7月1日をもってNTTコミュニケーションズがNTTレゾナントのすべての株式をNTTドコモに移管し、会社吸収分割方式によって消費者向け事業を移管します。NTTドコモと経営方針を統一し、意思統一の迅速化を図ることが目的です。
移管対象サービスは多岐にわたります。OCN モバイル ONEをはじめ、OCN 光などのインターネット接続サービス、050 plusなどの電話サービス、OCNメールなどのメールサービスも対象です。
運営会社がNTTコミュニケーションズからNTTレゾナントに変更されることによる、利用者への影響は特にありません。何ら手続きをする必要もなければ、メールアドレスやパスワードなどが変更されることもありません。
料金などの債権についてはNTTレゾナントからNTTコミュニケーションズに譲渡され、場合によってはさらにNTTファイナンスに譲渡され、引き続きNTTコミュニケーションズかNTTファイナンスが請求や収納の業務を担当します。
NTTレゾナントは以前からOCN モバイル ONEと関わりがあり、同社が運営するgoo SimsellerでOCN モバイル ONEのスマホセットを販売したり、やはり同社が運営するgooポイントをOCN モバイル ONEと連携させたりしていました。
このような歴史を鑑みれば、NTTレゾナントがOCN モバイル ONEを運営することは自然な流れであるように思います。運営者とスマホセットの販売者が異なるいびつな状況が改善されるのは喜ばしいことです。