OCN モバイル ONEでゲームをしてみた
格安SIMのOCN モバイル ONEで、スマートフォン向けゲームアプリの『スーパーマリオ ラン』『Pokémon GO』『パズル&ドラゴンズ』『モンスターストライク』『LINE:ディズニー ツムツム』をプレイしてみました。
準備
今回プレイしたのは『スーパーマリオ ラン』『Pokémon GO』『パズル&ドラゴンズ』『モンスターストライク』『LINE:ディズニー ツムツム』です。なるべく人気があるゲームがいいだろうということで、これらを選びました。
あらかじめスマートフォンをWi-Fiに接続し、アプリをインストールし、いったん起動して初期設定などを済ませておきました。それからOCN モバイル ONEでのデータ通信に切り替えました。
『スーパーマリオ ラン』だけはSIMをiPhone 7に入れてプレイし、それ以外のゲームはSIMをモバイルWi-FiルーターのAterm MR03LNに入れてiPhone 6でプレイしました。
スーパーマリオ ラン
OCN モバイル ONEで『スーパーマリオ ラン』をプレイしました。ワールドツアーで取り逃していたピンクコイン、パープルコイン、ブラックコインを、30分かけてひたすら収集しました。
この間、通信速度の遅さに悩まされるようなことはまったくありませんでした。ラグを感じることもなければ、コースクリア後などの読み込みで待たされることもなく、快適そのものでした。
OCN モバイル ONE アプリで通信量を確認してみたところ、表示は0MBのままでした。何度更新しても変わらなかったので、間違いありません。『スーパーマリオ ラン』の通信量は気にしなくてもよさそうです。
今度はOCN モバイル ONEの通信速度をOCN モバイル ONE アプリで低速に切り替えて、しばらく『スーパーマリオ ラン』のワールドツアーやキノピオラリーをプレイしてみました。
すると、もしかしたら思い過ごしかもしれませんが、キノピオラリーで対戦相手を探すとき、やや時間がかかるような印象を受けました。
気になることといえばせいぜいそのくらいでした。OCN モバイル ONEが低速だからといって、『スーパーマリオ ラン』のプレイそのものに大きな影響を及ぼすようなことはありませんでした。
Pokémon GO
OCN モバイル ONEで『Pokémon GO』をプレイしました。近所のポケストップを訪れて道具を手に入れたり、ポケモンを捕まえたり、ポケモンをウィラー博士の元へ送ったりして、30分ほどプレイしました。
実験中にはいろいろなことを試してみましたが、格安SIMだからといって通信速度が遅いと感じるようなことは一切ありませんでした。
30分後に通信量を確認すると、iPhone 6の表示は10MB、Aterm MR03LNの表示は10.9MBで、だいたい10MB前後だと分かりました。
後日もう一度実験をしました。近所の大きな公園でレアポケモンがよく出現するという情報を得たので、そこまで行って大勢のポケモンを捕まえつつ、その道中のジムでバトルもしてきました。全部で2時間ほどプレイしました。
再び通信量を確認すると、iPhone 6の表示は20MB、Aterm MR03LNの表示は23.9MBで、前回からほぼ半減していました。
この結果は予想外でした。もしかしたら『Pokémon GO』はプレイ開始直後だけ通信量が多く、その後は通信量が少ないという仕様なのかもしれません。
これらの実験から、『Pokémon GO』は30分5~10MBでプレイできることが分かりました。1日1時間プレイして月300~600MBという計算です。これなら格安SIMでも何とかなりそうです。
それから低速でも『Pokémon GO』をプレイできるかどうか試してみました。OCN モバイル ONE アプリで高速通信をオフにしてから、ポケストップを訪れたり、ポケモンを捕まえたりしました。
すると今度はポケストップの画像が表示されないことがありました。通信速度が遅いと、場合によってはそういうこともあるのかもしれません。
とはいえポケストップの画像が表示されなくても、ゲームの進行に支障を来すことはないので、『Pokémon GO』をプレイするときには、通信容量を節約するために低速に切り替えておいてもよさそうです。
