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解約金なしの格安SIMを比較

2019年11月14日更新

解約金なしの格安SIMを比較しています。音声通話対応の格安SIMは、最低利用期間のうちに解約すると解約金が請求されるのが通例になっています。しかし解約金なしの格安SIMがまったくないわけではありません。

解約金なしの格安SIMなら、もし利用開始後にそのサービスに満足できず、早期に解約せざるを得なくなったとしても、解約金を支払わずに済むので、出費を最小限に食い止められます。

もちろん解約金なしというのは、解約するときにまったくお金が掛からないという意味ではありません。解約月の基本料金や通話料金などは支払う必要がありますし、端末代金の残債があればそれも支払う必要があります。

MNP転出を伴う解約なら、MNP転出手数料も発生します。解約金なしの格安SIMは、利用期間が短いとMNP転出手数料が高くなることがあり、下手をするとそれだけで1万円を上回るくらいなので、くれぐれも注意してください。

さらに一部の格安SIMでは、解約したSIMカードを返却しないと、SIMカード未返却違約金も発生します。きちんと返却すればいいだけの話なのですが、それには送料を自己負担しなければなりません。どのみちお金が掛かるわけです。

これらの費用も考慮しておすすめの格安SIMを挙げるなら、HISモバイルです。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしという好条件です。

解約金がないにもかかわらず、基本料金も安いのがこの格安SIMのすごいところです。例えばかけ放題付きの500MBプランなら月額1500円(税別)、かけ放題なしの500MBプランなら月額945円(税別)という驚異的な安さです。

HISモバイル

HISモバイル

MNP3000円で解約金なしの格安SIM

解約金なしの格安SIMといえば、HISモバイルです。本来なら最低利用期間5カ月間、解約金8000円(税別)なのですが、2019年6月18日からのキャンペーンでこれらが撤廃され、解約金なしの格安SIMになっています。

MNP転出手数料は3000円(税別)で、利用期間によって高くなったり安くなったりするようなことはありません。これはかつて解約金ありの格安SIMだったころの名残ともいえます。

解約したSIMカードは返却する必要があるとされており、その際の送料は自己負担になります。ただしSIMカード未返却違約金については明言されておらず、ペナルティーはないものと考えていいでしょう。

基本料金は1カ月単位で請求されるため、月の途中で解約しても日割りになることはありません。これに対し、かけ放題、キャッチホン、留守番電話などのオプション料金は、月の途中で解約すると日割になります。

基本料金の安さも魅力です。かけ放題付きの500MBプランなら月額1550円(税別)、2GBプランなら月額1950円(税別)、かけ放題なしの500MBプランなら月額945円(税別)、2GBプランなら月額1300円(税別)です。

HISモバイル

イオンモバイル

MNP3000円からで解約金なしの格安SIM

イオンモバイルは、最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料は91日目から3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしということで、解約金なしの格安SIMとしてはなかなかいい条件がそろっています。

MNP転出手数料は、新規回線なら90日目まで1万5000円(税別)、91日目から3000円(税別)、MNP転入回線なら1日目から3000円(税別)です。ほとんどの場合は3000円(税別)になると考えておいていいでしょう。

解約したSIMカードの返却については、イオンモバイルの公式サイトに何ら記載がなかったことから、返却する必要はなく、SIMカード未返却違約金を支払う必要もないと判断しました。

この他に、解約月の基本料金、通話料金、オプション料金、端末代金などが請求されます。端末代金に関しては解約月に一括で請求されるのではなく、引き続き分割で請求されることになります。

基本料金の安さ、プランの多さ、端末の多さ、サポートの充実ぶりなども申し分なく、解約金なしの格安SIMとしてはほとんど文句のつけようがありません。自信を持っておすすめできます。

イオンモバイル

楽天モバイル

MNP3000円で解約金なしの格安SIM

楽天モバイルは、2019年10月1日から解約金なしの格安SIMになりました。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしです。

