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ホームルーター向け格安SIMを比較

2019年8月10日更新

ホームルーター向け格安SIMを比較しています。ホームルーター向け格安SIMとは、通信容量が使い放題または20GB以上の大容量で、ホームルーターに入れれば固定回線の代わりになりそうな格安SIMのことです。

ホームルーターは、光ファイバー、ケーブルテレビ、ADSL、ISDNなどの固定回線でインターネットに接続するものばかりではありません。SIMカードスロットを搭載し、モバイル回線でインターネットに接続するものも出てきています。

例えばNECプラットフォームズのAterm HT100LNです。これは格安SIM用に開発されたホームルーターで、ACアダプターから電源を取り、nanoSIMを入れるだけで、LTE回線による下り最大150Mbpsのデータ通信が可能です。

このようなホームルーターのメリットは、回線工事が不要であることです。それはつまり工事のためのお金や時間が節約できるばかりか、コンセントさえあればどこにでも設置できることをも意味します。さまざまな面で手軽なのです。

もちろんデメリットもあります。モバイル回線は通信速度が出にくく、通信容量もたいていは限られています。快適さという部分では、光ファイバーなどのブロードバンド回線に遠く及びません。どこかで妥協する必要があります。

ホームルーター向け格安SIMのおすすめは、DTI SIMです。ホームルーターと相性がいい、ネットつかい放題というプランがあります。通信速度に不安はあるものの、月額2200円(税別)という安さは魅力的です。

このネットつかい放題は、その名前とは裏腹に、実際には1日間で1~3GBくらいまでという上限があります。しかし1カ月間で30~90GBと考えれば、ホームルーター用としては十分です。

DTI SIM

DTI SIM

使い放題のホームルーター向け格安SIM

DTI SIMは、ホームルーター向け格安SIMの有力候補です。通信容量が使い放題の割に基本料金が安い、ネットつかい放題というプランがあります。固定回線と同じように通信容量を気にせずに使いたいなら、うってつけの存在です。

基本料金は月額2200円(税別)です。通信容量は原則として使い放題ですが、1日間で1~3GBくらい使うと、通信速度が下り最大200kbpsに制限されることがあります。つまり1カ月間で30~90GBくらい使えるということになります。

通信速度が制限される可能性があるときには、事前にそれを知らせるメールが届きます。ただし短時間で急激に通信量が増加すると、メールが届かずにいきなり通信速度が制限されることもあります。

10GBプランが月額2100円(税別)なのに、30~90GBのネットつかい放題が月額2200円(税別)なのは、ネットつかい放題の通信速度が遅いからなのでしょう。通信速度に関してはあまり期待してはいけません。

ホームルーター向け格安SIMとしては、やはり基本料金が安いことと、通信容量が使い放題であることが評価できます。最近はこのような格安SIMが少なくなってきただけに、重宝します。

DTI SIM

U-mobile

使い放題のホームルーター向け格安SIM

U-mobileは、ホームルーター向け格安SIMです。通信容量が使い放題の、LTE使い放題というプランがあります。LTE使い放題といってもLTE回線にしか対応していないわけではなく、3G回線にも対応しています。

基本料金は月額2480円(税別)で、初月無料です。2480円(税別)もの費用が浮くのはありがたいことです。通信容量は使い放題ですが、短時間で大容量のデータを送受信すると、通信速度が制限されることがあります。

ちなみに通話プラスプランの場合、LTE使い放題は月額2980円(税別)、LTE使い放題2は月額2730円(税別)で、いずれもU-NEXTポイント600円分がもらえるので、ホームルーターでU-NEXTを利用するなら検討してもいいでしょう。

通話プラスプランのLTE使い放題は基本料金が高い代わりに、最低利用期間が短くて解約金が安く、LTE使い放題2は基本料金が安い代わりに、最低利用期間が長くて解約金が高いです。

データ専用プランにせよ通話プラスプランにせよ、基本料金が比較的安く、通信容量が使い放題ということで、ホームルーター向け格安SIMとしては悪くない条件がそろっています。あとは通信速度がどこまで出るかが問題です。

U-mobile

H.I.S.モバイル

20~50GBのホームルーター向け格安SIM

H.I.S.モバイルは、ホームルーター向け格安SIMです。データ通信専用プランであるデータ定額プランに、20GB、30GB、40GB、50GBのプランがあります。通信容量に限りがある分、通信速度には期待が持てます。

NTTドコモ回線の場合、20GBプランなら月額3500円(税別)、30GBプランなら月額4900円(税別)、40GBプランなら月額6200円(税別)、50GBプランなら月額7300円(税別)です。

