン

速度安値次点
200kロケット DDMM
448円590円
250kワイヤレス-
584円-
500kOCNUQ
1920円1980円
600kServersTONE SIM
743円1800円

ServersMan SIM LTEの費用対効果の高さが目を引きます。200kbpsプランではロケットモバイル、500kbpsプランではOCN モバイル ONEがそれぞれ首位に立っています。

データプラン

速度安値次点
200kロケット Dロケット S
298円398円
250kワイヤレス-
445円467円
500kOCN-
1800円-
600kServersTONE SIM
600円1700円

200kbpsプランは、ロケットモバイルのドコモ回線プランが最も安く、ロケットモバイルのソフトバンク回線プランがそれに次いで安いという結果になっています。500kbpsプランに関してはOCN モバイル ONEが唯一の選択肢です。

低速500kbps以下の格安SIM 仕様比較

キャリア

項目
OCN
UQ
DMM
楽天
ロケット
ドコモ-
au---
ソフトバンク----
ワイモバイル-----
項目
Servers
TONE SIM
LIBMO
エキサイト
ワイヤレス
ドコモ
au-----
ソフトバンク-----
ワイモバイル-----

UQ mobileはau回線で、楽天モバイルはドコモ回線とau回線に対応し、ロケットモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線に対応しています。それ以外はいずれもドコモ回線です。

割引

項目
OCN
UQ
DMM
楽天
ロケット
初月無料---
セット割---
家族割-----
ポイント還元--
項目
Servers
TONE SIM
LIBMO
エキサイト
ワイヤレス
初月無料-----
セット割-----
家族割----
ポイント還元---

基本料金が初月無料かということと、固定回線などとのセット割引があるかということに注目すると、いずれの条件も満たしているOCN モバイル ONEと、セット割引の金額が大きいDMMモバイルが目を引きます。

支払い方法

項目
OCN
UQ
DMM
楽天
ロケット
クレジットカード
デビットカード--
LINE Pay カード-----
口座振替--
振り込み-----
項目
Servers
TONE SIM
LIBMO
エキサイト
ワイヤレス
クレジットカード
デビットカード-----
LINE Pay カード-----
口座振替----
振り込み-----

低速500kbps以下の格安SIMの中で、クレジットカードが不要なのは、OCN モバイル ONE、UQ mobile、楽天モバイル、ロケットモバイルなどです。楽天モバイルなら、インターネットで口座振替の手続きができて簡単です。

データ通信

項目
OCN
UQ
DMM
楽天
ロケット
速度切り替え--
バースト転送--
容量繰り越し-----
容量シェア----
容量追加-
Wi-Fiスポット-
メールアドレス--
項目
Servers
TONE SIM
LIBMO
エキサイト
ワイヤレス
速度切り替え--
バースト転送----
容量繰り越し-----
容量シェア-----
容量追加
Wi-Fiスポット---
メールアドレス----

低速500kbps以下の格安SIMには何かと制約が多いものですが、OCN モバイル ONEやDMMモバイルなどに関しては、通信速度の切り替えやバースト転送など多機能ぶりが目立ちます。

通話

項目
OCN
UQ
DMM
楽天
ロケット
通話割引アプリ--
通話定額--
IP電話----
転送電話
迷惑電話ストップ
留守番電話-
キャッチホン-
項目
Servers
TONE SIM
LIBMO
エキサイト
ワイヤレス
通話割引アプリ-----
通話定額---
IP電話----
転送電話---
迷惑電話ストップ----
留守番電話--
キャッチホン--

音声通話に関しても、OCN モバイル ONE、DMMモバイル、楽天モバイルの三つ巴です。IP電話アプリの050 plusが半額で使えるOCN モバイル ONEに分がありますが、他の二つも決して悪くありません。

サポート

項目
OCN
UQ
DMM
楽天
ロケット
セキュリティー-
端末保証
訪問サポート---
遠隔サポート--
項目
Servers
TONE SIM
LIBMO
エキサイト
ワイヤレス
セキュリティー--
端末保証---
訪問サポート----
遠隔サポート----