以前はスーパーホーダイの最低利用期間が12カ月間、24カ月間、36カ月間のいずれか、解約金が9800円(税別)で、組み合わせプランの最低利用期間が12カ月間、解約金が9800円(税別)でした。

公式サイトによれば、解約後はSIMカードを返却する必要があり、返却するための送料はこちらが負担する必要があるとされていますが、SIMカード未返却違約金については記載がなかったため、請求されないものと判断しました。

解約月の基本料金は日割りにならず、満額が請求されます。解約した時点で端末代金の分割払いが完了していなければ、引き続き分割払いのまま支払うことになります。一括払いへの変更はできません。

なおスーパーホーダイには、基本料金が12カ月間1500円(税別)割引される楽天会員割がありますが、12カ月以内に解約しても楽天会員割の違約金が請求されるようなことはないので、安心してください。

楽天モバイル

UQ mobile

MNP3000円で解約金なしの格安SIM

UQ mobileは、2019年10月1日から解約金なしの格安SIMになりました。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしです。

以前はすでに受け付けが終了したおしゃべりプランとぴったりプランの最低利用期間が25カ月間、自動更新が24カ月間ごと、解約金が9500円(税別)で、その他のプランの最低利用期間が12カ月間、解約金が9500円(税別)でした。

解約後にSIMカードを返却する必要はなく、自身で破棄するようにと、公式サイトに記載されています。よってSIMカード未返却違約金を支払う必要はないということが明確になっています。

解約月の基本料金は日割りになります。解約した時点で端末代金の分割払いが完了していなければ、引き続き分割払いで支払うか、一括払いで支払うか、いずれかを選択できます。

通信速度は格安SIMの中でもトップクラスに速いといわれています。これこそUQ mobileの強みです。解約金がないことだけでなく、通信速度が速いことも重視するなら、UQ mobileは間違いなく有力候補になります。

UQ mobile

ワイモバイル

MNP3000円で解約金なしの格安SIM

ワイモバイルは、解約金なしの格安SIMであるスマホベーシックプランが2019年10月1日から値下げされ、実用性が増しました。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしです。

以前はスマホプランの最低利用期間が25カ月間、自動更新が24カ月間ごと、解約金が9500円(税別)で、解約金なしの格安SIMとは対極にありました。スマホベーシックプランも基本料金が高額で、選択肢にはなり得ませんでした。

公式サイトには、解約後にSIMカードを返却する必要があると記載されていますが、SIMカード未返却違約金については何も記載されていません。SIMカードを返却しなかったことによるペナルティーはないと考えていいでしょう。

解約月の基本料金は日割りにならず、満額が請求されます。解約した時点で端末代金の分割払いが完了していなければ、引き続き分割払いで支払うか、一括払いで支払うか、いずれかを選択できます。

他の格安SIMと比較すると基本料金が高いように思えますが、10分以内の国内通話がかけ放題であることと、通信速度の速さに定評があることを考慮すれば、それほど高いわけではありません。

ワイモバイル

QTモバイル

QTモバイルは、au回線のAタイプと、ソフトバンク回線のSタイプに限り、解約金なしの格安SIMです。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料2000~1万1500円(税別)、SIMカード未返却違約金なしです。

MNP転出手数料は、13カ月目まで1万1500円(税別)、14カ月目から2000円(税別)です。正確に言えば利用期間にかかわらず2000円(税別)ですが、13カ月目まではそれに契約解除料9500円(税別)が上乗せされます。

AタイプはSIMカードを返却する必要がありません。SタイプはSIMカードを返却する必要があるとされていますが、SIMカード未返却違約金のような何らかのペナルティーが課せられるわけではありません。

解約月の基本料金は日割りにならず、満額が請求されます。解約月の時点で端末代金の残債があれば、一括で請求されます。端末を購入して間もなければ、解約金なしの格安SIMといえども、多額の請求を受けることになります。