ソフトバンク回線の場合、20GBプランなら月額4400円(税別)、30GBプランなら月額6000円(税別)、40GBプランなら月額7500円(税別)、50GBプランなら月額8900円(税別)です。

ホームルーターがSIMフリーなら、H.I.S.モバイルでNTTドコモ回線とソフトバンク回線のどちらを選んでも構いません。基本料金の安さで選ぶならNTTドコモ回線を選ぶか、利用者の少なさで選ぶならソフトバンク回線です。

通信容量を使い切るまではそれなりの通信速度が出ることが期待できます。そしてそのような格安SIMの中で、H.I.S.モバイルは最安値級です。ホームルーター向け格安SIMに通信速度を求めるなら、有力候補になるでしょう。

H.I.S.モバイル

イオンモバイル

20~50GBのホームルーター向け格安SIM

イオンモバイルには、20GB、30GB、40GB、50GBのプランがあり、ホームルーターに適しています。あえてシェア音声プランを選び、1枚をホームルーターに、もう1枚をスマートフォンに入れるという使い方もできます。

データ20GBプランは月額3980円(税別)、データ30GBプランは月額4980円(税別)、データ40GBプランは月額6480円(税別)、データ50GBプランは月額8480円(税別)です。これはNTTドコモ回線でもau回線でも同じです。

ちなみにシェア音声20GBプランは月額4980円(税別)、シェア音声30GBプランは月額5980円(税別)、シェア音声40GBプランは月額7280円(税別)、シェア音声50GBプランは月額9280円(税別)です。

au回線の場合、1カ月間で20~50GBまでという上限とは別に、3日間で6GBまでという上限もあります。ホームルーター向け格安SIMにとっては決して高いハードルではありません。もし気になるなら、NTTドコモ回線を選んでください。

総じて基本料金は安いものの、最安値というほどではありません。それでも全国のイオンでアフターサービスが受けられることに価値を見いだせるなら、イオンモバイルを選ぶのもありです。

イオンモバイル

BIGLOBEモバイル

20~30GBのホームルーター向け格安SIM

BIGLOBEモバイルには、20ギガプランと30ギガプランがあります。YouTubeなどで動画が見放題になるエンタメフリー・オプションを駆使すれば、ホームルーター向け格安SIMとして高い費用対効果を発揮します。

ドコモ回線であるタイプDの場合、20ギガプランは月額4500円(税別)、30ギガプランは月額6750円(税別)で、初月無料です。他の格安SIMと比較すると割高であることは否めません。

au回線であるタイプAの場合、20ギガプランは月額4620円(税別)、30ギガプランは月額6870円(税別)で、初月無料です。データSIMがSMS機能付きのものしか選べないため、タイプDよりも基本料金が高くなっています。

エンタメフリー・オプションは、データSIMなら月額980円(税別)で追加できます。動画を見たり音楽を聴いたりするとき通信容量がカウントされなくなる、ホームルーターとの相性がいいオプションです。

ホームルーター向け格安SIMが動画見放題で音楽聴き放題になるということは、家庭内のあらゆる端末が動画見放題で音楽聴き放題になるということを意味します。動画や音楽を思う存分に楽しみたければ、検討してみてください。

BIGLOBEモバイル

ServersMan SIM LTE

ServersMan SIM LTEは、ホームルーター向け格安SIMとしては少しくせがあります。通信速度が下り最大500~600kbpsしか出ないのです。どうしても使い道が限られるので、いろいろなことを我慢しなければなりません。

基本料金は月額600円(税別)です。これだけ基本料金が安いなら、通信速度が遅いのも無理はありません。通信容量は使い放題ですが、動画ストリーミングやアプリダウンロードなどは規制されることがあります。

1GBにつき600円(税別)の通信容量をチャージすれば、それを使い切るまでは高速通信ができるようになるので、動画ストリーミングやアプリダウンロードなどもやろうと思えばできます。

しかしホームルーターは、スマートフォン、タブレット、パソコン、ゲーム機、テレビなど、さまざまな端末から接続することになるわけで、1GBやそこらでは正直なところ気休めにしかなりません。

ともあれホームルーターの通信速度にこだわりがなく、とにかくインターネットにつながりさえすればいい、そしてなるべく通信費を削減したいということであれば、ServersMan SIM LTEにも利用価値はあります。

ピクセラモバイル

ピクセラモバイルは、ホームルーター向け格安SIMです。基本料金が安い上に通信容量が使い放題という、ホームルーターのためにあるような仕様です。ただし通信速度が出にくいという話も聞きます。

基本料金は月額1980円(税別)です。SIMカードと端末を同時購入すれば、ずっと割が適用されて月額1480円(税別)になりますが、あいにくホームルーターの取り扱いはありません。

