楽天モバイル、iPhoneからRakuten Link以外へのSMSを有料化
楽天モバイル社は2021年5月13日、楽天モバイルのiOS版Rakuten Linkについて、6月15日から音声通話とSMSの仕様を変更すると発表しました。これによりiPhoneからRakuten Link以外へのSMS送信料金が有料になります。
音声通話については着信の仕様が変更されます。現在は相手がRakuten Link以外から発信するとRakuten Linkで着信しますが、変更後は相手がRakuten Link以外から発信すると標準電話アプリで着信するようになります。
標準電話アプリの着信履歴からそのまま折り返すと30秒22円（税込）の通話料金が発生します。通話料金を無料にするには標準電話アプリから電話をかけるのではなく、Rakuten Linkから電話をかける必要があります。
海外でこれまでRakuten Linkで着信していたのが標準電話アプリで着信するようになると、それぞれの国や地域の従量課金が発生します。
SMSについては送受信の仕様が変更されます。現在は相手がRakuten Link以外でもRakuten LinkでSMSを送受信できますが、変更後は相手がRakuten Link以外だと標準メッセージアプリでしかSMSを送受信できなくなります。
SMSを受信する分にはこれまで通り料金が発生することはありませんが、SMSを送信するにはRakuten Linkではなく標準メッセージアプリを利用する必要があり、SMS送信料金が発生します。
日本から日本への送信は70文字3円（税込）、日本から海外への送信は70文字100円（不課税）、海外から日本への送信は70文字100円（不課税）、海外から海外への送信は70文字100円（不課税）です。
海外でこれまでRakuten Linkで受信していたのが標準メッセージアプリで受信するようになっても、それぞれの国や地域の従量課金は発生しません。
SMS送信料金が有料になるのは困ったものです。Rakuten Link同士なら無料であることに変わりはないとはいえ、わざわざそれを相手が利用しているか確認しなければならないようでは、こちらもあまり利用する気になれません。