ちなみにドコモ回線のDタイプはどうなのかというと、最低利用期間12カ月間、解約金1000~1万2000円(税別)、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしです。残念ながら解約金なしの格安SIMではありません。

mineo

mineoは、ドコモ回線のDプラン、au回線のAプラン、ソフトバンク回線のSプランがすべて解約金なしの格安SIMです。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしです。

以前はMNP転出手数料が2000円(税別)で、13カ月目までにMNP転出するとMNP転出時契約解除料9500円(税別)も請求されていましたが、現在は利用期間にかかわらずMNP転出手数料3000円(税別)だけが請求されます。

Dプランは解約したSIMカードの返却が必要ですが、SIMカード未返却違約金はありません。AプランとSプランは解約したSIMカードの返却が不要です。手間を省きたければAプランかSプランにしておきましょう。

解約月の基本料金は日割りになります。端末代金の残債があれば、引き続き分割で支払っていくことになりますが、一括で支払うことも可能です。解約金なしの格安SIMにしては融通が利きますね。

格安SIMとしての最大の特徴は、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応していることです。つまり最低利用期間と解約金を気にする必要もなければ、端末を買い替える必要もないわけです。とにかく敷居が低いという印象です。

nuroモバイル

nuroモバイルには、通信容量が200MBのお試しプランがあります。このお試しプランこそが解約金なしの格安SIMです。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金3000円(税別)です。

MNP転出手数料が利用期間にかかわらず一定であることが特徴です。解約金なしの格安SIMは、利用期間が短いとMNP転出手数料が高くなるものばかりですが、nuroモバイルのお試しプランはそうではありません。

解約したSIMカードを返却しなければ、SIMカード損害金3000円(税別)が請求されることがあります。他の格安SIMでいうところのSIMカード未返却違約金です。解約した後は忘れずにSIMカードを返却するようにしてください。

解約月の基本料金は日割りになりません。端末代金の残債がある場合、ショッピングクレジットなら引き続き分割で請求され、ショッピングクレジットでなければ一括で請求されます。

ちなみにお試しプラン以外は、最低利用期間が翌月から12カ月間、解約金が残り月数×1000円(税別)、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金3000円(税別)で、解約金なしの格安SIMとは程遠い内容です。

b-mobile S スマホ電話SIM

b-mobile S スマホ電話SIMは、解約金なしの格安SIMとしてはなかなか優秀です。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしと、隙が見当たりません。

注目したいのは、MNP転出手数料が変動しないことです。MVNOの立場からすれば、解約金なしの格安SIMである以上、利用期間が短いうちはMNP転出手数料を高くしたいに違いありません。そこを踏みとどまったことは高く評価できます。

解約したSIMカードは返却する必要があるとされています。しかしそれをしなかったことにより、SIMカード未返却違約金のようなペナルティーが課せられることはありません。

解約月の基本料金は日割りにならず、満額が請求されます。端末代金の残債については、b-mobile S スマホ電話SIMではSIMフリースマホの取り扱いがないため、考慮する必要はありません。

解約金なしの格安SIMとしての条件がいいだけに、基本料金が高いことが惜しまれます。5分かけ放題付きとはいえ、1GBまで月額2450円(税別)、2GBまで月額2800円(税別)、3GBまで月額3150円(税別)では、割高に映ります。

b-mobile START SIM

b-mobile START SIMは、b-mobile S 990ジャストフィットSIMのお試し版という意味合いを持つ、解約金なしの格安SIMです。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なしです。

MNP転出手数料は一律で3000円(税別)です。解約金なしの格安SIMであるにもかかわらず、利用期間が短くてもMNP転出手数料が高くならないというのは、MVNOとしては苦労も多いことでしょうが、利用者としてはうれしいことです。

解約したSIMカードは返却する必要があるとされていますが、SIMカード未返却違約金については公式サイトに記載がありませんでした。つまりペナルティーはないということになります。

b-mobile START SIMの契約は1カ月単位で、解約月の基本料金、通話料金、オプション料金などは日割りになりません。これらが日割りになる格安SIMより、費用が高くつく可能性があるわけです。

b-mobile START SIMならではの特徴といえば、b-mobile S 990ジャストフィットSIMへのサービス変更ができることです。サービス変更すれば維持費が安くなるので、ぜひ検討したいところです。

