ソフトバンクからLINEMOに変更して困ること
2021年3月14日投稿
ソフトバンクのオンライン専用ブランドであるLINEMOがいよいよ提供を開始します。ソフトバンクからLINEMOに変更するとほとんどの場合は基本料金が安くなりますが、その一方でいろいろと困ることもあります。
ソフトバンクショップで手続きできない
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドと位置付けられており、申し込みをはじめとしたあらゆる手続きがウェブで完結します。ソフトバンクショップでは手続きができません。
もっともソフトバンクショップで順番待ちをしてまで何らかの手続きをしなければならない必要性は感じませんし、困ったことがあれば公式サイトや公式LINEアカウントから問い合わせられます。特に問題はないでしょう。
スマホが購入できない
LINEMOでスマートフォンは購入できません。もちろん機種変更もできません。スマートフォンが必要ならこれまで利用してきたスマートフォンをそのまま利用するか、別途購入する必要があります。
ちなみにソフトバンクのスマートフォンはソフトバンクを契約しなくても単品で購入できるので、ソフトバンクからLINEMOに変更したからといってソフトバンクのスマートフォンが購入できなくなるということはありません。
時間帯によって速度制限
LINEMOで動画やゲームなどの回線を混雑させる恐れがあるサービスを利用すると、時間帯によって通信速度が制限されることがあります。具体的にどの時間帯にどの程度まで通信速度が制限されるのかは明らかになっていません。
キャリアメールが利用できない
LINEMOにキャリアメールに相当するサービスはなく、ソフトバンクのキャリアメール「@softbank.ne.jp」「@i.softbank.jp」も利用できません。GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを利用することになります。
ソフトバンクWi-Fiスポットが利用できない
LINEMOはソフトバンクWi-Fiスポットが利用できません。通信容量を節約するためにWi-Fiスポットを利用する必要があるなら、他社のWi-Fiスポットを契約するなどして利用するしかありません。
通話オプションがほぼ利用できない
LINEMOは留守番電話、転送電話、割り込み電話、グループ電話、ナンバーブロック、迷惑電話ブロック、発着信規制などの音声通話オプションが利用できません。通話準定額、通話定額なら利用できます。
Yahoo!プレミアムが無料にならない
ソフトバンクと違ってLINEMOはYahoo!プレミアムがプランに含まれていないので、ソフトバンクからLINEMOに変更するとYahoo!プレミアムが無料で利用できなくなります。
家族割やセット割がない
LINEMOには家族割引、SoftBank 光とのセット割引、おうちでんきとのセット割引などが一切ありません。ソフトバンクとLINEMOのブランドをまたいだ家族割引もありません。
ソフトバンク契約期間が引き継がれない
ソフトバンクは契約期間に応じて長期継続特典が付与されます。しかしソフトバンクからLINEMOに変更するとソフトバンクの契約期間は引き継がれず、長期継続特典も付与されなくなります。
現金や振り込みで支払いができない
ソフトバンクは支払いが遅れても、ソフトバンクショップから現金で支払いをしたり、金融機関から振り込みで支払いをしたりできますが、LINEMOは現金や振り込みで支払いができません。
それでもLINEMOに変更するべきか
以上のようにソフトバンクからLINEMOに変更するといろいろと困ることがあるのは確かですが、これらが致命的な問題なのかというと疑問符が付きます。個人的には特に不都合は感じません。
やはりLINEMOの20GBとLINEギガフリーで月額2728円(税込)という安さは魅力的ですし、ある程度の妥協を強いられてもソフトバンクからLINEMOに変更することを検討するべきです。