これまでahamoの5Gは4Gの設備と5Gの基地局を組み合わせたノンスタンドアローン方式でしたが、5G SAに加入すれば5Gの設備と5Gの基地局を組み合わせたスタンドアローン方式になります。
スタンドアローン方式とノンスタンドアローン方式の違いは通信速度です。スタンドアローン方式はノンスタンドアローン方式よりも規格上の通信速度が速く、下り通信速度は最大4.9Gbps、上り通信速度は最大1.1Gbpsにも上ります。
5G SAを利用するには5G SAに対応したSIMと端末が必要になります。AQUOS R7 SH-52Cは8月24日に、Galaxy S22 SC-51CとGalaxy S22 Ultra SC-52Cは8月末に、Xperia 1 IV SO-51Cは9月以降に、5G SAに対応する予定です。
5G SAのエリアは主要ターミナル駅やイベント会場や商業施設などから展開されていき、2023年3月末までに全国47都道府県に展開される見込みです。このように現時点では5G SAを利用できる場面は限られています。
5G SAの料金は月額550円(税込)ですが、終了日未定のキャンペーンで当面は無料になります。キャンペーン終了後は通常の料金が発生します。キャンペーン終了時期はあらかじめ公式サイトで告知される予定です。
5G SAの提供開始に合わせ、5Gが28GHz帯のミリ波に対応することも発表されました。これまでは3.7GHz帯と4.5GHz帯のSub6にのみ対応していました。
真の5Gとでも言うべき、Sub6とミリ波に対応したスタンドアローン方式の5Gが、ついに個人向けサービスとして登場します。これが日常的に利用できるようになればどれだけ快適になるのか、期待が高まります。