格安SIMカードでキャリアメールは使えるのか

2017年4月7日

結論から言えば、格安SIMカードでキャリアメールは使えません。格安SIMカードに乗り換えたら、フリーメール、独自ドメインメール、MVNOメールなどに、メールアドレスを変更する必要があります。

キャリアメールは使えない

「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのキャリアのメールアドレス、いわゆるキャリアメールは使えません。すでに作ったものを持ち込むこともできなければ、新たに作ることもできません。

キャリアメールはあくまでそれぞれのキャリアの利用者向けのサービスで、たとえMVNOがキャリアから回線を借りてサービスを提供しているからといっても、そのままキャリアメールまで使えるわけではないのです。

格安SIMカードに乗り換えるなら、キャリアメールから他のメールアドレスに変更するとともに、今まで送受信したメールや連絡先などのデータを移行し、メールアドレスを変更したことを家族や友人に知らせる必要があります。

面倒に思えるかもしれませんが、それぞれのキャリアが提供している、データ移行、バックアップ、メールアドレス変更通知などのサービスを活用すれば、それほど手を煩わされることはありません。

フリーメールを使うべき

格安SIMカードのメールアドレスにはフリーメールを薦めます。フリーメールとは無料でメールアドレスを取得できるサービスのことで、Gmail、Yahoo!メール、Outlook.comなどがよく知られています。

上記のフリーメールは、メールを受信したことがすぐに分かるプッシュ通知に対応しており、メールアプリに設定すればキャリアメールと同じように使えます。ブラウザーからはウェブメールとしても使えます。

フリーメールの魅力はこれだけではありません。例えばGmailには、エイリアスによるメールアドレス複製、タブやフィルタによるメール振り分け、強力な迷惑メールブロックなど、さまざまな機能が備わっています。

もう一つ忘れてはいけないことがあります。フリーメールは通信会社にひも付かない独立したサービスなので、将来的に他の通信会社に乗り換えることがあってもも、同じメールアドレスをそのまま使えるのです。

もちろんフリーメールのサービスが未来永劫続くとは限りませんが、少なくともGmailあたりが10年後に消滅していることは考えにくいです。

このようにフリーメールは、費用が掛からず、機能も豊富で、サービスの汎用性や継続性も高いとあって、格安SIMカードであろうとなかろうと、メインのメールアドレスとして使うにはもってこいです。

ちなみに私は格安SIMカードに乗り換える前から、キャリアメールではなくフリーメールを使っていますが、格安SIMカードに乗り換えた今でも、何ら不自由することはありません。自信を持ってフリーメールを薦められます。

独自ドメインメールを使ってもいい

独自ドメインを取得し、それをメールドメインとしてレンタルサーバーに登録すれば、自分だけのオリジナルのメールアドレスの出来上がりです。この独自ドメインメールをメインのメールアドレスとして使うのもありです。

ドメインの部分も含めて自分の好きなメールアドレスを作れることと、ドメインを手放さない限りは同じメールアドレスを使えることがメリットで、ドメインとレンタルサーバーの維持費が掛かることがデメリットです。

ちなみにドメインの料金は「.com」や「.net」なら年額1300~1400円くらいで、レンタルサーバーの料金は安いところなら月額100円くらいです。

格安SIMカードのメールアドレスにはフリーメールでも十分ですが、フリーメールを使うことに抵抗があるとか、オリジナリティーのあるメールアドレスが欲しいということなら、独自ドメインメールを使ってみてください。

MVNOメールは使わなくていい

格安SIMカードの中には、独自のメールアドレスが無料または有料で付与されるものがあります。キャリアメールの代わりとして、フリーメールや独自ドメインメールではなく、このMVNOメールを使うという手もあります。

例えば楽天モバイルは「@rakuten.jp」のメールアドレスが無料、mineoは「@mineo.jp」のメールアドレスが無料、UQ mobileは「@uqmobile.jp」のメールアドレスが月額200円(税別)です。

しかしこのようなMVNOメールは往々にして、保存容量が少なかったり、保存期間が短かったり、格安SIMカードを解約すると使えなくなったりと、さまざまな問題を抱えており、キャリアメールの代わりとしては難があります。

せっかくメールアドレスを変更するなら、将来的に格安SIMカードを解約することがあったとき、メールアドレスを再び変更しなくても済むように、通信会社にひも付かない独立したメールアドレスを使うべきです。