このゲームの場合、むしろ心配するべきなのはバッテリーです。バッテリーセーバー機能を無効にしたままプレイしていたら、3時間ほどでiPhone 6のバッテリーがほとんど底を突いてしまいました。
バッテリーセーバー機能を有効にすればバッテリーの消費量をいくらか減らせますが、それにも限界があります。モバイルバッテリーや『Pokémon GO』専用端末を用意することも、検討した方がいいかもしれません。
パズル&ドラゴンズ
OCN モバイル ONEで『パズル&ドラゴンズ』をプレイしました。30分かけてはじまりの塔5フロア、旅立ちの塔3フロア、火のダンジョン3フロア、水のダンジョン3フロアの合計14フロアをクリアしました。
結果的にはゲームの動作に何ら問題はありませんでした。データ通信がつながらなかったり途切れたりするようなことはなく、まったく通信環境を意識せずにプレイできました。
通信量を確認すると、iPhone 6の表示は1MB未満、Aterm MR03LNの表示は2MBでした。だいたい1~2MBくらいだと考えておけばよさそうです。
30分当たり1~2MBということは、毎日1時間プレイしても月60~120MBにしかなりません。意外に通信量が少ないことに驚きました。これなら通信容量が限られている格安SIMでも事足りますね。
OCN モバイル ONEの通信速度を低速に切り替えて、『パズル&ドラゴンズ』をプレイできるかどうかも試してみましたが、通信速度が制限されていないときと同じ感覚でプレイできました。
モンスターストライク
OCN モバイル ONEで『モンスターストライク』をプレイしました。ソロのノーマルクエストを30分ほどプレイし、初陣4ステージ、火の試練4ステージ、木の試練1ステージをクリアするところまで進めました。
『モンスターストライク』をプレイしてみて、サーバーとデータのやりとりをする頻度が割と多いような印象を受けました。しかしその間に延々と待たされるようなことはなく、スムーズにゲームを進行できました。
プレイ後に通信量を確認すると、iPhone 6の表示は1MB、Aterm MR03LNの表示も1MBでした。『モンスターストライク』の通信量は30分当たり1MB前後だと考えておけばよさそうです。
OCN モバイル ONEの通信速度を低速に切り替えても、ゲームの動作にはまったく変化がありませんでした。通信速度が制限されている状況下でも、快適にプレイできるように設計されているようです。
LINE:ディズニー ツムツム
OCN モバイル ONEで『LINE:ディズニー ツムツム』をプレイしました。30分ほどプレイしたかったのですが、ゲストプレイで10回プレイしたところでハートがなくなってしまったので、やむを得ず20分で切り上げました。
20分という短い時間ではありましたが、その間にゲームの動作がおかしくなったり、データの送受信に時間がかかったりするようなことはなく、あたかもオフラインゲームをプレイしているかのように感じられました。
通信量はiPhone 6の表示が1MB未満、Aterm MR03LNの表示が1MBになっていました。プレイ時間が短過ぎてあまり参考にならないかもしれませんが、いずれにせよ通信量がごくわずかということだけは確かです。
そもそも『LINE:ディズニー ツムツム』にはマルチプレイもなく、ひたすらソロプレイでパズルを解くだけですから、通信量が多くなるはずもありません。当然といえば当然の結果といえます。
OCN モバイル ONEの通信速度を下り最大200kbpsの低速に切り替えて、ハートが回復するのを待ち、もう一度『LINE:ディズニー ツムツム』をプレイしてみましたが、通信速度が遅くても問題なくプレイできました。
感想
OCN モバイル ONEでいくつかのゲームをプレイしてみましたが、予想以上に快適でした。通信速度が制限されていないときはもちろん、通信速度が制限されているときでも、ほとんどストレスは感じませんでした。
もちろんこれはあくまで一例で、場合によってはうまくいかないこともあるでしょう。よりサーバーとのやりとりが多いゲームになれば、格安SIMの通信速度や通信容量では支障を来すこともあるかもしれません。
しかしOCN モバイル ONEで『スーパーマリオ ラン』『Pokémon GO』『パズル&ドラゴンズ』『モンスターストライク』『LINE:ディズニー ツムツム』を遊ぶことに限って言えば、そういう心配はないと言い切れます。