解約金なしの格安SIM 料金比較

※価格は税別

通話プラン

データ最安次点
低速楽天-
1250円-
200MBnuro Dnuro A
nuro S
1000円1200円
500MBHIS Dイオン
945円1130円
1GBイオンQT A
1280円1450円
1.5GBSTART-
1380円-
2GBHIS Dイオン
13001380円
3GBmineo AQT A
1510円1550円
4GBイオン-
1580円-
5GB楽天-
2150円-
6GBHIS Dイオン
1900円1980円
8GBイオン-
2680円-
9GBUQワイモバ
2980円3680円
10GBHIS D楽天
2800円2960円
12GBイオン-
3280円-
14GBUQワイモバ
3980円4680円
15GBHIS DHIS S
7240円7340円
20GBHIS Dmineo A
4500円4590円
30GBイオン楽天
5680円6150円
40GBイオン-
6980円-
50GBHIS Dイオン
8000円8980円

HISモバイルがいかに安いかが一目瞭然です。解約金なしの格安SIMでここまで安ければ、言うことはありません。最安値の500MBプランは月額945円(税別)という圧倒的な安さを誇ります。

かけ放題オプション

時間最安次点
5分STARTHIS
500円700円
10分UQnuro
700円800円
無制限ワイモバQT
1000円2500円

5分かけ放題オプションが安いのはb-mobile START SIM、10分かけ放題オプションが安いのはUQ mobile、無制限かけ放題オプションが安いのはワイモバイルという結果になりました。

解約金なしの格安SIM 仕様比較

割引

HIS
イオン
楽天
UQ
ワイモバ
初月無料-----
セット割---
複数回線割---
ポイント還元----
QT
mineo
nuro
スマホ電話
START
初月無料----
セット割-----
複数回線割----
ポイント還元-----

楽天モバイルには、楽天会員割やダイヤモンド会員割があります。UQ mobileには、WiMAXとのセット割引や家族割引があります。ワイモバイルには、固定回線とのセット割引や家族割引があります。

回線

HIS
イオン
楽天
UQ
ワイモバ
ドコモ--
au--
ソフトバンク----
ワイモバイル----
QT
mineo
nuro
スマホ電話
START
ドコモ--
au--
ソフトバンク-
ワイモバイル-----

HISモバイル、イオンモバイル、楽天モバイル、QTモバイル、mineo、nuroモバイルは、マルチキャリアに対応しています。QTモバイルにはドコモ回線プランもありますが、解約金なしの格安SIMではないため除外しました。

データ通信

HIS
イオン
楽天
UQ
ワイモバ
速度切り替え--
バースト転送---
容量繰り越し--
容量シェア--
容量追加-
Wi-Fiスポット--
メールアドレス--
QT
mineo
nuro
スマホ電話
START
速度切り替え----
バースト転送---
容量繰り越し----
容量シェア----
容量追加--
Wi-Fiスポット----
メールアドレス---

イオンモバイル、楽天モバイル、mineoの多機能ぶりが目を引きます。QTモバイルは皮肉なことに、解約金なしの格安SIMではないドコモ回線プランだけが、高速通信と低速通信の切り替えに対応しています。

通話

HIS
イオン
楽天
UQ
ワイモバ
通話割引アプリ--
通話定額
IP電話----
転送電話
迷惑電話ストップ
留守番電話
キャッチホン
QT
mineo
nuro
スマホ電話
START
通話割引アプリ
通話定額
IP電話----
転送電話
迷惑電話ストップ
留守番電話
キャッチホン

イオンモバイルは、IP電話アプリによる無制限かけ放題オプションがあり、ワイモバイル、QTモバイルは、専用電話アプリを必要としない無制限かけ放題オプションがあります。