通信容量は原則として使い放題です。3日間で3GBを超えると、通信速度が下り最大200kbpsに制限されるので、本当の意味での使い放題とはいえませんが、1カ月間で30GBならホームルーター向け格安SIMとしては上出来です。

SIMカードサイズはnanoSIMかmicroSIMで、標準SIMはありません。もしホームルーターのために標準SIMが必要なら、SIMカードアダプターを別途購入するか、ピクセラモバイルをあきらめるか、二つに一つです。

通信容量が使い放題の格安SIMにしてはやたらと基本料金が安く、ホームルーター向け格安SIMとしては理想的であるように思えます。しかし甘い話には裏があるものです。通信速度がまともに出ないことも覚悟しておくべきでしょう。

スマモバ

スマモバは、ホームルーター向け格安SIMです。通信容量が1日間で3GBの、スマモバ(S)ギガプレミアムプランがあります。格安SIMとしては他に類を見ないほど大容量で、ホームルーターにはまさにうってつけです。

基本料金は月額4480円(税別)です。通信容量は1日間で3GB、つまり1カ月間で90GBくらいということになります。これだけあればホームルーターには十分です。通信容量を使い切ると、通信速度が下り最大200kbpsに制限されます。

データ通信専用プランであるにもかかわらず、最低利用期間と解約金の縛りがあることには要注意です。最低利用期間は何と36カ月間もあり、途中で解約すると9800円(税別)の解約金が請求されます。

ちなみに音声通話付きSIMには、LTE使い放題プランというプランがあります。基本料金は月額3480円(税別)、通信容量は3日間で3GBです。こちらもホームルーター向け格安SIMとして使えないことはありません。

スマモバ(S)ギガプレミアムプランなら1カ月間で90GBも使えるのはいいのですが、いかんせん最低利用期間が長過ぎます。少なくとも36カ月間は使い続けなければならないことに、どうしても抵抗を感じてしまいます。

エキサイトモバイル

エキサイトモバイルの定額プランには、20GB、30GB、40GB、50GBのプランがあります。SIMカードが3枚発行される3枚コースなら、ホームルーターとそれ以外の端末で通信容量をシェアできます。

1枚コースの基本料金は、20GBプランなら月額3980円(税別)、30GBプランなら月額5980円(税別)、40GBプランなら月額7980円(税別)、50GBプランなら月額1万180円(税別)です。他の格安SIMと比較するとやや高めです。

3枚コースの基本料金は、20GBプランなら月額4480円(税別)、30GBプランなら月額6580円(税別)、40GBプランなら月額8580円(税別)、50GBプランなら月額1万680円(税別)です。これはデータ通信専用SIM3枚の場合です。

1枚コースは平凡ですが、3枚コースはホームルーターとそれ以外の端末で通信容量をシェアすることを前提とすれば、可能性を感じます。ホームルーター向け格安SIMとして利用価値があるとすれば3枚コースの方でしょう。

ホームルーター向け格安SIMのついでに、スマートフォン向け格安SIMやタブレット向け格安SIMも探しているなら、3枚コースで維持費を抑えることも検討してみてください。

インターリンクLTE SIM

インターリンクLTE SIMには、30GBまで高速プランがあります。SIMカードに固定IPアドレスが付与されるので、何らかの理由でホームルーター向け格安SIMに固定IPアドレスが必要なときに役立ちます。

基本料金は月額6800円(税別)で、初月無料です。動的IPアドレスの格安SIMと比較すると、1000~2000円くらい高くなっています。通信容量は30GBで、使い切ると通信速度が下り最大200kbpsに制限されます。

すべてのSIMカードに固定IPアドレスが付与されます。個人レベルでホームルーター向け格安SIMに固定IPアドレスが必要になることはまずありませんが、もしそのようなことがあれば、インターリンクLTE SIMが受け皿になります。

ちなみにインターリンクLTE SIMには24時間速度制限解除クーポンというオプションがありますが、30GBまで高速プランでは購入できません。このオプションを活用するつもりなら、10GBまで高速プランを選ぶようにしてください。

ホームルーター向け格安SIMとしての評価は、固定IPアドレスが必要かどうかで変わってきます。固定IPアドレスが必要でなければ、単なる基本料金が高い格安SIMとしか映らないでしょう。

ホームルーター向け格安SIM 料金比較

※表内の金額は税別

データプラン

データ最安次点
20GBH.I.S. Dイオン
エキサイト
3500円3980円
30GBピクセラH.I.S. D
1980円4900円
40GBH.I.S. Dイオン
6200円6480円
50GBH.I.S. Dイオン
7300円8480円
90GBスマモバ-
4480円-
無制限ServersDTI SIM
600円2200円

