格安SIM比較ウェブ

クレジットカード不要の格安SIMを比較

投稿 更新 著者 賀来泰史

クレジットカード不要の格安SIMを比較しています。格安SIMはクレジットカードでしか支払いができないものがほとんどですが、デビットカード、プリペイドカード、口座振替などで支払いができるものもいくつかあります。

おすすめはLINEMO

おすすめはLINEMOです。PayPay銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、りそな銀行など、さまざまなデビットカードが利用できる可能性があるからです。3GBで月額990円(税込)という安さも魅力的です。

LINEMO

LINEMO

デビットカード、口座振替で支払い可能

ソフトバンク回線 音声+SMS+データプラン
3GB990円
20GB2728円
プラン名LINEMO ミニプラン
申し込みLINEMO
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金990円/月
回線ソフトバンク
容量3GB/月
容量追加1GB:550円
速度通信規格に準ずる
超過時最大300kbps
国内通話22円/30秒
国内定額5分かけ放題:550円/月
かけ放題:1650円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
(eSIMの利用にはeSIM対応の端末、端末のSIMロック解除、Wi-Fiにつながる環境が必要)
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名LINEMO スマホプラン
申し込みLINEMO
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金2728円/月
回線ソフトバンク
容量20GB/月
容量追加1GB:550円
速度通信規格に準ずる
超過時最大1Mbps
国内通話22円/30秒
国内定額5分かけ放題:550円/月
かけ放題:1650円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
(eSIMの利用にはeSIM対応の端末、端末のSIMロック解除、Wi-Fiにつながる環境が必要)
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

LINEMOはクレジットカード不要の格安SIMです。クレジットカードなしでもデビットカードと口座振替で支払いができます。デビットカードが利用できることは公式サイトに明記されているので、間違いありません。

デビットカードは国際ブランドがVisa、Mastercard、JCBのものなら利用できることになっています。ただし利用不可加盟店にLINEMOやソフトバンクが含まれている場合は、その限りではありません。

利用不可加盟店を確認したところ、PayPay銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、りそな銀行のデビットカードなら、LINEMOで利用できる可能性があることが分かりました。

もしデビットカードが利用できなければ、そのときは口座振替で支払いをすることにしましょう。口座振替なら多くの銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫が利用できるので、困ることはまずありません。

なお一部の料金はPayPay残高で支払いができます。基本料金、通話料金、SMS料金、オプション料金が対象です。キャリア決済、ユニバーサルサービス料、消費税、国際料金は対象外です。

LINEMO

irumo

デビットカード、口座振替で支払い可能

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
500MB550円
3GB2167円
6GB2827円
9GB3377円
プラン名irumo 0.5GB
申し込みirumo
初期費用ウェブ:0円
店舗:3850円
SIM発行0円
基本料金550円/月
回線ドコモ
容量500MB/月
容量追加1GB:1100円
速度最大3Mbps
超過時最大128kbps
国内通話22円/30秒
国内定額5分かけ放題:880円
かけ放題:1980円
SMS付帯0円
枚数1~2枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢12歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名irumo 3GB
申し込みirumo
初期費用ウェブ:0円
店舗:3850円
SIM発行0円
基本料金2167円/月
回線ドコモ
容量3GB/月
容量追加1GB:1100円
速度通信規格に準ずる
超過時最大300kbps
国内通話22円/30秒
国内定額5分かけ放題:880円
かけ放題:1980円
SMS付帯0円
枚数1~2枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢12歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

irumoはクレジットカード不要の格安SIMです。ドコモの公式サイトによると、支払い方法をデビットカードにした場合は、請求情報の開示前に料金が引き落とされる場合があります。つまりデビットカードで支払いができるわけです。

irumoはドコモのサブブランドと思われがちですが、れっきとしたドコモのプランです。よってドコモで利用できるデビットカードは、そのままirumoでも利用できると考えてもらって差し支えありません。

いくつかのデビットカードの利用不可加盟店を確認したところ、イオン銀行、みずほ銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、りそな銀行あたりのデビットカードなら、irumoで利用できる可能性があることが分かりました。

さらに口座振替でも支払いができます。つまりクレジットカードどころか、デビットカードすら不要の格安SIMなのです。デビットカードを所有していない場合に、わざわざデビットカードを取得する必要はありません。

なお支払い方法を口座振替にした場合は、手続きが完了するまでの1~2回は請求書で支払いをすることになります。ドコモショップ、銀行、コンビニエンスストアなどに請求書を持参し、支払いをしてください。

irumo

楽天モバイル

デビットカード、口座振替で支払い可能

楽天回線 音声+SMS+データプラン
3GB~無制限1078~3278円
プラン名楽天モバイル Rakuten最強プラン
申し込み楽天モバイル
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金~3GB:1078円/月
~20GB:2178円/月
~無制限:3278円/月
回線楽天
容量無制限
容量追加-
速度通信規格に準ずる
超過時-
国内通話アプリ使用:0円
アプリなし:22円/30秒
国内定額15分かけ放題:1100円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替(110円/月)
年齢-
最低利用-
解約金0円
(1年以内の解約で、利用意思がないと認められる場合は1078円)
MNP転出0円

楽天モバイルはクレジットカード不要の格安SIMです。クレジットカードなしでもデビットカードと口座振替で支払いができます。口座振替で支払いができる格安SIMは珍しく、重宝します。

デビットカードは楽天銀行とスルガ銀行のものしか利用できません。端末代金は一括払いになります。分割払いはできません。クレジットカードと同じで楽天ポイントを支払いに充てられます。

口座振替は月額110円(税込)の支払い手数料が発生します。端末代金は代金引換の一括払いになり、330~1100円(税込)の代金引換手数料が発生します。クレジットカードと違って楽天ポイントを支払いに充てられません。

どうしてもデビットカードを取得したくなければ口座振替で支払いをするのもやむを得ませんが、支払い手数料や代金引換手数料の負担がばかにならないので、この機会にデビットカードを取得しておきましょう。

楽天モバイルの支払い方法として登録するデビットカードや口座は、家族名義のものでも構いません。ただしそれらを支払い方法として登録するときは、必ず家族に同席してもらうようにしてください。

楽天モバイル

ahamo

デビットカード、口座振替で支払い可能

ドコモ回線 音声+SMS+データプラン
20GB2970円
プラン名ahamo
申し込みahamo
初期費用0円
SIM発行0円
基本料金2970円/月
回線ドコモ
容量20GB/月
容量追加1GB:550円
80GB/月:1980円/月
速度通信規格に準ずる
超過時最大1Mbps
国内通話22円/30秒
国内定額5分かけ放題付き
かけ放題:1100円/月
SMS付帯0円
枚数1~2枚
サイズeSIM nano
支払いクレジットカード
デビットカード
口座振替
年齢18歳~
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

ahamoはクレジットカード不要の格安SIMです。クレジットカードなしでもデビットカードと口座振替で支払いができます。デビットカードが利用できることは公式サイトに明記されています。