自宅訪問でのサポートが受けられるのは、OCN モバイル ONE、楽天モバイル、LIBMOです。遠隔操作でのサポートが受けられるのは、OCN モバイル ONE、UQ mobile、楽天モバイル、TONE SIM (for iPhone)です。

手続き

項目
OCN
UQ
DMM
楽天
ロケット
未成年契約-
MNP手動切り替え-
プラン変更
サイズ変更
項目
Servers
TONE SIM
LIBMO
エキサイト
ワイヤレス
未成年契約--
MNP手動切り替え--
プラン変更--
サイズ変更--

未成年でも契約できるのは、OCN モバイル ONEやDMMモバイルなどです。その中でもOCN モバイル ONEとUQ mobileは、クレジットカードが不要ということもあり、とりわけ敷居が低くなっています。

迷ったらOCN モバイル ONE

低速500kbps以下の格安SIMをどれにするか迷ったら、OCN モバイル ONEを選んでみてください。下り最大500kbpsとそれなりに速く、バースト転送にも対応しており、何よりNTTグループの格安SIMという安心感もあります。

下り最大500kbpsということもあり、基本料金は高めですが、固定回線やIP電話とのセット割引を駆使すれば多少安くなります。いっそそれらのサービスと一緒に申し込みをすることも検討してみてください。

もし下り最大500kbpsの低速プランでは満足できなくなっても、110MB/日コースや3GB/月コースといった高速プランに変更すればいいだけなので、心配は要りません。もちろんプラン変更は無料です。

OCN モバイル ONE

低速500kbps以下の格安SIM コラム

低速500kbps以下の格安SIMの選び方

低速500kbps以下の格安SIMという括りでも、通信速度が速くて基本料金が高いものから、通信速度が遅くて基本料金が安いものまで、種類はさまざまです。その中からどのようにしてたった一つを選び出せばいいのでしょうか。

まず大前提として、どの程度の通信速度があればいいのかということから考えてみてください。500kbpsないと駄目なのか、200kbpsあればいいのかということです。それでひとまず候補を絞り込めます。

ただしMVNOが公表している格安SIMの通信速度は、ここまでは出る可能性がありますよという理論値に過ぎず、実測値は回線の混雑状況などさまざまな要因によって随時変動します。あまり理論値をうのみにしないことです。

通信速度だけでなく、バースト転送にも注目したいところです。バースト転送に対応していれば、データ読み込みを開始してから少しの間は通信速度の制限が解除されるので、使用感に少なからぬ差が生じます。

できればバースト転送に対応しているかどうかだけでなく、バースト転送がどれくらいまで適用されるのかというところまで見ておきましょう。150KBまでだったり、75KBだったりと、格安SIMによって微妙に違いがあります。

3日制限も見逃せません。低速時、つまり低速500kbps以下の格安SIMにおける通常時に、直近3日間の通信量に応じて通信速度が制限されることがあります。これがあると極端な使い方ができなくなります。

しかし3日制限がなければいいのかというと、そうとも言い切れません。3日制限がないと回線が混み合い、サービス全体としてはむしろ通信速度が低下してしまう恐れがあるからです。これは人によって好みが分かれるところです。

あとは将来的なプラン変更の可能性も考慮に入れ、低速プランだけでなく高速プランの内容も確認しておくことを勧めます。今はその気がなくても、先のことは分かりません。いざというときに備えておくことが大切です。

もし高速プランの内容がいまひとつで、他の格安SIMに乗り換えざるを得なくなったら、お金も手間も余計に掛かってしまいます。なるべく同じ格安SIMのままプラン変更だけで対応できるのが理想的です。

低速500kbps以下の格安SIMでできること、できないこと

低速500kbps以下の格安SIMでできることには限りがあります。乗り換えてから後悔することのないように、それでできることとできないことをきちんと把握しておくのは大事なことです。