ホームルーター向け格安SIMの中で、大容量プランが安いのはH.I.S.モバイル、低速の使い放題プランが安いのはServersMan SIM LTE、高速の使い放題プランが安いのはDTI SIMです。

ホームルーター向け格安SIM 仕様比較

キャリア

項目
DTI SIM
U-mobile
H.I.S.
イオン
BIGLOBE
ドコモ
au---
ソフトバンク----
ワイモバイル-----
項目
Servers
ピクセラ
スマモバ
エキサイト
インター
ドコモ-
au-----
ソフトバンク----
ワイモバイル-----

ホームルーター向け格安SIMとしては、スマモバ以外のすべてがドコモ回線に対応し、イオンモバイルとBIGLOBEモバイルがau回線に対応し、H.I.S.モバイルとスマモバがソフトバンク回線に対応しています。

割引

項目
DTI SIM
U-mobile
H.I.S.
イオン
BIGLOBE
初月無料---
セット割--
複数回線割-----
ポイント還元----
項目
Servers
ピクセラ
スマモバ
エキサイト
インター
初月無料----
セット割----
複数回線割-----
ポイント還元----

U-mobile、BIGLOBEモバイル、インターリンクLTE SIMは、基本料金が初月無料です。DTI SIM、U-mobile、BIGLOBEモバイルは、固定回線とのセット割引がありますが、これらを固定回線の代わりにするなら関係のないことです。

支払い方法

項目
DTI SIM
U-mobile
H.I.S.
イオン
BIGLOBE
クレジットカード
デビットカード-----
LINE Pay カード-----
口座振替----
振り込み-----
項目
Servers
ピクセラ
スマモバ
エキサイト
インター
クレジットカード
デビットカード----
LINE Pay カード-----
口座振替-----
振り込み-----

基本的にはクレジットカードで支払いをすることになります。BIGLOBEモバイルは口座振替で支払いができ、インターリンクLTE SIMはデビットカードで支払いができるので、クレジットカードが不要です。

データ通信

項目
DTI SIM
U-mobile
H.I.S.
イオン
BIGLOBE
速度切り替え----
バースト転送----
容量繰り越し---
容量シェア----
容量追加---
Wi-Fiスポット----
メールアドレス---
項目
Servers
ピクセラ
スマモバ
エキサイト
インター
速度切り替え--
バースト転送----
容量繰り越し---
容量シェア----
容量追加---
Wi-Fiスポット-----
メールアドレス---

DTI SIMとU-mobileの使い放題プランは、当然ながら通信容量の繰り越しもできなければ追加もできません。H.I.S.モバイルは基本料金が安い分だけ、機能が乏しいです。

サポート

項目
DTI SIM
U-mobile
H.I.S.
イオン
BIGLOBE
セキュリティー--
端末保証---
訪問サポート--
遠隔サポート--
項目
Servers
ピクセラ
スマモバ
エキサイト
インター
セキュリティー---
端末保証---
訪問サポート-----
遠隔サポート----

DTI SIMやH.I.S.モバイルをホームルーター向け格安SIMとして使うなら、サポートには多くを望めません。イオンモバイルやBIGLOBEモバイルには端末保証オプションがありますが、ホームルーターは対象外です。

手続き

項目
DTI SIM
U-mobile
H.I.S.
イオン
BIGLOBE
未成年契約---
MNP手動切り替え-----
プラン変更
サイズ変更
項目
Servers
ピクセラ
スマモバ
エキサイト
インター
未成年契約--
MNP手動切り替え-----
プラン変更--
サイズ変更

DTI SIM、BIGLOBEモバイル、ServersMan SIM LTE、スマモバ、インターリンクLTE SIMは、20歳未満でも本人名義で契約できます。クレジットカードが必要になりますが、BIGLOBEモバイルなどはそれも不要です。

迷ったらDTI SIM

ホームルーター向け格安SIMをどれにするか迷ったら、DTI SIMを選んでみてください。基本料金が安いので気軽に試せますし、通信容量が使い放題なので気軽に使えます。あまり細かいことを考えなくてもいいのが魅力です。

通信速度がどれだけ出るのか気になるところではありますが、何はともあれ試してみないことには始まりません。それでもし満足できなくても、最低利用期間がないことですし、他の格安SIMに乗り換えてしまえばいいだけの話です。

ちなみにDTI SIMには、基本料金が6カ月間無料で通信容量が3GBの、半年お試しプランがあります。ホームルーターのテスト用に、ひとまず半年お試しプランで利用開始してみるのもいいでしょう。

DTI SIM