デビットカードは3Dセキュアと呼ばれる本人認証サービスに対応している必要があります。そして利用不可加盟店にahamoやドコモが含まれていなければ、そのデビットカードは基本的には利用できます。

利用不可加盟店を確認したところ、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、りそな銀行のデビットカードなら、ahamoで利用できる可能性があることが分かりました。

口座振替は主要な金融機関に対応しています。クレジットカードやデビットカードがなくても大きな問題にはなりません。支払い方法がネックで契約できないという事態になることは考えにくいです。

なおドコモからahamoに乗り換えると、ドコモの支払い方法がそのまま引き継がれます。ただしドコモの支払い方法が請求書払いなら、事前にデビットカードや口座振替に変更しておく必要があります。

ahamo

J:COM MOBILE

デビットカードで支払い可能

au回線 音声+SMS+データプラン
1GB1078円
5GB1628円
10GB2178円
20GB2728円
プラン名J:COM MOBILE Aプラン ST/SU 1GB
申し込みJ:COM MOBILE
初期費用eSIM:0円
物理SIM:3300円
SIM発行0円
基本料金1078円/月
回線au
容量1GB/月
6GB/3日
容量追加100MB:220円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps
国内通話22円/30秒
国内定額5分かけ放題:935円/月
60分かけ放題:1650円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
プリペイドカード
年齢-
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円
プラン名J:COM MOBILE Aプラン ST/SU 5GB
申し込みJ:COM MOBILE
初期費用eSIM:0円
物理SIM:3300円
SIM発行0円
基本料金1628円/月
回線au
容量5GB/月
6GB/3日
容量追加100MB:220円
速度通信規格に準ずる
超過時最大200kbps
国内通話22円/30秒
国内定額5分かけ放題:935円/月
60分かけ放題:1650円/月
SMS付帯0円
枚数1枚
サイズeSIM nano micro 標準
支払いクレジットカード
デビットカード
プリペイドカード
年齢-
最低利用-
解約金0円
MNP転出0円

J:COM MOBILEはクレジットカード不要の格安SIMです。デビットカードやプリペイドカードは利用できない場合があると公式サイトに書いてあります。利用できない場合があるということは、利用できる場合もあるということです。

その記事は2016年4月に公開された古いものだったので、念のため2021年2月に問い合わせてみました。すると新プランのAプラン STでもデビットカードやプリペイドカードは利用できるというはっきりとした答えが返ってきました。

デビットカードの利用不可加盟店を確認した限りでは、J:COM MOBILEで利用できる可能性があるのは、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行JCB、楽天銀行などのデビットカードです。

実はクレジットカード不要の支払い方法はもう一つあります。J:COM NETなどを契約していて支払い方法を口座振替にしているなら、J:COM MOBILEでもその支払い方法を引き継げるのです。

しかしJ:COM TVやJ:COM NETの料金は決して安くないので、J:COM MOBILEの支払い方法を口座振替にするためだけに、J:COM NETやJ:COM NETを契約しようとするのは、あまりいい考えとはいえません。

J:COM MOBILE

mineo

mineoはクレジットカード不要の格安SIMです。デビットカードやプリペイドカードが利用できると公式サイトに書いてあります。デビットカードはともかく、プリペイドカードまで利用できるのは格安SIMでは珍しいことです。

デビットカードの利用不可加盟店を確認したところ、PayPay銀行、三菱UFJ銀行(Visa)、楽天銀行、りそな銀行のデビットカードなら、mineoで利用できる可能性があることが分かりました。

2023年3月に私が試した結果、PayPay銀行、楽天銀行のデビットカードは利用できました。しかしみずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行(JCB)のデビットカードは利用できませんでした。

プリペイドカードについてはクレジットカードやデビットカードと異なり、そもそも継続的な支払いができないようになっているものがほとんどです。そのようなことができるプリペイドカードを見つけるだけでも一苦労です。

eo光ネットを契約していて支払い方法を口座振替にしている場合は、mineoでもその支払い方法を引き継げます。ただしeo光ネットは近畿地方でしか契約できないので、他の地方ではデビットカードを用意するしかありません。

mineo

UQ mobile

UQ mobileはクレジットカード不要の格安SIMです。クレジットカード以外にデビットカードと口座振替でも支払いができます。デビットカードが利用できることは公式サイトに明記されています。

デビットカードに関しては、これが利用できるかどうかはカード会社の基準によります。つまり利用不可加盟店にUQ mobileやKDDIが含まれていなければ、そのデビットカードは利用できるということになります。

2022年4月に私が試した結果、PayPay銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行(JCB)、楽天銀行のデビットカードが利用できました。これだけ利用できるデビットカードがあれば、困ることはないでしょう。

口座振替に関しては、以前は店舗で申し込みをするときにしか選択できませんでした。しかし2023年2月15日から、UQ mobileオンラインショップで申し込みをするときにも選択できるようになりました。

デビットカードも口座振替も大した違いはありませんが、強いて言えばデビットカードにはポイントがたまったりキャッシュバックがもらえたりするメリットがあります。事情が許すならデビットカードを用意してみてください。

UQ mobile

ワイモバイル

ワイモバイルはクレジットカード不要の格安SIMです。クレジットカード以外に口座振替でも支払いができます。以前はウェブから申し込みをする場合はクレジットカードが必要でしたが、そのような制約はなくなりました。

ただし口座振替そのものにいくつかの制約があります。端末を一括払いで購入する場合、ソフトバンクから乗り換えて支払い方法を引き継がない場合、eSIMの申し込みをする場合は、口座振替が選択できません。

店舗から申し込みをするには本人確認書類、キャッシュカードか通帳、金融機関届け出印を持参し、暗証番号を入力して引き落とし口座を登録します。もちろんキャッシュカード名義人自身が訪問する必要があります。

本人確認書類とキャッシュカードがあれば口座振替依頼書の記入や金融機関届け出印の提示は不要です。時間を節約するためにこれらを忘れずに持参するようにしてください。

Pay-easyに対応した金融機関ならその日のうちに引き落とし口座を登録する手続きが完了します。PayPay銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行などが該当します。

ワイモバイル

ロケットモバイル

ロケットモバイルはクレジットカード不要の格安SIMです。デビットカードで支払いができると公式サイトに書いてあります。音声通話対応プランにクレジットカード不要の支払い方法があるのは助かりますね。

利用不可加盟店を確認したところ、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行、楽天銀行、りそな銀行のデビットカードなら、ロケットモバイルで利用できる可能性があることが分かりました。

デビットカードを登録すると、一時的に二重の請求が発生することがあります。これはデビットカードの有効性を確認する過程で起こる現象です。実際に二重の請求が発生しているわけではないので、安心してください。