メールやLINEのやりとりくらいなら、まったく問題ありません。テキストだけなら容量は極めて少なくなるので、通信速度が500kbpsだろうと、あるいはもっと遅い200kbpsだろうと、ほんの一瞬で送受信できます。

ブラウザーでサイトを見たり、TwitterなどのSNSでタイムラインを追ったりするのも、おおむね問題ありません。写真や動画が含まれていると表示に時間がかかることもありますが、テキスト中心なら大丈夫です。

意外なところでは、050 plusなどのIP電話アプリで電話することもできます。音声を送受信するのにはそれなりの通信速度が必要になりそうに思えますが、実際には数十kbpsもあれば事足ります。

逆に低速500kbps以下の格安SIMでできないこととして筆頭に挙げられるのが、YouTubeなどで動画を見ることです。画質を落とせば再生できることもありますが、それが視聴に耐え得るかどうかはまた別の問題です。

アプリや音楽などの大容量データをダウンロードするのも困難です。通信速度が遅いのに無理やり長時間にわたってダウンロードを続けていると、帯域を占有しているとして、MVNOに接続を解除されてしまう可能性もあります。

OSアップデートにも要注意です。iOSやAndroidなどのOSをアップデートしようとすると、時として1GBを超えるような大容量データをダウンロードしなければなりません。低速500kbps以下の格安SIMでそれをするのは無謀です。

このように低速500kbps以下の格安SIMでできないことを無理やりしようとするよりも、できないことはできないと割り切り、Wi-Fiに接続するなどして通信速度の遅さを補うようにしたいところです。

低速500kbps以下の格安SIMに容量を追加して快適に

低速500kbps以下の格安SIMは、通信速度に関して言えば、快適さに欠けるのは否めません。しかし通信容量追加オプションを活用すれば、それなりに快適に使えるようになります。

通信容量追加オプションとは、その名の通り通信容量を追加できる有料オプションのことです。低速500kbps以下の格安SIMでも通信容量を追加すれば、一時的にではありますが、高速通信ができるようになります。

すべての格安SIMにこのような通信容量追加オプションが用意されているわけではありませんが、近頃ではだいぶ定着してきました。むしろ通信容量追加オプションがない格安SIMの方が珍しいくらいです。

通信容量追加オプションの料金は、格安SIMによってばらつきがあります。基本料金がいくら安くても、通信容量追加オプションが高いとかえって損をしてしまうことがあるので、そこも含めて格安SIMを比較したいところです。

1MB当たりの単価が1円くらいなら安く、3円くらいなら普通で、5円くらいまでいくと高いという認識でいいでしょう。まとめ買いをすると1MB当たりの単価が安くなることが多いです。

価格だけでなく有効期間にも注意してください。価格が高い代わりに有効期間が長く、数カ月先まで使えることもあれば、価格が安い代わりに有効期間が短く、当月いっぱいで使えなくなることもあります。

低速と高速の切り替えができれば、追加しておいた通信容量を無駄なく使っていけるので、なお理想的です。通信容量の追加だけでなく、通信速度の切り替えができるかどうかも確認しておくようにしてください。

通信容量追加オプションは使いこなせれば便利ですが、低速500kbps以下の格安SIMで通信容量追加オプションを多用していては本末転倒なので、そのような状況に陥ったら、高速の格安SIMへの乗り換えも検討するべきです。

低速500kbps以下の格安SIM まとめ

低速でもそれなりに快適に使いたいなら、下り最大500kbpsの格安SIMがいいでしょう。OCN モバイル ONEとUQ mobileが有力候補ですが、基本料金が安くてバースト転送にも対応しているOCN モバイル ONEをおすすめします。

ServersMan SIM LTEも安いことは安いのですが、音声通話対応プランがないので、どうしても使い道は限られてしまいます。どちらかというと、タブレットなどに入れてサブ回線として使いたい格安SIMです。

基本料金の安さを重視するなら、下り最大200kbpsの格安SIMです。バースト転送に対応しているDMMモバイルや楽天モバイル、あるいは基本料金が圧倒的に安いロケットモバイルなどがおすすめです。

OCN モバイル ONE