格安SIM比較ウェブ

DMM mobile、楽天モバイルに事業を譲渡

投稿 更新 著者 賀来泰史

DMM.comは2019年7月9日、DMM mobileとDMM光の事業を会社分割し、楽天モバイル社に譲渡すると発表しました。9月1日に実施します。

DMM.comによると、9月1日以降もDMM mobileの名称は当面変更されませんが、DMM mobileの運営会社はDMM.comから楽天モバイル社に変更されます。

楽天モバイル社によると、9月1日からポイントシステムの移行を予定しており、さらに楽天エコシステムを活用して相乗効果を高めていくとしています。

ポイントシステムの移行とは、つまり付与されるポイントがDMMポイントから楽天スーパーポイントに変更されるということを意味します。

DMM mobileには、初期費用、基本料金、通話料金などを対象として、支払い額の10%に相当するDMMポイントが還元されるという特典があります。これが楽天スーパーポイントに置き換わるものと思われます。

ポイント還元率が10%のままなら大したものですが、そうなるとポイント還元率が1%しかない楽天モバイルの立場がないので、なかなか難しそうです。

その他にDMM mobileの今後について詳しいことは分かっていませんが、かつてFREETEL SIMが楽天モバイルに吸収されたのと同じように、DMM mobileも楽天モバイルに吸収されることになりそうです。

2014年12月のサービス開始から数えること5年目にして、DMM mobileが大きな転機を迎えることになりました。有力な格安SIMの一つであるだけに、このままサービス終了へと向かっていってしまうとしたら残念です。