基本料金の安さも魅力的です。音声通話対応プランは月額490円(税込)から、データ通信専用プランは月額328円(税込)からで、クレジットカード不要の格安SIMの中でも安い部類に入ります。

なお音声通話対応プランはMNPでしか申し込みができないようになっています。格安SIMで新規に電話番号を取得したいなら、ロケットモバイルはあきらめて他の格安SIMにしましょう。

ロケットモバイル

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルはクレジットカード不要の格安SIMです。データSIMなら口座振替でも支払いができます。音声通話SIMはクレジットカードでしか支払いができません。SMS機能付きデータSIMの申し込み受け付けは終了しました。

データSIMのみという条件付きではありますが、口座振替なら口座さえあれば支払いができるのでとにかく敷居が低いです。クレジットカードもデビットカードも作らずに済みます。

ただしデータSIMならどのような場合でも口座振替で支払いができるわけではありません。SIMと端末を同時購入する場合はデータSIMであってもクレジットカードが必要です。

口座振替で支払いをすると月額220円(税込)の口座振替手数料が発生します。3ギガプランは月額1210円(税込)、6ギガプランは月額1815円(税込)、12ギガプランは月額3190円(税込)になります。

引き落とし口座を登録するには支払い方法登録申し込み書を送付する必要があります。以前はウェブでも登録できましたが、2019年9月分からKDDI請求に移行したためウェブでは登録できなくなってしまいました。

クレジットカード不要の格安SIMの料金を比較

※ワイモバイル、UQ mobileを除く

音声プラン+支払い手数料

プラン最も安い次に安い
低速ロケット D
ロケット A
ロケット S
490円627円
500MBirumo-
550円-
1GBロケット D
ロケット A
J:COM
765円1078円
2GBロケット D-
850円-
3GBロケット D
ロケット A
LINEMO
985円990円
5GBロケット D
ロケット A
mineo
1430円1518円
6GBirumo-
2827円-
7GBロケット D
ロケット A
-
1980円-
9GBirumo-
3377円-
10GBmineoJ:COM
1958円2178円
20GB楽天 デビ
mineo
楽天 口振
2178円2288円
無制限楽天 デビ楽天 口振
3278円3388円

楽天モバイルは口座振替だと月額110円(税込)の支払い手数料が発生します。irumoの500MB、LINEMOの3GB、楽天モバイルの20GBあたりが目を引きます。irumoは500MBで月額550円(税込)という安さです。

SMSプラン+支払い手数料

プラン最も安い次に安い
低速ロケット Aロケット D
328円493円
1GBロケット Aロケット D
649円814円
2GBロケット D-
924円-
3GBロケット Aロケット D
924円1089円
5GBmineo Aロケット A
1265円1320円
7GBロケット Aロケット D
1947円2200円
10GBmineo Amineo D
1705円1837円
20GBmineo Amineo D
1925円2057円

SMS対応プランは、ロケットモバイル、mineoの2択です。1GBや3GBなどの小容量プランが安いのはロケットモバイルで、5GBや20GBなどの大容量プランが安いのはmineoという、分かりやすい結果になりました。

データプラン+支払い手数料

プラン最も安い次に安い
低速ロケット D
ロケット A
ロケット S
328円438円
1GBロケット D
ロケット A
ロケット S
649円869円
2GBロケット D-
759円-
3GBロケット D
ロケット A
BIGLOBE D
924円1210円
5GBmineoロケット D
ロケット A
1265円1320円
6GBBIGLOBE D-
1815円-
7GBロケット Aロケット D
1947円2035円
10GBmineo-
1705円-
12GBBIGLOBE D-
3190円-
20GBmineoロケット D
ロケット A
1925円4345円
30GBBIGLOBE D-
7645円-

データ通信専用プランは、mineo、ロケットモバイル、BIGLOBEモバイルの3択です。SMS対応プランと同様に、小容量プランが安いのはロケットモバイルで、大容量プランが安いのはmineoです。

クレジットカード不要の格安SIMの仕様を比較

※一部プランのみ該当する場合も◯とします
※ワイモバイルを除く

割引

LINEMO
irumo
楽天モバイル
ahamo
J:COM
初月無料-----
固定回線割----
複数回線割-----
ポイント還元--
mineo
UQ mobile
ロケット
BIGLOBE
初月無料--
固定回線割-
複数回線割--
ポイント還元---

irumoには固定回線やホームルーターとのセット割引がありますが、一部プランは対象外です。条件を満たせばポイントもたまります。mineoには固定回線セット割引と複数回線割引があります。

回線

LINEMO
irumo
楽天モバイル
ahamo
J:COM
ドコモ---
au----
ソフトバンク----
楽天----
mineo
UQ mobile
ロケット
BIGLOBE
ドコモ-
au-
ソフトバンク--
楽天----

LINEMOはキャリア品質のソフトバンク回線です。irumo、ahamoはキャリア品質のドコモ回線です。楽天モバイルは楽天回線とau回線のハイブリッドです。mineoはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線が選択できます。

データ通信

LINEMO
irumo
楽天モバイル
ahamo
J:COM
速度切り替え-----
バースト転送-----
容量繰り越し----
容量シェア----
容量追加-
mineo
UQ mobile
ロケット
BIGLOBE
速度切り替え--
バースト転送--
容量繰り越し
容量シェア--
容量追加

mineoはほぼ完璧です。通信速度の切り替え、バースト転送、通信容量の繰り越しなど、さまざまな機能を備えています。楽天モバイルは通信容量が無制限というところに魅力を感じます。

音声通話

※LINEMOを除く

irumo
楽天モバイル
ahamo
J:COM
通話定額
転送電話-
迷惑電話拒否-
留守番電話-
割り込み通話-
mineo
UQ mobile
ロケット
BIGLOBE
通話定額-
転送電話-
迷惑電話拒否-
留守番電話-
割り込み通話-

irumo、ahamoには5分かけ放題オプションと、無制限かけ放題オプションがあります。楽天モバイルは専用アプリから発信すれば、国内通話料金が発生しません。

支払い方法

LINEMO
irumo
楽天モバイル
ahamo
J:COM
クレカ
デビカ
プリカ----
口座振替-
銀行コンビニ-----
mineo
UQ mobile
ロケット
BIGLOBE
クレカ
デビカ-
プリカ---
口座振替--
銀行コンビニ----

すべてクレジットカード不要の格安SIMです。デビットカード、プリペイドカード、口座振替のいずれかで支払いができます。LINEMO、irumo、楽天モバイル、ahamoあたりは、支払い方法が特に充実しています。

サポート

LINEMO
irumo
楽天モバイル
ahamo
J:COM
店舗サポート--
訪問サポート----
遠隔サポート---
mineo
UQ mobile
ロケット
BIGLOBE
店舗サポート--
訪問サポート--
遠隔サポート-

irumoはドコモショップで各種設定のサポートが受けられます。有償ではありますが、手厚いサポートがあるのは助かりますね。楽天モバイルには遠隔操作でサポートが受けられるオプションがあります。