支払い方法

HIS
イオン
楽天
UQ
ワイモバ
クレジットカード
デビットカード---
LINE Pay カード-----
口座振替--
振り込み-----
QT
mineo
nuro
スマホ電話
START
クレジットカード
デビットカード----
LINE Pay カード-----
口座振替-----
振り込み-----

解約金なしの格安SIMのうち、クレジットカードなしで申し込みができるのは、楽天モバイル、UQ mobile、ワイモバイル、mineoです。それぞれデビットカードと口座振替のいずれかに対応しています。

サポート

HIS
イオン
楽天
UQ
ワイモバ
セキュリティー-
端末保証-
訪問サポート--
遠隔サポート-
QT
mineo
nuro
スマホ電話
START
セキュリティー----
端末保証--
訪問サポート--
遠隔サポート--

初めての格安SIMとして解約金なしの格安SIMを選ぶなら、イオンモバイルがおすすめです。訪問サポート、遠隔サポート、全国のイオン店舗でのアフターサポートなど、さまざまなサポートが受けられるので、初心者でも安心です。

手続き

HIS
イオン
楽天
UQ
ワイモバ
未成年契約---
MNP手動切り替え-
プラン変更
サイズ変更
QT
mineo
nuro
スマホ電話
START
未成年契約--
MNP手動切り替え
プラン変更--
サイズ変更-

UQ mobile、ワイモバイル、QTモバイル、mineo、nuroモバイルは、未成年でも契約できます。イオンモバイルは、MNP転入時にSIMカードが届くまで不通期間が生じてしまうことがあるので、注意してください。

迷ったらHISモバイル

HISモバイルは、最低利用期間と解約金がなく、MNP転出手数料も3000円(税別)で固定されており、SIMカード未返却違約金もなく、おまけに基本料金も安いです。迷ったらHISモバイルで決まりです。

かけ放題が必要なら電話かけ放題プランを選び、かけ放題が不要ならきままベストチョイスプランを選んでみてください。ちなみにきままベストチョイスプランも、必要に応じてかけ放題オプションを付け外しできます。

なお最低利用期間と解約金を撤廃するキャンペーンは、現時点で終了日が未定となっていますが、予告なく終了する可能性もあります。なるべく早めに申し込みをしておくことを勧めます。

HISモバイル

解約金なしの格安SIM コラム

格安SIMは解約金だけで解約できるわけではない

冒頭でも少し触れましたが、格安SIMは解約金さえ支払えばそれで解約できると思ったら大間違いで、解約金の他にもいろいろな費用を支払う必要があります。これは解約金なしの格安SIMにもいえることです。

まず解約月の基本料金、通話料金、SMS料金、オプション料金、ユニバーサルサービス料などを支払います。解約日にかかわらず満額が請求される場合と、解約日までの日数分だけが請求される場合があります。

格安SIMを解約する時点で、分割払いで購入した端末代金の残債があれば、それも支払います。解約月に一括で請求される場合と、引き続き分割で請求される場合があります。

MNP転出するなら、MNP転出手数料も支払います。通常なら2000~3000円くらいですが、解約金なしの格安SIMは短期間でMNP転出すると高額になることもあるので、意外とばかになりません。

SIMカードを返却する必要があるなら、封筒代と切手代も支払います。これは安ければ100円くらいで済みます。もし返却しなかった場合、格安SIMによっては数千円の違約金が請求されます。

これらをすべて支払うことにでもなれば、それなりの出費を覚悟しなければなりません。そういう意味では解約金があろうとなかろうと、格安SIMを解約するハードルは決して低くないといえます。

他の格安SIMでキャンペーンが実施されていると、つい乗り換えたくなるものですが、乗り換え元の格安SIMを解約するときの費用で、乗り換え先の格安SIMの特典が帳消しになってしまうこともあるだけに、慎重に検討したいところです。

