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中の人が語る、IIJmioの中古iPhoneの特徴

投稿 更新 著者 賀来泰史

IIJmioの説明会で、IIJmioの中古iPhoneについての説明を受けました。そしてIIJmioの中古iPhoneに三つの特徴があることを知りました。中古iPhoneはどこで買っても同じだと思っていましたが、目からうろこが落ちました。

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IIJmioの中古iPhoneは在庫が安定

MVNOが中古iPhoneを仕入れる方法は二つあります。消費者から買い取る方法と、流通業者から買い付ける方法です。インターネットイニシアティブは、後者によってIIJmioの中古iPhoneを仕入れています。

なぜ流通業者から買い付ける方法を採っているのかというと、ある程度まとまった数を仕入れて在庫を安定させるためです。消費者から買い取る方法では、どうしても受け身にならざるを得ず、なかなかこうはいきません。

ただし流通業者から買い付けると、流通業者に中間マージンを支払うことになるので、その分だけIIJmioの中古iPhoneの価格は高めになっています。最新機種に関しては、新品とほとんど差がありません。

それでもIIJmioの中古iPhoneを販売開始したところ、その日のうちにすべて完売してしまったのだそうです。格安SIMをiPhoneで使いたいという需要がいかに大きいか、思い知らされます。

IIJmioの中古iPhoneは品ぞろえが豊富

IIJmioのiPhoneが、新品や認定整備済み製品でなく、中古品であることにも理由があります。iPhone SEのような旧機種から、iPhone XSやiPhone XRのような新機種まで、品ぞろえを豊富にするためです。

インターネットイニシアティブのような独立系MVNOは新品を仕入れられないので、新品はあきらめて、iPhone XSやiPhone XRは認定整備済み製品が流通していないので、認定整備済み製品もあきらめて、中古品に行き着いたわけです。

2019年9月9日現在、IIJmioの中古iPhoneは、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 8、iPhone XR、iPhone XSの5機種となっています。iPhone 7 Plus、iPhone 8 Plus、iPhone XS Maxといった大型モデルは取り扱っていません。

もうじき発売されるであろう新型iPhoneに関しては、なるべく取り扱いたいという話でした。しかし発売されて間もなく、中古品が市場に出回ることは期待できませんから、しばらく時間がかかるでしょう。

IIJmioの中古iPhoneは状態がいい

IIJmioの中古iPhoneは状態がいいものばかりです。仕入れたものをクリーニングし、リユースモバイルガイドラインの評価基準でA以上と評価したものだけを、IIJmioの中古iPhoneとして販売しているからです。

リユースモバイルガイドラインとは、リユースモバイル・ジャパンと携帯端末登録修理協議会が、中古携帯端末の販売などの業務の在り方についてまとめたガイドラインです。

これによると、中古携帯端末の外装評価はS、A、B、C、Jの5段階で、Sは「未使用品(新品同様の状態)」、Aは「目立つ傷がなく非常にきれいな状態(液晶への傷がなく外装の傷・汚れが微細)」とされています。

それでも不良品をつかまされるのが怖いと思うかもしれませんが、30日間の保証がありますし、それでも足りなければつながる端末保証にも加入できますし、故障したときはApple Storeで修理してもらえます。安心してもよさそうです。

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