手続き

LINEMO
irumo
楽天モバイル
ahamo
J:COM
未成年契約--
手動回線切替
他者名義変更-
mineo
UQ mobile
ロケット
BIGLOBE
未成年契約--
手動回線切替-
他者名義変更---

クレジットカードが取得できない未成年者も、デビットカードか銀行口座さえあれば、クレジットカード不要の格安SIMが契約できます。irumoは12歳から契約できます。楽天モバイルは何歳でも契約できます。

有力候補はLINEMO

有力候補はLINEMOです。さまざまなデビットカードが利用できる可能性があります。基本料金の安さも魅力です。3GBで月額990円(税込)なら上出来です。

LINEMO

クレジットカード不要の格安SIMのコラム

クレジットカード不要の格安SIMの注意点

クレジットカード不要の格安SIMがあるということは、ひとまず分かってもらえたかと思います。しかしこのような格安SIMにクレジットカードなしで申し込みをするに当たっては、いくつかの点に注意しなければなりません。

クレジットカードとそれ以外の支払い方法には、ある大きな違いがあります。それは後払いか即時払いかということです。クレジットカードは後払い、クレジットカード以外は即時払いです。

格安SIMに限らず、料金の請求から引き落としまでには、クレジットカードなら1~2カ月ほど猶予があるものですが、クレジットカード以外にはそのような猶予はほぼありません。

少ない貯金でやりくりしている状況だと、クレジットカードなしで格安SIMの支払いをすることを選んだがために、料金の請求から引き落としまでの猶予がなくなり、苦しい思いをすることになります。

だからといって、そのような状況でクレジットカードの審査に通るかというと、それはそれで難しいので、いずれにせよクレジットカード不要の格安SIMを選ばざるを得ないというのも分かるのですが。

もっと目に見える形で、クレジットカードに比べてそれ以外の支払い方法が不利になることがあります。口座振替など一部の支払い方法を選ぶと、基本料金とは別に支払い手数料を請求されることがあるのです。

前述したように楽天モバイルは口座振替で月額110円(税込)が加算されますし、BIGLOBEモバイルは口座振替で月額220円(税込)、LinksMateは銀行などでのポイント購入で330円(税込)か3%が加算されます。

料金が高くなることを受け入れてでも、クレジットカードなしで支払いをしていくべきなのか、それとも料金が高くなることを食い止めるため、クレジットカードを作るべきなのか、よく検討しなければなりません。

それからこれはデビットカードで支払いができる格安SIMに限ったことですが、どのデビットカードが利用できるのかがはっきりしなかったり、いつの間にかデビットカードが利用できなくなっていたりすることがあります。

MVNOの間では、デビットカードはクレジットカードの一種にすぎないという認識が強く、どこもわざわざデビットカードについての情報を発信しようとしないので、情報が不足しがちです。

こちら側でできることといえば、申し込みをしようとしている格安SIMと、登録しようとしているデビットカード、それぞれのサイトに目を通し、それらの組み合わせに問題がないか、あらかじめ確認しておくことです。

MVNOに問い合わせをするのもいいですが、必ずしもデビットカードが利用できるかどうか教えてくれるとは限りません。私の経験では、MVNOから明確な答えが得られないこともありました。

クレジットカード不要の格安SIMの歴史

クレジットカード不要の格安SIMの歴史は、なかなか興味深いです。クレジットカードが必要だったのが、不要になったこともあれば、逆にクレジットカードが不要だったのが、必要になったこともあります。

クレジットカード不要になった格安SIMといえば、楽天モバイルです。当初はクレジットカードかデビットカードが必要でしたが、2016年11月29日からは口座振替でも支払いができるようになりました。

もともとデビットカードが利用できたので、クレジットカード不要の格安SIMではありました。しかしそのデビットカードすら持っていなくても引き落としができるようになり、カード類が一切不要になったわけです。

UQ mobile、NifMo、ぷららモバイルLTEは、それぞれのサイトに、デビットカードで支払いができることを示唆する記述がひっそりと書き加えられ、クレジットカード不要の格安SIMであったことが発覚しました。

これらがもともと、クレジットカードなしで支払いができていたのかどうか、今となっては知る由もありません。しかしいずれにせよ、クレジットカード不要の格安SIMの選択肢が増えたことに変わりはありません。

このようなMVNO業界の流れに逆らうかのように、クレジットカード以外の支払い方法が廃止されてしまった格安SIMもあります。例えばIIJmioやインターリンクLTE SIMです。

かつてIIJmioは、クレジットカード以外にデビットカードでも支払いができるようになっていたことから、クレジットカード不要の格安SIMの数少ない選択肢の一つとして重宝されていました。

ところが関係者の話によると、デビットカードを受け入れたばかりに、残高不足による引き落とし不能などのトラブルが相次いだそうで、2015年12月24日からはデビットカードが利用できなくなりました。

インターリンクLTE SIMも、以前は口座振替で支払いができていましたが、やはり引き落とし不能などのトラブルが絶えなかったのか、2016年2月17日からは法人しか口座振替を選択できなくなりました。

こうして格安SIMの支払い方法は移り変わってきました。これからもそれぞれのMVNOの思惑や事情によっては、クレジットカード不要になったり、クレジットカード不要でなくなったりすることがあるでしょう。

今でこそクレジットカード不要の格安SIMであるものも、いつクレジットカードなしで支払いができなくなるとも限りません。それこそ明日にでも、デビットカードや口座振替などの受け付けが締め切られるかもしれません。

クレジットカード以外の支払い方法があるうちに、格安SIMの申し込みを済ませておきたいところです。そうすればこの先、もしクレジットカードが必須になっても、支払い方法を変更せずに済む可能性があります。

固定回線と併用でクレジットカード不要になる格安SIMも

本来はクレジットカードでしか支払いができないにもかかわらず、固定回線と併用することで、口座振替などでも支払いができるようになり、クレジットカード不要になる格安SIMがあります。

例えばJ:COM MOBILEとJ:COM NETを併用したり、QTモバイルとBBIQ光インターネットを併用したりすれば、特例として口座振替でも支払いができるようになります。

もともとクレジットカード不要である格安SIMにも、このような例はあります。すでにクレジットカードなしで支払いができるものでも、固定回線と併用することで、また違った方法で支払いができるようになるのです。

例えばmineoとeo光ネットを併用したり、BIGLOBEモバイルとBIOGLOBE光を併用したりすれば、プランを問わず口座振替でも支払いができるようになります。

いずれの場合も、あらかじめ固定回線の支払い方法を口座振替にしておけば、格安SIMと支払い方法が共有され、結果的に格安SIMの支払い方法も口座振替になるというわけです。

こうして格安SIMと固定回線を併用すると、格安SIMがクレジットカード不要になるだけでなく、セット割引が適用されて基本料金が安くなることもあるので、一石二鳥です。

