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日本通信SIM、超過時の速度制限を継続

投稿 更新 著者 賀来泰史

日本通信は2023年3月1日、日本通信SIMの合理的シンプル290プランで、通信容量の超過時にデータ通信の利用を停止する仕様を廃止し、期間限定で実施中の速度制限を継続すると発表しました。

合理的シンプル290プランでは、通信容量の上限が1GBから100GBまで1GB単位で設定できます。その上限を超過すると、他社のように通信速度が制限されるのではなく、データ通信そのものの利用が停止される仕様でした。

ただし実際にはこれまでにデータ通信の利用が停止されたことはありません。プランの提供が開始されて以来、期間限定で利用停止の代わりに速度制限が実施されてきたためです。

プラン提供開始は2022年1月27日で、速度制限は2022年3月31日までの予定でした。しかしそれが2022年6月30日まで、2022年12月31日まで、2023年3月31日までと、3回にわたって延長されてきました。

そして結局は2023年4月1日以降も継続して、利用停止の代わりに速度制限が実施されることになりました。利用停止という仕様は廃止され、速度制限という仕様が常態化します。

速度制限時にどれくらいまで通信速度が低下するのかは分かっていませんが、恐らく一般的な格安SIMと同様の最大200kbps程度になるものと思われます。

ようやく合理的シンプル290プランの仕様が固まりました。個人的にはこれでようやく乗り換えの選択肢の一つに数えられます。ちょうど乗り換えを検討していたところだったので、真剣に検討してみたいと思います。