格安SIMのキャンペーンで課される第二の解約金

格安SIMのキャンペーンで、SIMフリースマホが相場を大きく下回る価格で販売されるとき、本来なら解約金がないプランに解約金が課せられたり、すでに解約金があるプランに第二の解約金が課せられたりすることがあります。

例えば楽天モバイルでは解約金がないプランに解約金9800円(税別)が課されることがありましたし、LINEモバイルではすべてのプランに第二の解約金1万円(税別)が課されることがありました。

MVNOとしては、せっかく端末を安売りして契約までこぎ着けても、すぐ解約されてしまっては大損ですから、このようなややこしい制度を導入してでも、縛りを厳しくせざるを得ないのでしょう。

たとえ解約金なしの格安SIMでも、もしこのようなキャンペーンが実施されることがあれば、その間だけは解約金ありの格安SIMになってしまいます。SIMカードと端末を同時購入するつもりなら要注意です。

一定期間内に解約した場合、第二の解約金が課せられるのではなく、それ以上は特典が付与されなくなったり、それまでに付与されていた特典を返上させられたりするパターンもあります。

例えばBIGLOBEモバイルでは1年以内に解約するとGポイント5000円分がもらえなくなることがありましたし、IIJmioでは1年以内に解約すると端末代金の割引額5000~1万円(税別)が請求されることがありました。

いずれにせよ、すぐ解約すると損をすることに変わりはありません。格安SIMに解約金がなくても、第二の解約金がなくても、油断は禁物です。キャンペーンの内容にはよく目を通しておいてください。

解約金なしの格安SIMにこだわる必要はない

解約金なしの格安SIMを紹介しておいてこんなことを言うのも何ですが、もしかしたら解約金なしの格安SIMにこだわる必要はないかもしれません。格安SIMに解約金があっても、それが大きな問題になることは少ないからです。

何しろ格安SIMは最低利用期間が短いです。たいていは半年間から1年間といったところで、自動更新もありません。キャリアのように2年縛りで自動更新があるものはごく少数です。

最低利用期間がキャリアより短いからといって、解約金がキャリアより高いかというと、そういうわけでもありません。せいぜい5000~1万円くらいです。これなら許容範囲内でしょう。

しかも2019年10月1日から施行された改正電気通信事業法の規制を受け、大手MVNOの格安SIMは軒並み解約金が1000円(税別)以下に値下げされました。すでに紹介したように、解約金が無料になった格安SIMもあります。

つまりほとんどの格安SIMはそもそも解約金を支払う機会が少ない上に、その金額も少ないのです。格安SIMに解約金があっても大きな問題にならないと言ったのは、こういうことです。

それに解約金なしの格安SIMにこだわると、格安SIMの選択肢が狭まってしまいます。解約金なしの格安SIMが少ないのは承知の通りです。その中から条件に合うものを探すのは、決して簡単ではありません。

もちろん解約金がないに越したことはありませんが、それを最優先にすると、どこかで妥協を強いられることもあります。解約金を気にするあまり、本命ではない格安SIMを選ばざるを得なくなるわけです。

解約金がなければ最高だけど、解約金があっても気にしない、それくらいの心構えでもいいように思います。そうすればよりたくさんの格安SIMの中から、条件に合うものを探せるようになります。

解約金なしの格安SIM まとめ

解約金なしの格安SIMのおすすめは、HISモバイルです。最低利用期間なし、解約金なし、MNP転出手数料3000円(税別)、SIMカード未返却違約金なし、おまけに基本料金も最安級ということで、文句のつけようがありません。

楽天モバイル、UQ mobile、ワイモバイル、mineo、QTモバイルあたりも悪くありません。イオンモバイルは短期間でMNP転出するとMNP転出手数料が高くなるので、注意が必要です。

その他の格安SIMは、基本料金が高かったり、通信容量が少なかったり、何かと欠点を抱えており、HISモバイルには見劣りしてしまいます。解約金なしの格安SIMならHISモバイルで決まりです。

HISモバイル