ただしこれらを併用することには懸念もあります。もし他社のサービスに乗り換えたくなっても、支払い方法を共有していることや、セット割引が適用されていることが足かせになり、断然せざるを得なくなるかもしれません。

このようなメリットとデメリットをはかりに掛け、もともとクレジットカード不要である格安SIMを選ぶのか、それとも固定回線と併用することでクレジットカード不要になる格安SIMを選ぶのか、判断するようにしてください。

格安SIMをクレジットカードなしの未成年者が契約するには

未成年者は格安SIMの主な支払い方法であるクレジットカードが作りにくく、格安SIMの年齢制限にも引っ掛かりやすいので、どうしても格安SIMの選択肢が限られてしまいがちです。

実際のところここで紹介しているクレジットカード不要の格安SIMのうち、未成年でも契約できるものはほんの一部に限られます。それ以外は成人していなければ契約できません。

このようにクレジットカードなしでなおかつ未成年でも契約できる格安SIMは数が限られています。やはりクレジットカードがない上に成人でもないとなると、なかなか信用を得るのは難しいのでしょう。

しかしたとえ年齢制限や支払い方法の条件を満たす格安SIMがなくても、保護者名義で契約するという選択肢は残されています。つまり保護者が契約者となり、本人が利用者となるわけです。

保護者がクレジットカードを持ってさえいれば、本人が未成年だろうと、クレジットカードを持っていなかろうと、あらゆる格安SIMの中から好きなものを選べます。そういう意味では一番手っ取り早い方法です。

ただし将来的に保護者名義から本人名義に変更するつもりなら要注意です。格安SIMの中には名義変更ができないものもあるからです。あらかじめ利用規約などを確認しておくようにしてください。

SIMフリースマホをクレジットカードなしで購入するには

SIMフリースマホをクレジットカードなしで購入するには、デビットカードでも口座振替でも通常は一括払いをすることになります。しかし万単位のお金を引き落としで即時決済するのは大変です。どうすればいいのでしょうか。

まずはキャンペーンを狙いましょう。SIMとSIMフリースマホをセットにした格安スマホを対象に、値引き、キャッシュバック、ポイントバックなどのキャンペーンをMVNOが実施していることがあります。

それからこれは当たり前の話ですが、なるべく価格が安いSIMフリースマホを選ぶことです。価格が1万~2万円くらいなら、クレジットカードがなくて一括払いを強いられたとしても、大した負担にはなりません。

MVNOがそのような低価格のSIMフリースマホを取り扱っていなければ、格安スマホのセットはあきらめ、通販サイトや家電量販店などで低価格のSIMフリースマホを探すのもいいでしょう。

あるいはオークションサイトや白ロム販売店などで白ロムを探すというのも一つの手です。訳ありの商品が驚くほど安い価格で手に入ることもあります。

ちなみにクレジットカードなしで擬似的に分割払いをする方法もあります。キャッシングでお金を借り、SIMフリースマホを引き落としの一括払いで購入し、金融業者に借りたお金を分割返済していけばいいのです。

話が飛躍しているように思われるかもしれませんが、そうでもありません。クレジットカードの分割払いもキャッシングも、一時的に借金をしてそれに金利を上乗せして返済していくという点で大きな違いはありません。

SIMフリースマホの価格はせいぜい数万円なので、その分をキャッシングしたとしても金利は大した金額になりません。急いでSIMフリースマホを手に入れなければならないときにはキャッシングを検討してもいいと思います。

格安SIMの支払い方法はどれがいいか

格安SIMの支払い方法はいくつかありますが、それらにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ここでは他のことは抜きにして、格安SIMの支払い方法だけに焦点を当ててみたいと思います。

格安SIMの支払い方法で最も優れているといえるのは、間違いなくクレジットカードです。何しろクレジットカードで支払いができない格安SIMは、ほぼ皆無です。これさえあれば支払い方法に頭を悩ますことはありません。

クレジットカードにはさまざまなメリットがあります。例えばポイントがたまること、分割払いやリボルビング払いなどができること、請求から引き落としまでに猶予があることなどです。

デメリットといえば、審査が厳しいこと、ついお金を使い過ぎてしまいがちなこと、それから不正利用のリスクがあることくらいです。審査さえ乗り越えられれば、それほど深刻な問題はありません。

デビットカードやプリペイドカードも悪くありません。これらはクレジットカードよりも簡単に作れるにもかかわらず、クレジットカードと同じように、カード番号や有効期限などを入力するだけで決済ができます。

しかしデメリットも目立ちます。そもそもクレジットカード不要の格安SIMが少ないこと、分割払いやリボルビング払いなどができないこと、請求から引き落としまでに猶予がないことなどが挙げられます。

間口の広さという点では、口座振替にも見るべきところがあります。銀行口座さえあれば誰でも、クレジットカードなしで支払いができるのは大きいです。格安SIMの支払い方法としては、最も敷居が低いといえます。

デメリットは、決まった金融機関の口座しか指定できない場合があること、銀行口座からの引き落としのたびに手数料が掛かる場合があること、MVNOと書類のやりとりをしなければならない場合があることなどです。

格安SIMはVプリカで支払いができるか

格安SIMの多くはクレジットカードでしか支払いができませんが、その代わりにVプリカを登録すればクレジットカード不要なのでは、という疑問が浮かんできます。格安SIMはVプリカで支払いができるのでしょうか。

そもそもVプリカとは何なのか簡単に説明しておくと、ライフカードが発行しているウェブ専用のVisaプリペイドカードで、プリペイドカードでありながらクレジットカードのように決済ができる、変わった商品です。

18歳以上ならアカウントを開設できます。審査はありませんが、SMSか電話で認証をする必要があります。アカウント開設後に、ウェブかコンビニエンスストアでVプリカを購入すれば、決済ができるようになります。

Vプリカの年会費は無料です。ただしVプリカを利用せずに3カ月が経つと、月額125円(税込)の休眠カード維持費がVプリカの残高から引き落とされるようになります。Vプリカの残高を超えて引き落とされることはありません。

結論から言うと、このVプリカで支払いができる格安SIMは皆無です。Vプリカで支払いができない旨をサイトに明記しているMVNOも多く、もし明記されていなくてもVプリカで支払いができる可能性はありません。

なぜならVプリカはあくまでプリペイドカードなので、格安SIMに限らずどんなサービスでも、基本的に月額料金の支払いはできないのです。つまり格安SIM側ではなく、Vプリカ側に制約があるわけです。

将来的にVプリカの仕組みが抜本的に変更され、月額料金の支払いに対応でもしない限り、格安SIMの支払いはできません。しかしそれはプリペイドカードがプリペイドカードでなくなることを意味するので、望みは薄いです。

ちなみにプリペイドカードは、Vプリカ以外もいろいろあります。三井住友VISAプリペイド、Mastercardプリペイドカード、JCBプレモカード、dカード プリペイド、au PAY プリペイドカード、ソフトバンクカードなどです。

しかしこれらのプリペイドカードもごく一部の例外を除き、月額料金の支払いには対応していません。基本的にプリペイドカードは格安SIMのクレジットカード不要の支払い方法として利用できないと思ってください。

クレジットカード不要の格安SIMとしてのプリペイドSIM

現金で支払いができるプリペイドSIMも、クレジットカード不要の格安SIMといえなくはありません。格安SIMの代わりに、このプリペイドSIMを利用していくというのはどうでしょうか。

例えば月3GBでいくらになるのか考えると、プリペイドSIMは約3000~4000円で、格安SIMは1カ月目が約4000円、2カ月目以降が約1000円です。1カ月目はいい勝負でも、2カ月目からは大差がつきます。

いくら現金払いができるとはいえ、ただそれだけのために、プリペイドSIMに多くのお金を費やす価値があるとは思えません。よほどの理由がない限り、素直に格安SIMを選ぶべきです。

それにプリペイドSIMは使い勝手もいいとはいえません。継続的に利用していくには、いちいちパッケージを買い直したり、チャージをしたりしなければならず、手間が掛かります。

格安SIMのような機能性も望むべくもありません。高速通信のオンオフを切り替えたり、通信容量を繰り越したり、通信容量をシェアしたりできず、ただインターネットにつながるだけというものばかりです。

音声通話とSMSについても、プリペイドSIMではできないと考えて差し支えありません。外国人旅行者向けのものなら対応していることもありますが、国内在住者向けのものはほぼ非対応です。

サブ端末用ならそれでもいいかもしれませんが、メイン端末用としては無理があります。インターネットにつながっているだけでは満足できなければ、プリペイドSIMはあきらめた方がいいでしょう。

もう一つ問題があります。プリペイドSIMの多くはクレジットカードでしかチャージができないのです。クレジットカード不要の格安SIMのつもりで利用していても、結局はクレジットカードが必要になります。

コンビニエンスストアでチャージできるようなプリペイドSIMもありますが、それにしてもわざわざ店舗まで足を運ばなければなりませんし、そもそもチャージできる店が近所にあるとは限りません。

こうしたことを踏まえると、プリペイドSIMはクレジットカードがないときの選択肢としてはいまいちです。費用対効果が低く、使い勝手も悪く、できることにも限りがあり、その実用性には大いに疑問が残ります。

継続的に利用していくなら、デビットカードや口座振替の引き落としで支払いができる、クレジットカード不要の格安SIMを選ぶべきです。プリペイドSIMはあくまで短期間のつなぎとして考えた方がいいでしょう。

クレジットカードの審査に落ちる原因と対策

クレジットカードの審査が厳しいのはよく知られています。それではなぜ審査に落ちるのでしょうか。そしてどうすれば審査に通るのでしょうか。ここではクレジットカードの審査について考えてみます。

クレジットカード会社が最も重視しているのは、もちろん収入です。収入が少なければ少ないほど、引き落とし不能になるリスクは高くなるので、クレジットカード会社に敬遠され、審査に落ちやすくなります。

年収がそれなりにあったとしても、キャッシングやローンなどで借金を抱えていたり、定食に就いていなかったり、勤務期間が短かったりすると、経済状況が安定していないと見なされることがあります。

収入を増やせればそれでいいのですが、そう簡単ではありません。現実的にはクレジットカードのグレードを下げることを考えるべきです。ゴールドカードやプラチナカードなどではなく、一般カードを狙うのです。

ちなみに本人の収入が少なくても、家族カードなら作れることがありますが、家族カードは格安SIMの支払い方法として登録できない可能性があり、根本的な解決になるかというと微妙なところです。

すぐにでも格安SIMの申し込みがしたいからといって、短期間に何度もクレジットカードの申し込みをするのも、やめておきましょう。お金に困っているのではないかと疑われ、審査に落ちる可能性があります。

クレジットカードの申し込み情報は信用情報機関に登録され、半年にわたって保持されます。もし審査に落ちたら、少なくとも半年は冷却期間を置き、その間はクレジットカード不要の格安SIMで乗り切ってください。

過去に借金返済を滞らせるなどの金融事故を起こしたことがあると、その情報が信用情報機関に登録され、ブラックリストに載っている状態になり、審査に落ちる可能性が極めて高くなります。

こうなるとお手上げなので、しばらくはクレジットカードをあきらめるしかありません。デビットカードや口座振替の引き落としで支払いができる、クレジットカード不要の格安SIMの出番です。

逆にクレジットヒストリーがまったくないのも困りものです。その空白期間に何らかの金融事故を起こしていたのではないかと、クレジットカード会社にあらぬ疑いを掛けられる可能性があります。

このような状況に陥ってしまったら、少額のショッピングクレジットを組むなどして、クレジットカード会社に認められるようになるまで、地道にクレジットヒストリーを積み重ねていくしかありません。

格安SIM用デビットカードなら楽天銀行デビットカード

クレジットカードなしで格安SIMの申し込みをするために、デビットカードを作るなら、楽天銀行のキャッシュカードに、VisaデビットカードやJCBデビットカードの機能が付いた、楽天銀行デビットカードがいいでしょう。

楽天銀行デビットカードをおすすめする理由は、格安SIMの支払いに利用できないケースが少ないからです。私自身、楽天銀行デビットカードがいくつもの格安SIMの支払いに利用できることを、この目で確認してきました。

楽天銀行デビットカードには審査がありません。すぐにでもクレジットカード不要の格安SIMの申し込みをしたくて急いでいるときに、デビットカードの審査に落ち、時間を無駄にするような事態を避けられます。

楽天銀行の口座開設には審査がありますが、よほどのことがない限り、インターネット銀行の口座開設くらいで審査に落ちることは考えにくいので、それほど心配することはありません。

楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)、楽天銀行シルバーデビットカード(Visa)、楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)、楽天銀行デビットカード(Mastercard)、楽天銀行デビットカード(JCB)の中から選べます。

おすすめは、楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)、楽天銀行デビットカード(Mastercard)、楽天銀行デビットカード(JCB)です。いずれも年会費が永年無料で、ポイント還元率も1%とデビットカードにしては高めです。

格安SIM用クレジットカードなら楽天カード

クレジットカード不要の格安SIMに気に入るものがなければ、クレジットカードを作るしかありません。Visa、Mastercard、JCBあたりのものなら何でもいいのですが、ここでは楽天カードを紹介しておきます。

楽天カードといえばキャンペーンです。あるキャンペーンが終了したかと思ったら、すぐに次のキャンペーンが開始され、常に何らかのキャンペーンが実施されています。かつての楽天モバイルにも通じるものがありますね。

楽天カードによくあるキャンペーンは、入会特典の楽天ポイントが増額されるというものです。だいたい5000~7000ポイントくらいもらえることが多く、商戦期には1万ポイントくらいもらえることもあります。

楽天カードの年会費は、本カードも家族カードも永年無料です。ETCカードを追加すると年額550円(税込)が掛かりますが、クレジットカードだけなら維持費は1円たりとも掛かりません。これは助かりますね。

せっかく格安SIMでお金を節約しようとしているのに、クレジットカードの年会費でお金を浪費していては、本末転倒です。なるべく楽天カードのように、年会費が無料のクレジットカードを選びたいところです。

年会費が無料のクレジットカードにしてはポイントがたまりやすいのも、楽天カードの大きな特徴です。一般的なクレジットカードのポイント還元率はだいたい0.5%ですが、楽天カードのポイント還元率は1%です。

格安SIMの支払いにしか利用しなければポイントはほとんどたまらないので、ポイント還元率が0.5%だろうと1%だろうと大した違いはありません。それでもポイント還元率が高いに越したことはありません。

クレジットカード不要の格安SIMの番外編

誰でもスマホ

誰でもスマホはクレジットカード不要の格安SIMです。口座振替かコンビニエンスストアで支払いができます。クレジットカードでは支払いができないため、必然的にクレジットカード以外で支払いをすることになります。

口座振替の場合は、23日に引き落としが行われます。残高不足などで引き落としが行われなかった場合は、28日以降にSMSで通知される決済番号を用いて、月末までにコンビニエンスストアで支払いをすることになります。

コンビニエンスストアの場合は、請求金額がSMSで通知され次第、月末までに事前に選択したコンビニエンスストアで支払いをします。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートが選択できます。

なお口座振替の手続きが完了するまでには2カ月ほどかかるため、その間に発生する初期費用や基本料金などは口座振替では支払いができません。コンビニエンスストアで支払いをしてください。

基本料金が高いことが難点で、最も安い1GBプランですら月額3278円(税込)もします。最も高い25GBプランは月額5580円(税込)です。かけ放題がプランに含まれているとはいえ、割高であることは否めません。

トーンモバイル

トーンモバイルはクレジットカード不要の格安SIMです。支払い方法は原則としてクレジットカードのみですが、クレジットカードの代わりにデビットカードやプリペイドカードが利用できる可能性があります。

重要事項説明書によると、デビットカードやプリペイドカードはカード会社の認証結果によっては取り扱いができない場合があるとされています。この記述は逆に取り扱いができる場合もあるということを示唆しています。

トーンモバイルを運営するドリーム・トレイン・インターネットが、デビットカードやプリペイドカードの利用不可加盟店に含まれていなければ、そのデビットカードやプリペイドカードは利用できるかもしれません。

ドコモショップで申し込みができます。店員が重要事項説明書の内容を十分に把握していなければ、デビットカードやプリペイドカードを受け付けてもらえないこともあるかもしれませんが、そんなときは根拠を示してみてください。

基本料金は月額1100円(税込)、通信速度は最大3Mbps程度、通信容量は無制限(動画は1GBまで)、TONEファミリーオプションで端末の見守りができるなど、プランそのものにも見どころが多い格安SIMです。

gunma mobile

gunma mobileはクレジットカード不要の格安SIMです。格安SIMにしては珍しくコンビニエンスストア払いができます。クレジットカードなしで支払いができるばかりか、銀行口座なしでも支払いができるというわけです。

コンビニエンスストア払いを希望する場合は、申し込みの際に本人確認書類とは別に健康保険証も提示する必要があります。利用開始後に払込票が送付されるので、それをコンビニエンスストアに持参して支払いをすることになります。

クレジットカードなしで支払いができるのは助かりますが、喜ぶのは早いです。コンビニエンスストア払いをするには月額1100円(税込)もの決済手数料を負担しなければならないのです。110円(税込)ではなく1100円(税込)です。

MVNOにとってコンビニエンスストア払いを受け入れることのリスクが高いのは分かりますが、コンビニエンスストア払いのためだけに他の格安SIMが契約できてしまうくらいのお金を取られるのはばかばかしいです。

基本料金も高く、かといってこれといった付加価値があるわけでもなく、コンビニエンスストア払いができることくらいしか特徴らしい特徴がありません。あえてこの格安SIMにこだわる必要はないでしょう。

イプシム

イプシムはクレジットカード以外に、指定された銀行口座への振り込みでも支払いができる、クレジットカード不要の格安SIMです。振り込みの場合、初月の基本料金は無料になります。

振り込み先口座は住信SBIネット銀行、楽天銀行、ゆうちょ銀行です。振り込み手数料は自己負担です。これが長い目で見ると結構な金額になってくるので、決して軽視できません。

申し込みページで振り込みを選択し、申し込みをします。それから初回の料金の振り込みをします。初回は初期費用と基本料金2カ月分が請求されることになります。

MVNO側で振り込みの確認が完了すると、SIM発送予定日が通知され、それから1~2日ほどでSIMが発送されます。つまり申し込み完了後、最短4~5日ほどで手元に届くということです。

データ通信専用プランのみで、固定IPアドレスが付与されるという、どちらかといえば法人向けの格安SIMです。SIMフリースマホなどで普段遣いをするのにはあまり適していません。

固定IPアドレスから動的IPアドレスに変更し、単なる格安SIMとして利用していくこともできなくはありません。しかしそれができるのは2カ月目からで、手数料も掛かります。そこまでする必要があるのかは疑問です。

LinksMate

LinksMateはクレジットカード不要の格安SIMです。格安SIMとしては極めて珍しく、振り込みや現金で支払いができます。ただし振り込みや現金で支払いをすると手数料が高くつきます。

LinksMateの支払い方法はクレジットカードとLinksPointです。そして後者のLinksPointは銀行やコンビニエンスストアから振り込みや現金で購入できます。よってクレジットカードなしで支払いができるわけです。

LinksPointを銀行やコンビニエンスストアから振り込みや現金で購入すると、1万ポイント未満なら330円(税込)の手数料が発生し、1万ポイント以上なら3.3%の手数料が発生します。

初めてLinksPointを購入するときには送料などを含む1カ月目の料金に加え、2カ月目の料金も支払いができるだけの残高を購入しておく必要があります。つまり2カ月分の料金を前払いしなければなりません。

基本料金の安さはかなりのものですが、初期費用の高さが気になります。eSIMの場合はeSIM新規発行手数料を含めると3850円(税込)、物理SIMの場合は送料を含めると4400~5500円(税込)になります。

Tikimo SIM

Tikimo SIMは基本的にはクレジットカードが必要ですが、クレジットカード不要のプランとして年契約一括前払いコースが用意されており、ゆうちょ銀行かコンビニエンスストアでの振り込みで支払いができます。

この年契約一括前払いコースはドコモ回線のデータ通信専用プランで、音声通話対応プランやSMS対応プランはありません。プラン変更が1年ごとにしかできないなど、何かと制約が多いプランです。

ウェブ、ファクス、郵送で申し込みができます。申し込み完了後に送付される振り込み用紙をゆうちょ銀行かコンビニエンスストアに持参し、1年分の料金を一括で入金すると、入金確認後にSIMが届きます。

契約更新のたびにこの振り込みの手続きをしなければなりません。契約更新の時期が近づくと再び振り込み用紙が送付されるので、支払い期限までに入金を済ませてください。

現金さえあれば支払いができるという手軽さは評価に値します。クレジットカードも、デビットカードも、そして銀行口座すらも不要というのが、この格安SIMの存在意義だといえます。

エックスモバイル

エックスモバイルは口座振替でも支払いができる、クレジットカード不要の格安SIMです。0GBプランから20GBプランまですべてのプランが対象です。エックスモバイルをベースとしたHORIE MOBILEも対象です。

ただし支払い方法を口座振替にするには、550円(税込)の口座振替登録手数料と、月額330円(税込)の口座振替手数料を支払わなければなりません。しかも店舗まで足を運ぶ必要があります。

申し込みの流れとしては、まず最寄りの店舗を探して予約を入れておきます。クレジットカードがなければ本人名義のキャッシュカードを用意し、本人確認書類やMNP予約番号なども用意します。

店舗によってはその日のうちにSIMや端末を受け取れます。あとはSIMを端末に入れてAPNを設定するだけですぐ利用できるようになります。店舗で初期設定サポートが受けられることもあります。

クレジットカード不要の格安SIMなのはいいとして、他の部分には何かと欠点が目立ちます。例えば通信速度が切り替えられないことや通信容量が追加できないことなどが挙げられます。

そして何よりも口座振替に関する手数料がやたらと高いのには困ったものです。MVNOが口座振替を受け付けることにリスクがあるのは理解できますが、本当に手数料が必要なほどコストがかかっているのか疑問です。

インターリンクLTE SIM

インターリンクLTE SIMの支払い方法は、クレジットカードのみとされていますが、実際にはデビットカードも登録できることがあります。デビットカード発行元が、インターリンクの決済を拒否していないことが条件です。

これは個人として申し込みをする場合で、法人として申し込みをする場合は、クレジットカードとデビットカードに加え、NTT電話料金合算と口座振替でも支払いができます。

クレジットカードなしで申し込みをするなら、まずデビットカードを用意し、初回の支払いに必要な金額を、引き落とし口座に入金しておきます。基本料金が初月無料なので、必要なのは初期費用とSMS送信料金のみです。

支払いの準備が整ったら、申し込みページでメールアドレスを入力し、そのメールアドレスで受信したメールの案内に従って、申し込みを済ませます。それからだいたい7~10営業日ほどでSIMが発送されます。

このようにインターリンクLTE SIMはクレジットカード不要の格安SIMではあるものの、プランはデータ通信専用プランのみで、音声通話対応プランがなく、使い道が限られることは否めません。

固定IPアドレスが付与されることが大きな特徴ですが、それ故に基本料金が高めで、固定IPアドレスの通信環境を必要としないのであれば、ただ単に割高な格安SIMとして映ってしまうことでしょう。

@モバイルくん。

@モバイルくん。は、一部プランのみクレジットカード不要の格安SIMです。データSIMと音声通話SIMのうち、データSIMに限っては、クレジットカードだけでなく口座振替でも支払いができます。

ただしSIMと端末を同時購入する場合には、初期費用や基本料金などは口座振替で支払いができるものの、端末代金だけは口座振替ではなく振り込みで、それも分割払いではなく一括払いで支払いをしなければなりません。

支払い方法を口座振替にして申し込みをすると、口座振替依頼書が届くので、必要事項を記入して返送します。端末セットなら、同封されている銀行振り込み用紙で、端末代金の支払いも済ませておきます。

商品が届くまでには最短で1週間ほどかかります。支払い方法がクレジットカードなら、翌日発送、翌々日到着も可能ですが、今回はクレジットカードなしで格安SIMに乗り換えるのが目的なので、1週間待つしかありません。

@モバイルくん。のデータSIMは、基本料金が高めで、かといって付加価値が多いわけでもなく、クレジットカード不要の格安SIMであることを除けば、これといった特徴がないというのが正直なところです。

強いて言えば、口座振替でも支払い手数料が掛からないことは評価できます。その分、プランによっては他の格安SIMよりも割安になることがあるので、まったく利用価値がないわけではありません。

OCN モバイル ONE(~2023年6月26日)

OCN モバイル ONEはクレジットカード不要の格安SIMでした。クレジットカード以外に、デビットカードでも支払いができました。一時期は口座振替でも支払いができるようになっていました。

2023年6月26日をもって申し込み受け付けが終了したため、現在は申し込みができません。2023年7月1日からはOCN モバイル ONEの後継サービスとして、irumoというドコモの新プランの提供が開始されました。

TONE SIM (for iPhone)(~2021年11月30日)

TONE SIM (for iPhone)はクレジットカード不要の格安SIMでした。クレジットカード以外に、デビットカード、プリペイドカード、口座振替でも支払いができました。口座振替は店舗で申し込みをする場合のみ選択できました。

2021年10月27日をもって店舗での申し込み受け付けが終了し、2021年11月30日をもってウェブでの申し込み受け付けも終了したため、現在は申し込みができなくなっています。

J-mobile(~2019年ごろ)

J-mobileは、クレジットカード不要の格安SIMでした。スマホ音声プラン、スマホ050IP電話プラン、データ専用プランのいずれも、クレジットカード以外に口座振替でも支払いができるようになっていました。

ところが2019年ごろまでに、事前ならびに事後の告知もなくひっそりと、口座振替の受け付けが終了し、クレジットカードが必須になってしまいました。もはやクレジットカードなしでは支払いができません。

ぷららモバイルLTE(~2017年5月2日)

ぷららモバイルLTEは、デビットカードで支払いができる、クレジットカード不要の格安SIMでした。デビットカードが月額料金の支払いに対応しており、なおかつNTTぷららの決済が拒否されていなければ、それが利用できました。

しかしこのぷららモバイルLTEは、2017年5月2日をもって受け付け終了、2017年11月30日をもってサービス終了となりました。数少ないクレジットカード不要の格安SIMの一つとして重宝されていただけに、惜しまれます。

IIJmio(~2015年12月23日)

IIJmioは今でこそクレジットカードが必須になっています。しかしかつてはクレジットカードの代わりにデビットカードが利用できる、クレジットカード不要の格安SIMとして知られていました。

この方針が転換されたのは2015年12月23日のことです。この日をもって申し込み時にデビットカードを登録できなくなり、クレジットカードなしでは申し込みができなくなってしまいました。

迷ったらLINEMO

迷ったらLINEMOです。月額990円(税込)の安価なプランで維持費が抑えられます。ソフトバンクと同等の回線が利用できることも見逃せません。費用対効果に優れた格安SIMです。

LINEMO